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2015年11月30日 (月)

Le château de Monte-Cristo (モンテ=クリスト城)

10/10~16の5泊7日で個人旅行でフランス一人旅に行ってきました。

いつもならすぐに旅行記をUPするところですが、何かもう全く気力がなく、ただこれだけはどうしてもUPしておきたかったので、力を振り絞って書きます。

なぜなら、こここそが私の最大の旅の目的と言ってよく、また困難極めたこの旅の中で最大の難関だったともいえる場所だからです。

それはタイトル通り、あの私がこよなく愛するアレクサンドル・デュマの邸宅だったモンテ=クリスト城です。

まずこの城についての情報はこのお城のサイトしかありません。(仏・英表記)『地球の歩き方』にも載ってない。

http://www.chateau-monte-cristo.com/main/en/

ここの情報が全てでした。城へのアクセスを見ると、サン・ジェルマン・アン・レーからLes Lampes方面行きの10番線のバスに乗り、Avenue Kennedyで下車し、そこから歩くように指示されています。事前にバスを調べて行ったのですが、10番線のバスにはLes Lampesというバス停はあってもAvenue Kennedyというバス停はありません。

http://www.transdev-idf.com/horaire-ligne-10-entre_seine_et_foret_012?j=12-10-2015

地下鉄と違って、バスに乗ること自体、ものすごくハードルが高いのです。もうどれだけこの城行きが高難度で無茶な暴挙と言っていいくらいのものだったかおわかりかと思います。でもひたすらデュマ作品への情熱が私を動かしたのです。

とりあえず、RERに乗って、サン・ジェルマン・アン・レーまで行きました。RERの終点だし、行けばバスターミナルみたいなところが隣接しているのかな?と思っていました。しかし実際駅についてみるとバスに関する表示が全くありません。どの出口に出ていいのかさっぱりわかりません。何とか構内で周辺地図を見つけてスマホで写真を撮りましたが、やっぱり今一つわかりません。とにかくどこか出口に出れば何とかわかるか?と思い、出口の1つに向かいましたが、やっぱり不安になったので、そこにいるおじさんたちにたどたどしい仏語で「モンテ=クリスト城に行きたいので、バスに乗りたいんだけど・・・」と話してみるも、「わからないから、あっちにある案内所で聞いてきなさい」と言われ、来た道を戻って、案内所へ向かいました。

案内所のお姉さんは仏語しか話せず、とにかく10番線のバスに乗りたいことをたどたどしい仏語で訴えました。そしたら、「10番線のバスはこの出口から出たらある」と教えてくれて、そこからサン・ジェルマン・アン・レー駅を脱出しました。

しかし、地上に出てみるもバスターミナルもなければバス停さえもありませんでしたsweat01「でもバス停あるって言ったし・・・sweat02」と不安に駆られながら、周囲を歩き、バス停を探すことに・・・sweat02。そうしたら、サン・ジェルマン・アン・レー城の脇にバス停があるのが見えました。

「ここか!」と思って、駆け寄ると、確かにそこから目的地行きのバスが出ていることが判明しました。バス停はRER駅からかなり離れています・・・・・城の入口越えましたから・・・sweat02

まあとにかくお目当てのバスがそこで乗れることに先ずは安心しました。

今度はそのバスがやってきたので、念には念を入れて運転手さんにまたたどたどしい仏語で「モンテ=クリスト城に行きたいんだけど・・・」と言い、バス停の確認をしました。運転手さんはモンテ=クリスト城自体をわかっていないみたいで、私が持っていたバス路線図が車内にもあって、「ほら、この通り、ここで降りろ」とLes Lampesを指示されたのでした。それで、とにかくそこで降りてみるしかないとそのままバスに乗り、とりあえずLes Lampesで下車しました。

ところが、そこは何にもなかったのですcoldsweats02。ええ、城の表示板すらどこにもありませんでした・・・sweat02。バス停付近を歩いてみるも歩いている人もいないような道路・・・sweat02まさに放り出された状態・・・sweat02。でもここまで来て行けないなんて考えたくもありませんsweat01

