2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
フォト

« 2012年11月 | トップページ | 2013年1月 »

2012年12月28日 (金)

『シャルニー伯爵夫人』の3巻に着手しました!

今日はもう1つの趣味(?)coldsweats01をちょっと片づけ、いよいよ『シャルニー伯爵夫人』の3巻に着手しました!3巻になって、また文字の大きさが変わってしまい、行間が狭くなったこともあり、かなり読みにくいです。

しか~し、もう1章からすごい驚きな展開になっていて、引き込まれてしまいましたcoldsweats02!ってか2巻の最後でオリヴィエとビヨが顔見知りだったことが判明したってところで終わっていたので、どうなるの?って気になっていたのは言うまでもないんですが、3巻1章で明らかになった内容はシャルニー家とビヨ家の関係でしたcoldsweats02!!もうそんな関係だったとは~coldsweats02!!って感じです・・・sweat01という訳で1章はほとんどのページを訳している状態です。(形容的な文章だけを排除したって感じ。)

いやいや、こういう状態がずっと続くとブログにUPは章ごとになっちゃうし、何よりもtwitterへの書き込みが大変なので(あらすじ書くのに結構時間かかっているんです。)、それは避けたいと思っているんですが、実はここだけは全ページ翻訳するよ!と決めている章があります。それは4巻なんですけどね。まだ先なので、3巻はどうなるかわかりません・・・アンドレ&オリヴィエネタになったら多分記述は長いかと・・・sweat01

年末年始で時間があまり取れないので(家事手伝いしなきゃならないから)、多分毎日1章が精一杯かなと思っています。3巻は1月内に読了目標ってことで、がんばりますhappy01

2012年12月25日 (火)

Merry Christmas♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪!

いや、別にクリスチャンでもなんでもないんですが・・・coldsweats01

今ちょっとイラ~っとすることがあって(母に対してsweat02)、気が収まらないので、気を紛らわせようとちょっと片づけをしていたら、思わず昔の写真を見てしまい、「ぎゃっ、若~っsweat01!!」って感じでした。そして写り的に良いのは明らかに美容院を変えてからだということがわかり、髪型って大切だなって痛感しました。基本南国系の写真は写りがいいのですが、中でも一番良かったのはシンガポールのラッフルズホテルでのガラディナーの時って気がしました。私が今見た写真の中で最も若かったわけではないけれど、確実に美容院を変えた後の写真だったし、その中では若い時の写真だし、この時行きの飛行機がビジネスクラスにアップグレードされたということもあり、余計に楽しかったのかもcoldsweats01?そしてガラディナー的にはその後から見てもこれが一番充実してよかったしhappy02

外国ってクリスマスツリーを十二夜まで飾るじゃないですか。人の入っていないクリスマスツリー写真はないか探してみたのですが、唯一あったのはこれでした。

Img_0001

これはイタリアのフェラーラの大聖堂前です。この時の旅行を最後にヨーロッパに行かなくなっちゃいましたね・・・なぜか打ち止め状態に・・・多分私の観劇熱が高まって、そっちの費用工面がかさばってしまうようになったからと推察しますcoldsweats01

Img_2

プリンターが新しくなって、画像スキャンができるようになったのって本当に楽ですね~!という訳で(?)ちょっと斜めっていますが、これは昔のVOGUEのクリスマスナンバーの表紙画です。クリスマスの雰囲気高めてみましたcoldsweats01

明日にはクリスマスマト&クレンデ、片付けなきゃ・・・sweat01日本は今日が終わるとがらりとお正月モードに切り替わりますものね・・・sweat02

2012年12月24日 (月)

何だか知らないけど戻りました・・・

ブログの障害、多分『シャルニー伯爵夫人』の2巻のネタバレ記事の所為ではないかと思い、その2が普通表示で出たので、その1の方をコピペして再UP(時間調整せず、リアルタイムで)したら、普通に表示されたので、最初にUPした記事を削除しました。そしたら、何だかよく分からないのですが元に戻りました・・・本当にPCに詳しくないからこういう障害困るのよねえ・・・でもとりあえず戻ってよかったです。

『シャルニー伯爵夫人』英訳版2巻読了\(≧▽≦)/!その2【ネタバレ注意】

32章『逃げろ!逃げろ!逃げろ!』:

ミラボーは死を目前とした最後の苦しみの中にいた。見舞客が記帳にくるが、宮廷からの使者はあいかわらず来ない。ジルベールはミラボーの痛みを和らげようと例の小瓶の液体を飲ませようとする。以前ジルベールからこの液体を与えられたミラボーは中身を分析していて、それがインド大麻から作られたものだと知っていた。ミラボーは42年の生涯を振り返り、最後まで王妃への非難を続けていた。そして自分がやってきたことが認められないことを嘆いた。ジルベールは約束通りずっとミラボーの側につきっきりだった。ミラボーは苦しみながらも書き物を所望した。そして羽ペンを取り、ハムレットのように「死ぬため、生きるため」と書き、更に最後のけいれんが襲ってきた手で「逃げろ!逃げろ!逃げろ!」と書き記す。文字はようやく判読できるもので、もはや自分の名前を署名する力は残っていなかった。そして最後にジルベールに腕を伸ばし「彼女に!」とささやいて死んでいった。ジルベールはミラボーの死を確認し、人々に告知をした。そしてミラボーの額に最後のキスをした後、ミラボーが書いた書面を折りたたみ、胸ポケットにしまった。その書面の行く先は彼だけが知っていた。ジルベールがミラボーの部屋を出た時に通りから大きなどよめきが挙がった。ミラボーの死の噂は広がり始めていた。やがてジルベールが呼んだ彫刻家がやってきた。偉大なる演説者を後世まで残すための彫像を作らせるために。ミラボーは人生と晴れ晴れとした夢で満たされたまどろみの中で眠っているかのように見えた。

************************************

ミラボーの死はジルベールにとって相当衝撃だったと思われます。懸命に処置あたるジルベールはもうかつてのジルベールの面影もなく、延命に尽力する医者と感じました。二人の会話は結構泣かせました。命尽きるその瞬間まで王妃のことを思っていたミラボーの死を看取って、ジルベールがこの後どう動くのかが気になります。

33章『葬式』:

ミラボーの死はパリ中に広まった。その死は国民議会でも通達され、ミラボーの遺体は聖ジュヌヴィエーヴ教会に建てられたパンテオンの中に埋葬されることになった。国民議会はパンテオンに埋葬される人についての法令を出し、ミラボーがそれに該当することを認めた。パンテオンへの埋葬に関する法令はその後時代と共に変化していった。ミラボーの葬列は盛大で政府関係者や国民議会の議員だけではなく、ラファイエット率いる近衛兵及び100万人以上の人々が参加した。しかしその中に王妃が送った人はいなかった。誰もが参加したこの葬列に参加していなかった者がいた。ペティヨンだった。彼は次の日に友人からその欠席を非難されたが、彼はミラボーの手による反革命の陰謀計画を読んでいたと言った。ありとあらゆる粛清が行われて、死者さえも全滅させられた後、議会はミラボーの名誉を取り消し、遺体をパンテオンから罪人用の共用墓地に移した。ミラボーの墓は十字架も墓石も墓碑もなく、50年以上知られないままだった。のちにシャルル・ノディエがその場所を教えてくれた。ミラボーの名前は単に墓碑銘に、半身像は飾りとして、唯一の裁判官となる未来と共に残された。

34章『使者』:

4月2日の朝、ミラボーが最後の呼吸をした1時間かそこら前に海軍将校の制服を着た男がテュイルリーに向かっていた。そして召使が使用している小さな階段を使い、国王の私室につながっている廊下を進んでいった。従僕が彼に気付き、ほとんど喜びに近い驚きの声を挙げた。男は唇に指をあてて、黙らせ、国王と面会できるか尋ねる。国王はラファイエットと会っているが、もうすぐラファイエットは退出するだろうという。国王の部屋からベルが聞こえ、もし本当に国王一人なら面会させてほしい旨を伝える。国王は一人だった。そして男を待ちわびていた。男はシャルニー伯爵だった。伯爵は一昨日の夜に国王の命令を受け取り、昨日の朝3時ににモンメディを出発して、今日到着したという。しかも伯爵は駅馬車を使ってきた。そのために到着が遅れた。これには訳があって、国王一家の移住計画の下見をするためだった。どの道に何があるかを確認し、どこをどう行けばどれくらいの時間がかかるかなどを詳細に調べるために。国王は伯爵に叔母二人のローマ行きについての話を聞かせる。この事件は国王一家の逃亡や王太子の逃亡、また財産を運び去るのではないかという憶測を生んだ。叔母たちの馬車は何度も止められ、国王は議会に彼女らが旅行を続けられるように許可を求めた。議会はまさにそのことを議論していたところで、二人の叔母は許可が得られたものの、今後の移住は認められない法が準備された。それは以前ミラボーの演説により拒絶された法だった。ミラボー亡き後、状況が変わっていた。国王は今の状況について語り始めた。王党派の50名がテュイルリーに集まったところ、国王を運び去るための陰謀だと騒ぎになった。そしてラファイエットが剣を手にして、銃剣で威嚇しながら、彼らを逮捕し、彼らから武器を奪った「シュヴァリエ・デュ・ポワナールの日」について、そして毎年出掛けているサン・クルー行きを1400人もの人々に阻止されたことについて。これに対しラファイエットは何もしなかったのかと尋ねる伯爵に国王は彼は警報を鳴らして、赤旗を求めに市役所に走り、国王夫妻のサン・クルー行きを国家の非常事態と煽っていた状態だったことを話す。国王からお金を受け取っていたダントンも役には立たず、ミラボーが死んだ今、国王一家は四面楚歌状態であった。国王と伯爵は国王のメスへの移住計画についてブイエ侯爵の意見やシャルニー伯爵の調査結果などを踏まえ、地図を広げて、その使用ルートや軍の派遣体制などの詳細を語り合う。そして国王は安全に移動できることを確信し、安心する。また国王は伯爵にブイエ侯爵に送った1億のお金について尋ねた。そのお金はアシニア紙幣だったので、金融市場によって左右され、割引されてしまう。そのため忠実な臣下がそのお金を割引なしで準備した旨を告げる。国王はブイエ侯爵に与えた10万クラウンのために未来を危うくするかもしれないその忠実な臣下の名前を尋ねる。伯爵はその臣下は金持ちだし、その功績も要求しないし、この奉仕を単独の条件としているので、名前を伏せておくことを告げる。

「それではあなたは彼を知っているのですか?」

「はい、存じております、陛下」。

国王は自分の指から金の指輪を取り外した。それは彼の父親が亡くなった時にその遺体から取り外したもので、自分にとっては最高級のダイヤモンドよりも大切なものであり、それを自分の名においてその忠実な臣下に与えるようにいう。伯爵の目から涙があふれ、片膝を跪いて、その指輪を国王から受け取った。その瞬間、案内もなくドアが開いた。国王は素早く振り返った。それは大変な無礼行為とみなされるものだったからである。しかし、それは王妃だった。彼女は青ざめて、手に紙を持っていた。そして国王に跪き、指輪にキスをし、自分にはめているシャルニー伯爵を見て、驚きの声を挙げて、その紙を落とした。伯爵の到着を知らなかった王妃の悲しみを見てとった伯爵は自分は今到着したばかりで国王に拝謁の許可をもらっていたところだったと告げる。国王は王妃が落とした紙を拾って読むが、「逃げろ!逃げろ!逃げろ!」の3語だけが書かれていたその内容を理解できなかった。これはどういう意味かと国王は王妃に尋ねる。王妃はミラボーが亡くなる10分前に自分たちに遺した助言である旨を告げる。国王はちょうどその時期がやってきていることを王妃に伝え、伯爵に王妃の部屋に行って、すべてを話すように伝える。王妃はこれ以上とどまっていては彼女の心の中の相反する感情を隠すことができないと感じて、慌ただしく退出した。伯爵も国王に挨拶をして、王妃の後を追った。

************************************

何と、シャルニー伯爵(オリヴィエ)は自分の財産を擲っていたのでした!これ、まさにフェルゼンですよ!!この作品ではオリヴィエがフェルゼンの役割を担っているんですよね。フェルゼンは外国人だったけど、オリヴィエはフランス人ですから、国王への忠誠度が高いのです。しかし、二人が広げていた地図のルートはすでにギャマン親方がバルサモに話してしまっているので、多分筒抜け・・・ああ、なんてこと・・・

35章『約束』:

王妃は自分の私室に戻り、ソファに座り、シャルニーにドアを閉めるように合図した。部屋には人けがなかった。それはジルベールが人けのないところで話がしたいという特権を求め、何が起こったかとミラボーの遺言を話した後だったためだった。王妃はこらえきれきれなくなり、むせび泣き始めた。その悲しみはあまりにも深かったために伯爵に彼の情熱の名残りを呼び起こさせた。彼は今自分の心の情熱のすべてをもってアンドレを愛していることを自覚していた。しかし、彼の魂の哀れみのすべてで王妃を愛していた。彼は王妃に心を痛めていた。そして過去の情事のすべてが彼の重荷になった。彼はそれを言い訳できるほど強くはなかった。彼は王妃の愛の深さを知り、後悔の涙と慰めの言葉を発することを避けられなかった。しかしながら、王妃のむせび泣きと混じった非難と非難し返すことが彼女の唇に現れた時に彼は彼女の情熱の暴政と絶対的な意志、彼女のやさしい感情と情熱の結果がいつも入り混じった王家の絶対的権力を思い出し、この暴政に対し体をまっすくにし、この絶対的権力に対して武装し、この意志に対して戦おうとした。彼は心の中でアンドレと王妃の顔を比べていた。彼は愛情、嫉妬、うぬぼれの光をいつも浴びせる準備ができているこの情熱的な王妃よりも彼がすべて氷のようだと信じていたアンドレを好ましく思った。王妃は何も話さず泣き続けた。彼女が伯爵と会ってから1年以上が過ぎていた。伯爵は国王との間に取り交わされた約束を忠実に守り、この間中ほとんどの人からその身を隠していた。2~3年前の間彼女と密接な関係があった人の幸せと所在について全く知らなかったことで、王妃は両方の心を壊すことなく、片方から片方の心を離すことは不可能だと思っていた。伯爵は王妃に行き先を告げずに去った。それは唯一の慰めでもあった。彼女は彼が国王の臣下であり、彼が国王のために働くことは自分のために働いていることでもある、そして彼が自分を忘れたいと思っていても、自分のことを考えさせることになると思っていた。予期せず彼に再会し、彼が突然出発を告げた日とほとんど同じ場所で彼が帰還して、国王と一緒にいるところを見つけて、伯爵の不在中彼女の魂を苛んでいたすべての悲しみが、彼女の心を苦しめていたすべての考えが、彼女の眼を燃やしていたすべての涙が大洪水となって彼女を襲い、頬に溢れ、彼女が消え去ることを信じていた激しい苦痛のすべてと彼女が過去に追いやろうとしていた悲しみのすべてで彼女の胸を溢れさせた。彼女は何も話さず泣いていた。喜びからか?悲しみからか?多分その両方から。あらゆる力強い感情が涙という形に現れた。伯爵は敬意よりも愛情で王妃に近づき、彼女の顔を覆っていた手の片方を引き寄せ、キスをした。

「マダム、私があなたの元を去った日以来、私はあなたのために忙しかった時間がなかったことを光栄にまた誇りに思います。」

「おお、シャルニー、あなたが私のために忙しくなかったかもしれないでしょうけど、私のことをたくさん考えてくれた時間はあったでしょう。」

「マダム、私は大変重要な責任を課せられていたのです。この責任には私が任務を達成するまで完全な沈黙が課せられていました。まさに今日これが達成できたのです。だから今日、私は再びあなたにお目にかかれた。あなたとお話することができた。そういう次第で私は今日まで手紙を書くことさえもできなかったのです。」

「あなたは忠誠心の素晴らしい見本ですね、オリヴィエ」悲嘆に暮れて王妃が言った。「でも私は1つ残念に思いますよ。あなたは単にもう1つの感情を犠牲にしてこれをすることができたのです。」

「マダム、お許しください。私は国王陛下の許可をいただいてあなたにあなた方の安全のために何をしたかをお話しているのです。」

「おお、シャルニー、あなたはもっと急いで私に言うことはないのですか?」

王妃は伯爵の手をやさしく握りしめ、かつて彼がその人生を彼女に捧げさせたような表情を見せた。彼は今でも人生を彼女のための生贄に捧げる準備があった。しかしたぶんそれは彼女の欲望に対して捧げられるものではなかった。王妃は伯爵をじっと見て、彼の身なりが礼儀作法に則って、完璧に整えられていることに気が付いた。気難し屋の王妃の目から見ても非の打ちどころがなかった。それは王妃に新たな不満を抱かせた。つまり王妃は伯爵がアンドレの家に行って身支度をしてきたと思い込んだのである。その質問をした時に王妃の声に躊躇と悲嘆が見られたので、伯爵は彼女の苦しみを哀れに思った。

「私は出発の前にシャルニー夫人の家は私の物ではないということをお話したかと存じます。私は弟のイシドール子爵の部屋に行って着替えてきたのです。」

王妃は悦びの声を挙げ、跪き、伯爵の手にキスをした。同じ速さで伯爵は王妃を腕に抱き、彼女を立ちあがらせて、言った。

「おお、マダム、あなたは何をなさっているのです?」

「ありがとう、オリヴィエ」

彼女がとても穏やかな声で言ったので、伯爵は自分の目から涙が溢れてくるのを感じた。

「私に感謝?何のためです?」

「あなたがそれを聞くの?あなたが与えてくれたのよ。あなたが出発してから持ちえたたった一つの完全な喜びの瞬間を!これが分別のない愚かな嫉妬だとわかっているわ。だけど価値のある哀れみなのよ。あなただって昔嫉妬したはずよ。今では忘れてしまっていることでしょうけど。あなた方は嫉妬し、ライバルと生きるか死ぬかの闘いができて喜びを感じた。だけど女は泣くしかできない。涙がどんなに役に立たず、危険なものかわかっていても。私たちを引きつける代わりに遠くに追いやってしまった私たちの涙を私たちは十分わかっているはすよ。これは愛のめまいなの。地の底のように見えるわ。ずっと遠くに去っていく代わりにそこに追い込むの。もう一度言うわ、オリヴィエ、ありがとう。私はうれしいの。だからもう泣いていないわ。」