道路をうろうろしていたら、バス停におじいさんが座っているのを見つけました。もうこの人に聞くしかないと思い、わらをもすがる思いで、またたどたどしい仏語で話しかけました。あまりにたどたどしくて、聞き取れなかったようで、逆に「英語はできるか?」と聞かれてしまいました。ああ、まさか英語ができる人だったとは(T▽T)!!!「少し」と答え、「モンテ=クリスト城に行きたいんだ」と言って、持っていたサイトの打ち出し用紙を手渡しました。おじいさんは「う~ん」と唸った後、「入口は2つあるが、1つは開いているかどうかわからない。だから確実な方法を教える。ここ(バスの進行方向)をしばらくまっすぐ進め。そうするとロータリーが見えてくる。その左側に城の表示板がある。そしたらそこを左に曲がって、下にずっと下って行け。そうしたら城が見えてくるはずだ。わかったか。繰り返すぞ」とおじいさんは何度も説明してくれ、「わかったか、言ってみろ」と私の理解度チェックをしてくれたほど。5回くらい繰り返し説明してくれました。この奇跡のようなおじいさんがいなければ私はどうなっていたでしょう?まさに神様の思し召しのような存在でしたhappy02。おじいさんにお礼を言い、おじいさんの言った通りに歩いて行きました。

ただ、進む道は本当に人一人通っていない道路で、もはや途中で道を尋ねることができる人さえいない状態・・・sweat02

ここで、はたと気が付いたのがスマホの存在です!こういう時こそのスマホじゃないかとGoogle Mapを起動させ、現在の自分の位置を確認し、本当におじいさんが言っていたロータリーがあるのかを探しました。そしたらあったんです!それがわかったら、俄然元気が出てきましたhappy02!!!バスの進行方向を道なりにどんどん進み(バス停を更に3つ分くらい進みました)、その後確かにロータリーが右手に見え、その左手に確かに城の表示板が出ていました!おじいさんが教えてくれた通り、そこを左に曲がって、どんどん下に道なりに降りて行きました。Google Map上も私が確実に城に向かっていることを示しています。そしてとうとう城の表示が出ている駐車場が見えてきました!

「ここだ~(≧∇≦)!!!!!」と喜んだのもつかの間、どうも入っていくところが閉まっているように見えます。「えっ、一体どこから入るのcoldsweats02coldsweats02coldsweats02???」とまた不安になり、今度は駐車場にいたおじさんに聞こうとしましたが、駐車場の管理に忙しく、聞く間を与えてくれませんsweat01。仕方がないので、とりあえず入口と思われる方に歩いて行ったら、よく見たら、隙間があって、何とそこからちゃんとはいれたのでしたcoldsweats01。めでたしめでたし・・・coldsweats01

P1060162

入口の表示板

P1060161

この扉が入口を塞いでいるように見えたのでした(苦笑)

で、ここを突っ切って、まっすぐ進んでいくと受付小屋のようなものが見えてきました。この時すでに11:30。午前は12:30で終了なので、1時間しかありません。

中に入って、「切符・・・」と言ったら、案の定「もう1時間しかないから、午後に出直したらどうですか?」と言われたのですが、この日は最終日の10/15で、出直している暇などなかったので、「いえ、1時間で見てきます!」と言って、切符(6ユーロ)を買い、そのまま城に直行しました。

ところがこの券売所から城までがまた5分くらいかかるんです(苦笑)。とにかくすべてが遠かった・・・sweat01速足でどんどん前進して行きました。

途中こんな洞窟仕様の通路が・・・

P1060159

ここをくぐって、しばらくすると城が見えてきた時にはもう感極まって、叫びたくなりましたhappy02

P1060130

じゃ~ん!!!!!とうとうやってきました~~~っ、モンテ=クリスト城~~~っ!!!!!!!!!!happy02happy02happy02happy02happy02