王妃は笑おうとつとめた。しかし楽しみ方を忘れたように、彼女の笑いはとても悲嘆に暮れていたので、伯爵はぎょっとした。王妃は手を握り締めて言った。

「おお主よ!彼が私の悲しみを理解した日に彼が私を愛することを止める力を全く持たなかったことに感謝します」

伯爵は自分が下り坂にいる気がした。彼は心の平静を保つことができなくなっていた。

「マダム、あたなはこの長い不在の果実の収穫をすることをお許しくださらないのですか?私があなたのためにしたことでとても幸せになっていることを説明することを」

「あまりにも長く自分が王妃であることを忘れてしまってはいけませんね。お話しください、大使殿。王妃として聞きますから。」

伯爵は彼女にすべてを話した。彼が話し終えた時に彼女は言った。

「あなたは私を救うことでとても幸せになるのね?」

「それは私の大望の夢です。成功したら私の人生の栄光となるでしょう」

「それは単にあなたの愛の恩返しと思って、もっと喜びべきでしょうね。あなたは熱心にフランスの国王、王妃、王太子を救う仕事を独力で成し遂げようとしているでしょう?」

「あなたの承認をお待ちしますが、私の存在はこの最後まで捧げるつもりです。」

「わかりました。この献身はあらゆる外的なかかわりから自由になるべきです。私の夫と子供たちは図々しくその手を伸ばしてはこない手で救われ、私たちが一緒に旅行をすることになる道で滑り落ちたとしてもその手で支えられるべきです。彼らの命と私の命をあなたに託します。では今度はあなたの番よ。私を哀れと思ってくれる?」

「あなたを哀れむですって?」

「そう、私が心にすべての力と勇気と存在を必要とする時、あなたはそうじゃないでしょうけど、ばかな考えだってわかっているわ。でも私は何とかしてその助けが欲しいの。夜に危険を冒して外に出る人はいないわ。幽霊が怖いもの。日中が来たら、存在さえもわからなくなるものなのに。あなたは私に道に迷って欲しくないはずよ。たった一つの約束、たった一語が足りないの。」

伯爵は王妃を遮った。

「私は王后陛下の安全を切に願っています。私はフランスの幸せを切に願っています。私は私が始めた仕事が終わることを切に願っています。もし私がそんなに弱い犠牲しか払えないのなら絶望すると認めましょう。私は陛下の許可なしに再びシャルニー夫人に会わないと誓います。」

冷静かつうやうやしく王妃にお辞儀をし、彼は退出した。しかし王妃は彼が話したこれらの言葉の調子に身震いしながら、彼を引き留めようとした。伯爵がドアを閉めるや否や王妃は腕を伸ばし、哀れに叫んだ。

「ああ、彼が会わないと誓ったのが私自身であることを喜ぶべきなのよ。彼が今彼女を愛しているように私を愛してくれさえいれば!」

************************************

この章の3分の2くらい訳してしまいました。別にこの章は長いわけじゃないんです。なのに何でこんなに長く記述をしたのか?それは怒っているからですannoy。オリヴィエ~annoy!あんたなんで王妃にこんな約束をしたのannoy?王妃がアンドレに会うことを許すわけないでしょう?それがわかっていながらどうして?1巻11章でのアンドレとオリヴィエの別れが二人の今生の別れになるのだとしたら、あまりにもアンドレがかわいそうすぎるからですcrying!ようやくオリヴィエがアンドレを愛し始めたのに・・・crying今まで読んできたデュマ作品に出てくる女性の登場人物の恋愛は例え最後に悲しい結末が待っているものがあったとしてもその前に恋人と愛し合える時間があったんです!『王妃マルゴ』だって、『赤い館の騎士』だって、『モンソローの奥方』だって、この間TVで見た映画の『サンフェリーチェ』だってそう。この一連の作品でいっても、ロレンツァとバルサモだって、マリー・アントワネットとオリヴィエだって、カトリーヌとイシドールだって愛し合った時があったんですよ。なのに何でアンドレにだけはそれが許されないわけ?彼女にだけは過酷な試練ばかりが待ち受けていて、全然幸せになれない。そう、こんなにもアンドレが気になるのは今までのデュマ作品の女性キャラにはない薄幸さがあるんです。もうアンドレが気の毒すぎて、この章をかなり詳細に書いてしまいました。ああ、何とかして二人を再会させたい私なのでした・・・ひどい、ひどすぎる。マリー・アントワネット!!もうオリヴィエの心が自分から離れているのがわかっているくせに、それでも彼を縛りつけたいのか?何て愚かな愛・・・自己中心的すぎます。アンドレの妻としての幸せを見ずしてこの話は終わるのか?それは無しにして~crying!!

36章『二番目の光景』:

6月19日の朝8時頃、ジルベールはサン・トノレ通りの家の中であちこち歩き回っていた。時折窓に行き、待ち人が来ないことにいらついていた。彼は四角く折られた紙を手にしており、それを何度も開いたり閉じたりを繰り返していた。馬車が止まった音が聞こえたので、窓に行くとすでにその人物は中に入ってしまっており、顔が見えなかった。ジルベールは彼が待ち続けていたシャルニー伯爵が来たと思った。しかし召使が告げた名前はシャルニー伯爵ではなくカリオストロ伯爵(バルサモ)であった。ジルベールは紙を折りたたんで胸ポケットに隠した。どうして来たのか尋ねるジルベールにバルサモは国王の出発についての話に来たという。ジルベールは全身に戦慄が走るのを感じた。

「明日出発するんだろう?」

「御存知の通り私はいつもあなたに最後まで話をさせます。たとえあなたが思い間違いをしていても、あなたの話やあなたが発するほんの少しの言葉にも私には学ぶべきものがあるからです。」

「私の何が間違っていると?」

バルサモはファヴラ侯爵の死、国王がミラボーに対して陰謀を企て、ミラボーは大臣に任命されなかったこと、ロベスピエールがイギリスのチャールズ1世の処刑台を新しくしたものを建てるだろうという予言、ボナパルトがシャルルマーニュの王位につくことの予言などを挙げた。そして明日の夜国王が逃亡することをが真実であること、なぜならジルベールがこの逃亡の手先の一人であるからだということも告げた。ジルベールは何とかごまかそうとた。しかしバルサモはこの逃亡計画に関する詳細を話し始めた。移動のための準備、パスポート。そのパスポートはバルサモが来る前にジルベールが隠したことも指摘した上で、その内容をそれを読んでいるかのごとく詳細に語った。国王の名において、コルフ男爵夫人と二人の子供、一人の女性、家令、そして3名の従僕を通過させることを命ずる。外務大臣モンモラン」バルサモは王家の子供たちの家庭教師であるトゥルーゼル夫人がコルフ男爵夫人となり、王妃とエリザベート王妹が侍女、国王が家令、3人の従僕はイシドール・ド・シャルニー、ド・マルデン、ド・ヴァロリーであることを語る。ジルベールは女性は一人としか書かれていないと反駁するが、バルサモは1人でいいというそのからくりについても詳細を語る。当初出発は6月1日を予定していた。ブイエ侯爵もそれを期待していた。なぜなら道程を保護する予定の兵士たちが日に日に堕落していくのを感じていたからである。それが広い馬車や洋服入れの準備で8日に延期された。しかし今度はブイエ侯爵側の準備が整わず延期され、12日に決まった。しかし国王側で11日を希望した。なぜならラファイエットの支持者の一人であるグヴィヨンの恋人で、非常に民主主義的なロシュルー夫人が仕えており、彼女に何かを感づかれないようにするためだった。しかし12日になって国王はあと6日すれば政府からの収入を得られることを考え、出発は19日の真夜中に決定され、つまり明日だと語る。全てを見抜かれていることを感じたジルベールはもはや隠し立てはしなかった。バルサモは容赦なく国王が逃亡しようと考えた理由を述べ始める。そしてジルベールはそれがすべて正しいと認める。しかしなぜバルサモが自分のところに来たのか尋ねる。敵として警告にきたのか、それとも友人として援助に来たのか?

「私は教師が生徒の元に来るように、彼が間違った目標を支持し、自分自身を破滅に、崩壊に、王政と呼ばれる死にかけている原則に結びつけていることを警告しに来たのだよ」

ジルベールはルイ16世に信頼を置かれ、自分もそれを受け入れたので、最後までそれを果たすという。

「私は医者です。その他のあらゆるものの前に私は患者の健康を考えなければならないあなたの団体の計画においてこの逃亡は成功または失敗する必要がありますか?もしあなたが失敗を望んでいても私たちにとって戦うことは無益だ。私たちに行かないように命令してください。そうしたらとどまり、頭を下げ、その一撃を待ちましょう」

しかしバルサモはその一撃を加えられる時を知らせないでおくという。

「私は敵としてきたのではないよ。いや、秤を手にして、不安定な状態にある最後のブルボン家の重さを測りにきたことをお前に教えに来たのだよ。私は中立を保ったままでいよう。しかし私の援助が必要なら、申し出るよ。」

ジルベールはもう一度バルサモの真意を読もうとした。

「お前は疑り深い人だね。私が提案したことを軽蔑しないでくれ。」

「あなたはなぜ私たちにこの申し出をするのですか?」

「簡単なことだよ。国王がフランスにとどまり、私たちに公然と共和国を宣言させるためだよ。」

「共和国?私はフランスの至るところを見たが、共和制支持者など見たことがない!」

「お前は間違っているよ。3人いる。ペティヨン、カミーユ・デムーラン、そしてお前のつつましい召使だ。お前にも私同様見えるはずだ。そして私はその他のたくさんの人も見える。お前が見なくとも。時期が来ればお前にも彼らが見えるようになるよ。」

「もし私自身、私の人生、私の名誉、評判、記憶に関することならば私はすぐにあなたの申し出を受け入れます。しかしこれは王国、国王、王妃、王朝、王政に関する問題です。私は同意できません。中立を保ってください、伯爵。それが私のお願いです」

「わかったよ。私は首飾りの男だ。軽蔑される首飾りの男はお前にとてもよい助言を与えてあげよう。」

その時ベルが鳴り、ジルベールはバルサモを制しようとしたが、バルサモは意に介さず続けた。

「何か問題でも?ベルを鳴らしているのはお前の知っての通りシャルニー伯爵だよ。私がお前に与えようとしている助言は彼が聞いても有益だよ。さあ、伯爵、入りたまえ。」

シャルニー伯爵はドアに姿を現した。ジルベール一人きりだと思っていたのに見知らぬ男がいて、躊躇と不安で立ち止まった。バルサモは続けた。

「この助言はこうだ。あまりにも立派な洋服箱、あまりにも重い馬車、そしてあまりにも人目を引く肖像を怪しむことだな。さようなら、ジルベール!さようなら、伯爵!」

バルサモが去っていく足音が消えた時にシャルニー伯爵が尋ねた。

「あの人は誰です?」

「私の友人の一人です。彼はすべてを知っており、私たちを裏切らない言葉を私に与えにやってきました。」

「彼は何と呼ばれていますか?」

「ザンゾーネ男爵です。」

「奇妙だな。私はそのような名前を知らない。しかしあの顔を見たことがあるような気がする。パスポートは、先生?」

「ここにあります。伯爵。」

シャルニー伯爵はそれを受け取り、その重要な紙片に注意を払うことに全く没頭していたため、ザンゾーネ男爵を忘れたように見えた。

*************************************

もう逃亡計画の詳細がバレバレで、運命の歯車が破滅に向かっている序章となっています。国王の逃亡計画にイシドールが名前を連ねているところに注目です。もうカトリーヌの不幸が暗示されています・・・という訳でこの章も長く記述してしまいました(苦笑)。

37章『6月20日の夜』:

この章は6月20日の夜にパリのあちこちで起こった出来事を語っています。王太子の部屋係のロシュルール夫人は11日に仕事をやめていたが、王家の人々の動きが怪しいと感じて口実を作って戻ってきていた。彼女は王妃の宝石箱からダイヤモンドが無くなっていたことと出発が20日の夜11時であることに気付き、ラファイエットの支援者である恋人のド・グヴィヨンとパリ市長のバイイに報告をした。ラファイエットはその話を聞き、肩をすくめるだけだったが、バイイは騎士道にのっとり、彼女からの手紙を王妃に差し出した。グヴィヨンは彼女の影響をすぐに受け、大きな疑いを持ち、社会的な軍の再結合を口実に国民軍の将校たちを12名連れてきて、彼らの5~6人を宮殿の異なる入口にそれぞれ見張りに立てた。

同じ頃アンドレの家ではアンドレとイシドールが話をしていた。イシドールは狩猟用ナイフを身に着け、急使の服装をしていた。アンドレはイシドールが反対していることについて主張しているように見えた。

「もう一度言うわ、子爵。彼がパリに戻ってきてから2か月半も経つのにどうして私の近くに来てくれないの?」

「私の兄は戻ってきてから何度も私にあなた自身の消息を持ってくるように課していますよ、マダム」

「それはわかっているわ。あなたにはとても感謝しているわ、ムッシュー。だけど新しい出発の前夜に彼が別れを告げに来そうな気がするのよ。」

「それはありえません。なぜなら彼はこの任務を私に委ねたからです。」

「あなた方が引き受けたこの旅行は長いの?」

「わからないのです、マダム。」

「あなたの服装からあなたも行ってしまうと考えなければならないわね。」

「多分私は真夜中にパリを去るでしょう、マダム」

「あなたはお兄様と一緒に行くの?それとも反対の方向に行くの?」

「私たちは同じ道をたどると信じています。」

「彼にあなたが私に会ったことを話してくれますか?」

「もちろんです。彼は私をあなたの元に送ることで示した気遣いと私があなたにお会いするまで再び彼の元に加わるなという命令を何度も受けたことから判断して、もし彼の命令を忘れてしまったら、彼は私を許さないでしょう。」

アンドレは目から涙をぬぐい、重いため息をついて、即座に考えて、言った。

「子爵、あなたは紳士よ。そして私があなたに要求している意味を理解しているでしょう。もし私があなたの本当の姉だったらあなたがそうするように、神の前でそうするように私に答えて。彼が引き受けたこの旅でシャルニー伯爵は重大な危険に陥ることはないの?」

「誰が答えられましょうか?」イシドールは質問をはぐらかそうとして答えた。「私たちが生きている時代においては危険があるところも危険がないところもありますよね?もし10月5日の朝に私たちのかわいそうな弟のジョルジュに危険はあるかと思うかと尋ねたら、彼はないと答えたでしょう。翌日彼は王妃の部屋に通じる入口で青ざめて死んで横たわっていましたが。危険は私たちが生きている時代には地上から発生されるものなのです。そして死と向き合って気付くのです。いつそれが現れるのか、誰がそれを呼び出すのかを知ることもなくです。」

アンドレは青ざめて言った。「では彼は死の危険に向かって走っているのですね!そうではなくて、子爵?」

「そうは言っていません。」

「いいえ、あなたはそう思っています。」

「彼が私自身のように危険を冒している事業はあなたにとって十分に重大なことです。もしあなたが私の兄に何か重要なことを言いたいのであれば、手紙を書くのでも生の声でもあなたの望む伝達方法で私に託してください。」

「わかりました、子爵。それでは5分だけ待ってください。」

アンドレはいつものゆっくりとした落ち着いた足取りで彼女の寝室に入り、ドアを閉めた。

アンドレが部屋を去った後イシドールは心配そうに時計を見た。

「9時15分だ。国王は9時半には待っているだろう。幸いにもここからテュイルリーまでは一足だ。」

アンドレが再び戻ってくるまで時間はかからなかった。彼女は封印をした手紙を手にしていた。彼女は真面目に言った。

「子爵、あなたの名誉にかけて私はこの手紙を託します。」イシドールは手を伸ばし、それを受け取った。

「待って。私があなたに言うことをよく理解して頂戴。もしあなたのお兄様の伯爵が事故なく彼が引き受けた仕事を遂行できたなら、私がすでにあなたに話したこと―彼の忠誠心に対する私の共感、彼の献身に対する私の尊敬、彼の人格に対する私の賞賛を彼に伝えること―と彼に言うことの違いはないわ。もし彼が怪我をしたら、もし彼が悲しいほど怪我をしたら、あなたは彼に私が彼の元に行くことの特権を許すように頼んで頂戴。もし彼が私のその願いに同意してくれたなら、あなたは使者を送って頂戴。私が夫を確実に見つけることができる場所を教えてくれる人を。そうしたら私はすぐに彼の元に行くわ。もし彼が死に至る怪我をしたなら、彼にこの手紙を渡して頂戴。彼自身が読むことができなくなっていたら、あなたがそれを彼に読んで聞かせて。彼の死の前に私は彼にこの手紙の内容を知っておいて欲しいの。あなたを紳士として信用します。私の望みをかなえてくれるわね、子爵?」