まさか本当に自分がここに来れたとは・・・happy02という感じでした。本当に恐るべし、デュマ作品愛って感じです・・・・・coldsweats01

但し、この城、内部撮影禁止なんです。なので、写真は外観のみしかありません。中は1階と2階のみが見学可で、2階に「エデの間ですか?」というようなイスラミックで、ゴージャスな部屋がありました。こんな部屋まで作っていたとはデュマ・・・sweat02って思いましたよ。本当にどれだけ儲けていたのやら・・・coldsweats01内部については上記の城のサイトに内部動画がありますので、そちらをご覧くださいませ。

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サイドから見た城。

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別サイド

P1060135

別サイド

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正面側

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で、モンテ=クリスト城の向かいにデュマが執筆に使用していた離れの屋敷、その名も「イフ城」がこのように建っているのでした!!!!!

イフ城からはこのようにモンテ=クリスト城が見えます。デュマもこのように城を眺めながら執筆していたようです。但し、イフ城は内部撮影どころか内部見学できません・・・sweat02sweat02sweat02

P1060138

イフ城側から見たモンテ=クリスト城。

P1060141

イフ城の入口側

実はこのイフ城にはデュマの作品の名前や登場人物の名前が書きこまれているんです!で、何よりも私を感動させたのはこれですhappy02happy02happy02happy02happy02

P1060142

何でこの二人が隣り合わせかな・・・・・(笑)ちなみに『或医者の回想』シリーズからはこの二人の名前しか見当たりませんでした。アンドレ、すごいよhappy02happy02happy02!!!!!

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こ~んな感じに色々書かれていたんです。

P1060147

もちろんこれはありました(笑)

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ここに「うぉ~ッ!!!!!!!!!」というもの発見happy02 わかります???

P1060154_2

じゃ~ん、『四十五人』とアトス、ポルトスと見えますhappy02。多分この下にアラミスと書かれていたんでしょう、欄干に隠れて見えなかったけど・・・weep

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P1060156

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この通り、手当たり次第写真を撮ってきたのですが、どうしてもどうしてもダルタニャンだけは見つけられなかったんです~~~っcryingcryingcrying元々ないのか、探せないところにあったのかはわかりませんが、ダルタニャンラブな私にとっては残念無念でした・・・・・cryingcryingcrying

P1060158

イフ城の裏側。妙に地味・・・・・

こうして城2つを興奮しながら満喫して、入口に戻ったのでした。

途中にあった野外劇場跡

P1060160

ここでデュマのお芝居とかやったのかなあ?

で、券売所に戻ったのが12:20。そこでトイレに行きたくなったので、「トイレは?」と聞くと何と城の近くにしかないと言うではありませんかcoldsweats02!ぎぇぇぇぇぇぇ~~~っと驚く私に係員の女の人は「まだ10分あるから行ってこい」と言ってくれ、猛ダッシュで城に戻り、脇にあったトイレに駆け込み、また猛ダッシュで券売所に戻りました・・・il||li _| ̄|○ il||li

ぜ~は~言っている私に「そんなに急がなくてもよかったのに・・・coldsweats01」と苦笑する係員の女性・・・・・いや、閉じ込められたら怖いので、急ぐってsweat01sweat01sweat01!!!!!

と言う訳で、この旅行中最大の難関だったモンテ=クリスト城に何とか辿り着き、見学してくることができたのでした。いやいや、あのバス停のおじいさん、本当にありがとう~~~っhappy02happy02happy02happy02happy02!!!!!!!!!!!!!あのおじいさんがいなかったら、私、ここに辿り着けなかったよ~~~っ!!!!!!おじいさんに大感謝ですheart04heart04heart04

そして帰りは来た道をそのまま安心して戻ればよかったので、短時間で最寄りのバス停まで辿り着くことができ、無事サン・ジェルマン・アン・レーまで戻ることができたのでした。

本当に大冒険でした・・・・・coldsweats01

もし、モンテ=クリスト城に行ってみたいと思った方がいらしたら、ぜひこれを参考になさってくださいませ。

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