「名誉にかけて」

「さあ、この手紙を受け取って、行きなさい、子爵!」

イシドールは手紙を受け取り、アンドレの手にキスをして立ち去った。アンドレはソファに崩れ落ちて叫んだ。

「もし彼が死んでしまうのなら、私はせめて彼に私が彼を愛していることを知っていて欲しいのよ。」

イシドールはアンドレの手紙を胸ポケットにしまった。そこには別な手紙も入っていた。住所は光の反射で読めるようになっていた。二人の男たちがイシドールと同じような姿で別の廊下を通って、指示された場所に集結した。1人はルーヴルの回廊を通って。そこには王妃の部屋係のウェーバーが待っていた。もう一人は以前シャルニー伯爵がモンモメディから戻った時に使った狭い階段を通って。そこには国王の部屋係のウーがいた。最後にイシドールが現れた。この3名の中でイシドールだけが集められた理由と彼らに課される任務を知っていた。そして国王が現れ、3人に今回の任務について語った。ヴァロリーとマルダンは以前国王の護衛をしていた。3人は国王のために命をささげる覚悟をしていた。イシドールはメルショワとという名前で王妃の世話を、マルダンはジャンという名でエリザベート王妹とマリー・テレース王女の世話を、ヴァロリーはフランソワという名でトゥルーゼル夫人と王太子の世話を指示された。ショワズール公爵はブイエからこれ以上の延期はできないといわれており、9時が過ぎていらいらしながら理容師のレオナールを待っていた。王妃が彼を連れて行くと主張したからである。王妃から預かった手紙と命令を公爵に伝える。公爵はレオナールの話と手紙の内容を読み、手紙を燃やした。そして嫌がるレオナールを連れて出発をした。公爵がプティット・ヴィレットで最後の馬を通過させた頃、サン・トノレ通りから5人のジャコバンクラブメンバーが出てきて、パレ・ロワイヤル方面に歩いていた。5人はダントン、フレロン、シェニエ、ルガンドル、デムーランだった。レシェール通りの端まで来た時にデムーランが「今晩のパリは見捨てられたかのように静かだなあ。我々が歩いていた間も一人の警官にも会わなかっただろう?」と言った。するとフレロンが国王の逃亡を知らせる匿名の手紙を受け取ったという話をし始めた。5人はその手紙を読んだ。そして本当かどうか確かめるために、2手に分かれて、テュイルリーに向かった。

************************************

アンドレの描写のところで「若い女性」という記述になっているのですが、アンドレはすでに30になっているはずで、この当時の感覚から言ったら決して若くないと思うんですが。セバスチャンが15歳と書かれていたから、アンドレは間違いなく30なんですよねえ。ちょっと不思議です。でもアンドレのオリヴィエへの思いが痛々しいです。王妃のせいでオリヴィエに会えなくなったとも知らずに。

38章『出発』:

夜11時、国王一家は旅行の支度を整えた。国王は今では人けがなく見張りも来ないヴィルクイエール棟に脱出路になる部屋を準備していた。ところがそこに向かう途中廊下の外から笑い声と雑音が聞こえた。トゥルーゼル夫人が様子を見に行くと国王一家の逃亡に疑念を抱いていたグヴィヨンと彼が連れてきた数名の将校であることが分かった。準備していた出口からの脱出は不可能と判断し、別な出口を探すが中々見つからない。そのうちにヴィルクイエールの使用人が使っていた部屋に出入り口があることに気付き、そのドアを開けようとするが鍵がかかっていて開かない。国王は自分の仕事場からつるはしを持ってきて、ドアを開け、一家は何とか脱出できた。最初にエリザベート王妹とマリー・テレーズ王女、その次にトゥルーゼル夫人と王太子、この2つのグループの間にマルダンが従ってシャルニー伯爵が待つサン・ニケーゼ通りの馬車にたどり着く。事務員風な変装をした国王がヴァロリーを従えて到着した。残すは王妃とイシドールだけとなった。シャルニー伯爵は刻々と時間が遅れていくことに対してその責任の重さから気が狂いそうになっていて、自分が王妃を迎えに行こうとしたが、国王に止められる。脱出完了した人たちはラファイエットの馬車とそれに随行するたいまつを持った人々がカルーゼル広場に向かうのを見て、恐怖を覚えた。一方その頃王妃はイシドールが向かおうとしている場所を思い違いをして、イシドールが指示する道とは逆の道を勝手に進んでしまった。当然のことながらその場所に馬車は待っているはずもなく、王妃は自分の誤りにようやく気付く。そして二人は再び来た道を戻り、その途中でラファイエットの馬車に遭遇する。イシドールは壁のくぼみに王妃を隠した。ところが王妃はその時イシドールを払いのけて、ラファイエットの馬車に悪態をつき、晴れ晴れとした顔をした。

************************************

この一刻も争う事態の中で王妃の勝手極まる行動にはもう目も当てられません。自分で勝手に間違った道を示してイシドールを振り回した挙句、再び来た道を戻ることになった段に力尽きて、イシドールに「あなたは彼が私を愛していると信じる?」などと聞いているのです。もちろんイシドールは「彼の命は私同様あなたに捧げています。私達の愛は彼の中で崇拝になっています。」と言って王妃を元気づけさせるという始末です。全くこの事態を何と心得ているんですか、この人は?って感じです・・・

39章『礼儀の問題』:

王妃とイシドールが到着し、ようやく全員が揃った。イシドールはボンディでの替え馬の準備のために先に馬で出発した。シャルニーはサン・ニケーゼ通りに待たせていた貸し馬車の御者台に乗り、密偵回避のために遠回りをしながら共同下水道に通じる門に待たせていたこの旅行用のために発注された馬車に到着した。国王一家が馬車に乗り換えた後、シャルニー伯爵は不要になった貸し馬車を水路に落とした。馬車が出発して、サン・ローラン教会から1:15の鐘が聞こえた。替え馬をする予定のボンディまで1時間を要した。ここでシャルニーはトゥルーゼル夫人に代わって馬車の中に座ることになっていた。ところがこの話を国王夫妻がトゥルーゼル夫人に伝えていなかった。彼女は国王一家に心からの献身を捧げている人ではあったが、礼儀作法に厳格な老ノアイユ夫人の弟子であり、子供たちから離れることを拒否した。王妃は何としてでも伯爵を馬車に入れたかったので、トゥルーゼル夫人にボンディに残るように説得するが、彼女は国王の命令でなければ聞き入れないという。国王は困り果てていた。王妃は子供たちを膝の上に載せるから伯爵を予定通り中に入ってもらうようにいうが、国王はこれからの長旅を思うとそれはできないと判断した。また伯爵も目立たない衣装を身に着けていたため、その服で馬車に乗り込むわけにはいかない旨を告げ、イシドールの馬でパリに戻り、それからシャロンに戻ってくると告げ、去っていく。その頃パリではかつら職人のブズビイが国王一家の逃亡の噂を聞きつけ、噂は本当ではないのか心配になり、近所の人々も巻き込んで、ラファイエットの元の訪れる。ラファイエットは夜に国王に会っているし、その後国王はベッドに向かったし、国王一家の噂はいつも流れていることだから心配するなと言う。それでも疑念が消えない彼らはラファイエットから合言葉を聞き出し、テュイルリーへ向かう。そこで彼らはこの時間に国王に伺候しに行くという一人の男に出会う。彼は二時間前に国王に会い、その時国王はラファイエットを待っていて、その後寝室に向かったという話をする。念のため彼に合言葉の確認をすると合致し、またラファイエットの話と同じであったため、ようやく安心して彼らは自分の家に戻って行った。

************************************

王妃はここでもトゥルーゼル夫人に対してイライラしています。伯爵に馬車の中にいて欲しかったのは王妃として保護者の彼を見ていたかったからと女として彼に喜びを見出していたかったからという理由です。この一連の議論の中で大変なミスが起こっています。それはイシドール、マルダン、ヴァロリーが馬車の箱の中にあった銃弾が装填されていたピストルを持つことを忘れてしまったということです。こんなバカげた議論がこの逃亡において重要なことさえも忘れさせているのがすでに不幸の始まりともいえます。

40章『旅の途中』:

ボンディを出発した国王一家は夜が明けた午前3時にムオーで馬を替えた。国王はお腹がすき、シャルニーが準備していた食料に手を付け始めた。王妃はぼんやりと物思いにふけっていた。ちょうど馬車はとても美しい森を通った。国王は家族に気晴らしが必要だと考え、馬車を止め、そこでしばらく散策をした。子供たちは喜んで遊んでいた。トゥルーゼル夫人だけは馬車に残った。相変わらず物思いにふけっていた王妃は馬の足音と舞い上がっているほこりに気が付き、シャルニーが戻ってきたと「ああ、パリからの知らせが!」と叫んだ。それは確かに伯爵だった。彼はすべてがうま進んでいることを告げた。また彼がパリに戻った時に出会った愛国者たちの集団に詰問され、国王は眠っていることを確信させて去らせたことを話した。テュイルリー内の様子も特に変わったところはなかった。そして彼は馬でボンディに出発し、そこで馬を替え、一家に追いついた。その途中でも不安な出来事はなかったと報告する。王妃は伯爵に手を伸ばし、伯爵はその手にうやうやしくキスをした。一行は再び馬車に戻り、出発した。伯爵は馬車の側を馬で随行した。次の駅で伯爵用の馬が準備されていないことがわかり、彼は馬車の後を追うことにした。モンミレールで新しい馬を手に入れ、馬車まで15分の距離だと判断した。しかし道の角を曲がろうとした時に馬が突然反対方向に進んでしまい、馬車の追跡の途を修正しなければならなくなった。馬車は止まったままだった。伯爵は馬を降り、馬車に顔を出し、国王に離れたところにいることと王妃に不安がらないように告げた。その時国王は馬車の箱を開けた。そこには色々な道具を入れてあった。二人の護衛がピストルのことを尋ねたが、国王はその状況にないと彼らの要求を差し止めた。ここで30分時間を無駄にした。すでに1分たりとも取り戻せない状態にあったにもかかわらず。2時間後、一行はシャロンに到着した。国王はすべて順調に進んでいるし、ここでもう一度替え馬をするように言った。そして国王は駅でその姿を見せてしまった。馬車の周りにいた人の中で2名の男が国王の姿をじっと見ていた。そして突然1人は姿を消した。もう一人が馬車に近づいてきた。その男は駅長だった。すべての馬の準備が整い、出発しようとした時に先導の馬2頭が立ち上がらなくなった。何とか立ち上がった時に今度は後ろの2頭が立ち上がらなくなった。シャルニー伯爵は黙って見ていたが、駅長に「あなたはどんな種類の馬を与えたのですか?」と尋ねた。駅長は「馬小屋にいる最高のものです。」と答えた。引き革がもつれてしまい、馬たちを楽にさせようとしても事態は一層悪くなっていった。伯爵が引き革をつかんだ時に馬具がつながれていないことに気付いた。そこで再度つけさせ直すことになった。その間、姿を消したもう一人の男は町長の家を訪れていた。まさに国王とその一家が馬を替えるために駅にいることを知らせ、彼らを引き留める命令をするように頼むために。町長は要求されているものをする代わりにその話は本当か説明をするように言った。そしてついに彼は駅舎に行ったが、ちょうどその時馬車が角を曲がって姿を消すところだった。明らかな原因もなく馬が次々と倒れていくことは王妃に2年前の10月6日の夜にテュイルリーで次々と消えていく4本のろうそくを思い出させた。街の門を通り過ぎた時に国王夫妻と王妹は安堵する。しかし100歩遠くにいた男が急いで駆け付け、窓に顔を付け、有名な旅行者たちに言った。「あなたがたの計画は下手に準備されていますね。あなた方は逮捕されますよ。」王妃は低く悲鳴を挙げた。男は片側に身を投げ、木立の中に姿を消した。幸い彼らがショワズールと彼の40名の軽騎兵を見つける予定のポン・ソンムヴェルまで4リーグ以上なかった。しかしすでに時刻は午後3時になっており、4時間近く遅れを取っていた。

41章『運命!』:

王妃のお抱え美容師のレオナールはショワズールに無理矢理同行させられていた。最初はショワズールに丸め込まれていたレオナールだったが、道程が進むにつれ、不安を隠し切れなくなった。ポン・ソンムヴェルに到着した時にショワズールはレオナールに本当のこを話すと言って、2時間後に国王一家がここにやってくこと、ド・ゴグラ率いる軽騎兵の派遣を行うこと、国王一家が到着するまで時間稼ぎをしなければならないことを語る。その話が終わるや否やトランペットの音が聞こえ、ゴグラがブイエから預かってきた小包を渡した。また彼は来る途中人々が興奮状態になっていることを告げた。1年以上前から国王一家の逃亡の噂はパリだけでなく地方にまで広がっていた。違う軍隊の派遣が疑惑を深め、警報が鳴り響いていた村さえあった。ショワズールは焦り始めた。何度も時計を見、何度も道路を見に行くが国王一家が来る気配もない。折り悪く丁度2~3日前デルボーフ夫人の農地の農民が所有権の支払いに関して拒絶していたのに対し、夫人が軍事力で脅かした。そのため軽騎兵が到着した時に住民は敵をむき出しにした。ポン・ソンムヴェルから近隣に使者が送られて、一帯に警報が鳴り響いた。4時になっても国王一家は現れなかった。ショワズールはレオナールにサント・ムヌーにいるダンドワン、クレルモンにいるダマ、ヴァレンヌにいるジュール・ド・ブイエに会って、この状況を伝えてくるように命令した。そしてショワズールは民衆を落ち着かせるために軍隊はエルボーフ夫人の農民に送られたものではなく、軍事大臣が軍隊に送っている宝物の随行をしているという話をするが、宝物という表現がますます疑惑を深めた。ショワズールはもうこれ以上ここにいることはできないと判断し、軍隊の撤退を決めた。ショワズールは騒ぎが大きくなっているサント・ムヌーをさけるために、村から200歩離れた交差点にいた。一方その頃イシドールは駅に着くまで2時間かかっていた。そこで派遣隊が15分前に去ったことを知らされる。彼は国王一家の馬車の替え馬の準備を整えた後に新しい馬に乗ってショワズールに追いつこうとした。ショワズールは交差点のこところにいたが、イシドールはまっすぐサント・ムヌーに馬を走らせてしまったので、ショワズールに追いつくことはできなかった。

************************************

ここから「運命」というタイトルが3回続きます。もう全部がかみ合わなくなって、国王側に逆風が吹いてくる展開になります。ちなみにこの章に出てくる人名や地名(特に人名)はどう発音するのかわからないものばかりで、かなり適当です。間違っていたらすみません。

42章『運命!!』:

イシドールが出発してから10分後、国王の馬車が到着した。シャルニーは最初の軍隊がここに派遣されていることを知っていたので、おかしいと思い、駅に様子を窺いに行く。そこですべての状況を知り、群衆を去らせるための特別の意図で軍隊を退却させたことを国王に報告する。伯爵はすぐにサント・ムヌーに向かう。一方イシドールはその前を走っていたが、サント・ムヌーの竜騎兵の滞在も住人を怒らせているのではないかと感じていた。サント・ムヌーに着くとたくさんの国民軍が通りを歩いていた。大広場を横切ろうとした時に竜騎兵がよれよれの帽子をかぶって、乗馬用の鞭をもってベンチに座っている姿を見た。駅舎に着いたイシドールは28歳くらいの部屋着を着た古代ローマ帝国の皇帝ティトス風の髪型(当時の革命的な愛国者の流行)で首まで頬ひげで覆われている男を見た。男は駅長の息子でジャン・バティスト・ドルーエと名乗った。イシドールは2台の馬車(国王一家を載せた馬車に4頭、子供たちの世話係の乗った2頭立ての馬車用に2頭)のための6頭の馬の準備を頼んだ。彼はすべてを察知した。その時ダンドワンが急いで入ってきて、イシドールに話しかけた。竜騎兵は民衆のデモにより士気を下げられていた。イシドールはダンドワンに国王の馬車が到着した際の指示をするが、途中話を立ち聞きされたことに気が付く。イシドールはダンドワンに兵士たちの士気を保つように言った。立ち聞きしていたのはドルーエだった。ダンドワンが退出した同じ頃に国王の馬車が駅の前に到着した。その異常な音に人々が集まってきた。ダンドワンは心の中でこの状況を国王に説明するしかなかった。イシドールはドルーエが馬車を注意深く観察していることに気がついた。ドルーエは夏にパリで行われた同盟大会に参加していたので、そこで国王を見ていた。そしてその朝ドルーエは政府が大量に印刷したアシニア紙幣を受け取っていた。これらの紙幣には国王の肖像画が印刷されていた。そのためドルーエの記憶に間違いはないと確信し、「お前の前にいる男は国王だ!明らかに彼そのものだ!」とポケットからアシニア紙幣を取り出してつぶやいた。イシドールは兄がいる側に動いた。伯爵は王妃を見物人の視野から守るために窓の前に立っていた。イシドールはオリヴィエに「国王だということに気付かれました。馬車の出発を急いでください。そしてあそこにいる大きな茶色の男に気を付けてください。彼は駅長の息子で、彼が国王に気付きました。名前はジャン・バティスト・ドルーエです。」そう言ってイシドールは弾丸のように出発して行った。クレルモンでの替え馬の準備をするために。伯爵はドルーエから目を離さなかった。自分の馬がないと言う伯爵に対し、ドルーエは貸し出す馬がないという。中庭には馬がいた。しかし彼は自分の物だからと言って馬を貸さなかった。伯爵が馬を強硬に要求することではドルーエの疑惑を深める一方でそれはあらゆることを危険にさらすことになった。伯爵は駅からかなり離れたダンドワンの元を訪れ、彼の兵隊の馬を貸してくれないかと交渉をした。彼は自分用に取っていた馬を貸してくれるといった。その時遠くから「国王だ!王妃だ!」という声聞こえてきた。伯爵はダンドワンに馬を連れてきてくれるようにお願いし、急いで駅に向かった。村全体が大騒ぎになっていた。2~3分前ににドルーエがその時を待っていたかのように叫び、そのニュースを広げようとした。「たった今去った馬車は国王の物だ!フランス国王、王妃、そして王家の子供たちが乗っている!」ドルーエは馬に乗った。彼を引き留めようとした友人たちに「竜騎兵の大佐はあそこだ。ここですることはない。私がするのはクレルモンでだ。竜騎兵を引き留めろ。それが私のお願いだ!」と言って、国王の後を追って行った。馬車が村を通り過ぎた時に大騒ぎはとても早く広がったので、それが伯爵の鋭い耳に達した。村長と役人が出てきて、竜騎兵に8時まで兵舎に退却するよう命じた。伯爵はすべてに気付いた。そして馬を呼び、ダンドワンに馬にピストルの準備が出ているか尋ねた。「すべてはきみの馬のスピードにかかっている。私は15分前に出たあの男に追いつき、殺さなければならない!もし彼を殺さなかったら、すべてが無駄になってしまう。」当番兵が2頭の馬を連れてきた。伯爵は自分の近くにいた馬に乗り、両サイドから拍車をかけて全速力でドルーエの後を追った。しかし彼は最後にダンドワンが投げつけた大変重要な言葉を聞き洩らした。「きみが乗った馬は私が乗る予定の馬だが、きみに用意した馬とは違って、ピストルには弾薬が装填されていないんだよ!」

43章『運命!!!』:

イシドールに先導された国王の馬車はサント・ムヌーからクレルモンに向かって移動していた。ドルーエがオリヴィエに馬を貸せないという前に国王の馬車はサント・ムヌーから出発していたので、彼を引き留めている危険な状況を王妃に警告することはできなかった。イシドールの馬、国王の馬車、その後を全速力でドルーエの馬が追い、更にオリヴィエがその後を追っている状態だった。ダンドワン侯爵はオリヴィエの後に加わろうと彼の兵士たちを呼び、出発しようとしたところ人々が彼らを前に進ませなかった。この群衆は制服を着て、マスケット銃を持った300名の国民軍だった。争いは国王の破滅につながると判断し、ダンドワンは首謀者と議論するしかなかった。この間国王たちはクレルモンに到着し、ダマ伯爵と彼の140名の竜騎兵を見つけた。ダマは国王の馬車を待っている間にレオナールからの警告を受けていた。急使姿のイシドールを見つけ、クレルモンもすでに不穏な状態になっていることと、もし竜騎兵たちが国王を認めたら、彼らを職務に応じさせることはできない旨を告げる。馬車が駅に着くと見慣れないあまりにも異様な物の到着に多くの人々が集まってきた。にもかかわらず国王と王妃は最新の情報が知りたくて、国王はダマを、王妃はイシドールを呼び寄せた。武装している竜騎兵を不思議に思った国王はダマにその理由を尋ねるとダマは国王に予定よりも5時間遅れているからだとはっきり伝えた。長滞在は村全体を騒ぎに巻き込んだ。そして竜騎兵たちも秩序を乱された。もし馬車の通過前に騒ぎが起こっていたら、警鐘が鳴り、道路が封鎖されただろう。そしてダマは12名の兵士たちのみを連れてあとは兵舎に残し、何か起こればトランペットで他の兵士を呼び寄せる状態にしている旨も告げた。王妃はイシドールからドルーエが国王を認めていることを聞かされた。そしてオリヴィエが来ないのは何か重大なことが起こっているからに違いないと思う。現状ではとにかく先に進むしかなかった。一行はヴァレンヌへ向けて出発した。その後ダマの元にダンドワンから派遣された下位士官がやってきて、ダンドワンと彼の竜騎兵を待たない方がいい旨を伝えた。ダンドワンはサント・ムヌーの住人達に引き留められていたからだ。更にその後ローザン連隊の兵士がやってきた。彼はヴァレンヌにいるジュール・ド・ブイエとレジュクールがあまりにも国王一家の到着がないのを心配して、国王に関する情報を得るために派遣して寄越した。ダマはヴァレンヌの様子をこの使者に尋ねた。ヴァレンヌは落ち着いており、軽騎兵は兵舎にいて、馬はすべて鞍がつけられているとのことだった。途中出会った馬車はなかったかという問いに対しては2台の馬車を見たという回答だった。ダマはヴァレンヌに向かう国王の後を竜騎兵と共に追う覚悟を決めた。国王の馬車はクレルモンからヴァレンヌに向けてヴェルダンに通じる右側の道ではなく左側の道を進んでいた。ヴァレンヌ到着後、一番の難関はこの地を熟知し、ここを案内する予定だったオリヴィエの不在だった。夜の闇もまた彼らの進行を妨げた。イシドールは兄の不在を不安に思っていた。もはやなすすべがなかった。誰もが不案内だった。そこでイシドールは町に行って、ブイエとレジュクールについての情報を得てくると言い、ヴァレンヌの下村の方に向かって馬を走らせて、姿を消した。馬車には国王一行と護衛の二人がそこに残された。

44章『ジャン・バティスト・ドルーエ』:

王妃はマルダンと共に馬車を離れ、明かりが漏れていた近くの家を尋ねた。彼らが近づいてきたのに気づいた家の者がドアを閉めたので、マルダンはドアを開けようとした。寝巻を着ていた50歳くらいの男は道を教えてくれるように頼むマルデンに対してそれを教えたら自分の身の破滅だという。マルダンの後ろにいた女性が王妃だと気づいたからだ。二人は馬車に戻って国王に王妃だと気づかれたことを話す。国王はその男と話がしたいといい、その男がやってくる。男は騎兵隊の騎士で、サン・ルイ勲章をもらっているプレフォンテーヌという名前の少佐だった。にもかかわらず国王一家と接触を持っていることは自分の身の危険をさらすことになるので、とにかく急いでここを立ち去るように言う。そしてこの村に馬車を待っている馬と騎兵隊を見たかという国王の問いに対して、馬は「偉大な君主」と呼ばれる宿にいて、騎兵隊は兵舎にいることを告げる。国王は急ぎ馬車をその宿に向かわせようとする。その時森の中から馬が道路を横切って飛び出してきた。驚いている御者たちに対し、「お前たちが運んでいるのは国王で、逃げようとしているからだ。国家の名において私はお前たちに動くなと命令する。」と言い放った。そして自分は単なる市民だが、法の代表者であること、国家の名において話をしていること、自分はジャン・バティスト・ドルーエで、サント・ムヌーの駅長の息子であると言った。二人の護衛が狩猟用ナイフを取り出し、地面に降りる前にドルーエは下村の方に馬で素早く走って行った。王妃はシャルニー伯爵を心配して馬車の中で倒れた。シャルニー伯爵がダンドワンから借りた馬はよい馬だったので、ドルーエとの距離をどんどん詰めていった。ドルーエは途中自分が武器を持っていないことに不安を感じ始めた。伯爵がドルーエの50歩後に迫った時にドルーエはサント・メヌーに引き返す馬を見つけ、その御者に馬車の居場所を聞いた。馬車はヴェルダンではなくヴァレンヌに向かっていることを知った。そこで彼はアルゴーヌの森に入って、身を守るための時間を稼いだ。伯爵はドルーエ同様にこの辺りの状況に詳しかったので、ドルーエに追いつき、ピストルを彼に向け「止まれ、さもないと死ぬぞ!」と叫んだ。しかし伯爵がトリガーを引いても火花が散るだけで発射されなかった。ドルーエは森に逃げ込んだ。伯爵は再度発砲したが、弾は出なかった。そこで初めて自分が間違った馬に乗ってきたことに気付く。ドルーエとの差は100ヤードだった。しかし暗闇の中で馬がよろめき、伯爵が振り落されてしまい、その間ドルーエの姿を見失ってしまった。御者は止まったままだった。もはや「国王の名において」よりも「国家の名において」の方が強力になり始めていた。ドルーエが下村に退却して行った後、イシドールが現れた。ドルーエが去って行ったまさに同じ道を通って。彼が得た情報はプレフォンテーヌが伝えたものと同じだった。イシドールはうれしい情報を持って来たと思っていたが、馬車に到着するとみんなの様子がおかしいことに気が付いた。「そなたは道で男を見なかったか?ギャロップでそなたを通り過ぎた男だ。」「はい、陛下」「その男がドルーエだ!」その名前を聞き、イシドールは激しい動悸に襲われた。「では私の兄は死んだのですね!」王妃は叫び声を挙げ、両手に顔をうずめた。

*************************************

もう革命的な動きが地方の隅々まで広がっている状況がわかります。「法の下において」「国家の名において」が絶対的になり、王党派の人たちの士気さえもくじいている状況が見受けられます。

45章『ポン・ヴァレンヌの通行料徴収所の塔』:

イシドールは兄の生死にかかわらず今考えなければならないことは国王のことであり、「偉大なる王」という宿屋に向かうようにみんなを駆り立てた。しかし御者たちが動かない。イシドールが理由を聞くとドルーエが禁止したからだという。国王が命令しているのになぜドルーエに従うのか尋ねると自分たちは国家に従うからだという。イシドールは自分たちで馬車を動かすしかないと判断し、マルダンとヴァロリーにそう告げ、自分の近くにいた御者の首を押さえ、狩猟用ナイフで胸を突き刺した。それを見た王妃は国王を助けてくれるのならここにある50ルイと500フランの年金を支払うからと頼む。御者たちは馬を動かし、始めた。イシドールは馬車の前を走っていた。彼は上村を通り抜け、橋を渡りたかった。そうすれば5分で目的地に到着するはずだった。ところが橋に開いているアーチ形の道の扉が片方閉まっていた。さらにそこを開けると2~3台の荷台が道を遮っていた。イシドールがこれをどけるために声を掛けた瞬間、最初の警報が鳴った。ドルーエの仕業だった。イシドールとマルダンとヴァロリーはとてつもない努力で荷車を押しのけた。最後の荷車をどかせようとした時にその荷車に向けてマスケット銃が発射された。3人は後ろに下がった。ドルーエが馬車の前に、そのほかの人々が後ろに来て、マスケット銃の銃口が窓に向けられた。その1つは王妃の胸を狙っていた。それを見たイシドールは前に飛び出して、銃口を掴み、脇にそらした。「放て、放て」という叫び声に応えて一人が発射したが、弾はそれた。イシドールはナイフでその男を刺し殺そうとしたが、王妃に止められた。国王は何が望みかを聞く。2~3人の声がパスポートの提示を求めた。発砲に失敗した男が国王の面前に頭を突き出してきた。二人の護衛が彼を叩きのめした。その乱闘の中で銃が発砲されたが、誰にも当たらなかった。護衛二人は戦闘態勢に入っていた。しかし国王夫妻は無駄な努力だと察していた。まさに戦いが始まろうとしていたその瞬間国民軍の男が2人やってきた。一人は三色スカーフをしたソースという名の町の事務弁護士だった。彼は地方国民軍であるオーノンヌの指揮官の制服を着て、50のマスケット隊と2~3個のたいまつを従えていた。国王の要求に応じ、マスケット銃を下げ銃するように指示した。そして彼は国王に自己紹介をし、「この騒ぎはあなたがルイ16世で、フランスから逃げようとしているから起きているのですよ。これが本当か確かめるのが私の義務です。」と答えた。イシドールはもし国王なら足元にひれ伏すべきだし、そうでないのなら馬車を止める権利はないはずだと反駁する。ソースはイシドールを無視して、国王に話しかけた。イシドールは国王に時間稼ぎをするようにささやいた。ダマと彼の竜騎兵がじき到着すると思っていたからだ。国王はトゥルーゼル夫人にパスポートを探してもらえないか頼む。夫人は国王の台詞から意図を読み取り、探しているけれど見当たらないと話す。しかしその逃げ口上は通用しなかった。ソースは自分の家に案内するように御者に伝える。そしてそこで何もかもが明らかになると言った。ほとんど命令だったこの招待に馬車は動かざるを得なかった。国王はなぜダマが到着しないのかと思う。ソースの家に馬車が到着してもダマからの連絡はなかった。ダマは急いで駆け付けようとしていた。しかし町の役人から引き留めを受けていた。役人はダマにどこに行くのかと尋ねた。国王の軍隊の将校に投げかけられる質問ではなかった。役人はクレルモンの議会から明日の朝まで動かないで欲しいとの要請を受けている旨を伝える。ダマは自分は上司からの命令しか受けないと抵抗するが、役人たちは国家の名において拘留すると言う。ダマは隠し持っていた銃を向け、ただちに絶対に出発すると宣言する。彼が兵士を集めいていた広場に何とか向かった。そしてヴァレンヌに向けて部下を派遣した。しかし彼らは道の分岐点で間違った方向を取ってしまい、それてしまった。ダマは兵卒たちに国王への忠誠を取り戻そうとしたが、彼らは同意しなかった。馬に乗るように命令しても誰一人動かなかった。役人たちは「お前たちの将校は裏切り者だ。彼らはお前たちを虐殺場に連れて行こうとしている。竜騎兵は真の愛国者だ。万歳!」と叫び、それを聞いた兵卒たちは町の人々と親しく交わっていた。それを見たダマはもう兵卒たちに期待をしなかった。自分を支持するものだけヴァレンヌについてこいと言い、それに従ったのは数名の者だけだった。彼らにたくさんの弾丸が発射された。

************************************

ここまで来て、postllionという存在がマルダンとヴァロリー以外にいたことに気付きました。マルデンとヴァロリーはあくまで護衛なんですね。馬を操っているのは雇われている別人でした。3名の御者が常にいたということでした。いやはや・・・それで前章でドルーエがサント・ムヌーに向かうpostillionに尋ねるというのに合点がいきました!こういうのの把握が難しいんですよ~!!

46章『ソースの住居』:

ソースの家は食料品店を営んでいた。そのドアの半分は外から中が見えるようになっていたので、国王一家の姿を隠すことはできなかった。ソースが店に入った時100名以上の人々が馬車の前を取り囲んでいた。ソースは国王にパスポートを渡してほしいことと、それを町役場に持って行って、議会で問題ないと承認されれば済む話である旨を伝える。パスポートは王妃が持っていた。ソースが持って行ったパスポートを見て、町長は全く問題ないと告げる。理由は国王のサインがあったからだ。ドルーエがそれをひったくり、国民議会のサインがないと言いだす。それに同意した他の人々も正式な委員会や議長のサインもないことを指摘する。そして彼らは国王一家であるということを主張し始めた。もはやヴァレンヌのような3等の町風情の役人が判断できる範疇にはなかった。協議はずっと続けられた。ソースは家に帰ることにした。彼が家に戻った時一家は店に立ったままだった。ソースが戻ってきたのを見つけ、国王はパスポートはどうだったかと尋ねる。ソースは重要な議論が起こり、まだ町役場で議論が続いていることを報告する。正当性を疑われたのかを聞くと、パスポート自体に問題があるのではなく、国王一家を受け入れたのではないかという噂が本当かということを疑っていると告げる。ここで国王は少し躊躇し、突然本来の役割に戻る決意をし、「私が国王だ。こちらが王妃、これらは私たちの子供たちだ。お願いだからフランスの人々がいつも君主に示している敬意を払って私たちに対応して欲しい。」と告げる。この言葉は家の中だけでなく外にも聞こえた。従ってそのニュースは瞬く間に町中に広まった。王妃はこの影響を感じ、ソース夫人の親切を受け入れて、上の部屋に行くように告げた。一人の男が町役場に突進し、逮捕された旅行者は国王一家で、国王の口からそれが告げられた旨を報告する。と同時に町中に警報が鳴り響いた。ド・レジュクールとジュール・ド・ブイエは「偉大なる王」という名の宿にいた。ここに王妃のお抱え美容師のレオナールが現れた。彼はショワズールに誘拐されたことなどをまだ愚痴っており、その一方でショワズールに命令されて状況報告をしてきたところであることも告げる。彼は一刻も早くパリに戻りたがっており、話を聞いた後宿屋の主人にお願いして馬を探してもらうことにした。ジュール・ド・ブイエとレジュクールはずっと国王一家を待っていたが、彼らが一向に来ないので不安になってきた。二人は真夜中まで待ったが、国王一家が到着しないので、服を着たまま横たわると0時半に警鐘とドラムの音と叫び声で起こされた。窓から覗いてみるとたくさんの武装した人々が上村に行くのが見えた。二人は国王の馬をこのままにしておくのは危険につながると感じ、村の外に出すことを決めた。彼らが馬と共に宿を去ろうとした時に争いが起きた。彼ら目がけて2~3発の発砲があった。彼らは国王がここにいて、ソースの家に連れて行かれたことを知った。彼らは自分たちがするべき良策を相談した。その結果、助けを求めにブイエ侯爵がいるダンに向けて出発した。しかしこの救援も国王の元に到着できなかった。

47章『絶望の相談』:

ショワズールはポン・ソンムヴェルにおける最初の軍事指揮官だったが、彼の周りの騒ぎが大きくなり、国王一家をそこで待つのはよくないと判断し、サント・ムヌーを通らず、オルブヴァルに向かう交差点にいた。ショワズールは国王が予期せぬ出来事に引き留められていると思った。そこでオルブヴァルへの交差点を通り、夜にヴァレンヌの森に到着した。この森の最後の村の境界でガイドを待っている間彼は30分の時間を無駄にした。そしてその間近隣の村々に警鐘が鳴り響き、彼の後方部隊を務める4名の軽騎兵が農民によって逮捕された。彼は猛攻撃を加えることで部下たちを自由にしたが、警報は猛烈に鳴り響いた。ガイドは誤った道を案内したため、途中徒歩で移動しなければならない状態で、途中崖から落ちた兵士もいた。その救出にまた時間がとられた。ショワズールは40名の軽騎兵と共に村の他方の端に現れた。橋のむこうで国民軍の愛国者から引き留めを食らった。まさに同じ時に人々の間で大騒ぎが起きていた。ショワズールはこの騒ぎが何なのかわからなかったので、偵察に行きたいと思った。そこでヴァレンヌに配置されている派遣兵と連絡を取りたいと要求した。この要求には長い議論があり、最終的には彼の要求は通った。この間ショワズールは国民軍がしていることを見ていた。軽騎兵の派遣隊が徒歩でやってきた。彼らは国王が逮捕され、町役場に連れて行かれたこと以外は何も知らなかった。彼らがショワズールへの説明を終えた時にショワズールはダマと彼の竜騎兵が来たのを見た。ショワズールは力ずくで群衆を通り抜け、ソースの家の前の小さな広場に来た。彼は彼の軍隊と住人達を接触させないようにするために兵舎に向かった。兵舎は空だった。残っていた馬丁に質問し、軽騎兵たちの状況を知って驚いた。彼の武力は40名まで減っていた。彼はこの軽騎兵たちにドイツ語でヴァレンヌで今何が起きているかと説明した。そして国王一家を救い出さなければならないことを告げた。演説は短かったが兵士たちを深く感動させられるものだった。ショワズールは彼らを率いてソースの家に向かった。そしてその入口でダマに出会った。ダマは自分の連隊は自分に従うことを拒否して、自分と一緒に来たのは5~6名だけだと話す。国王は自治体の代表者と会っていたところだった。そこにショワズールとダマたちがサーベルを手にして乗り込んできた。ショワズールは国王一家を救うための計画(それは馬で逃げるという内容だった)を提案する。しかし国王はその計画は自分一人ならともかく他の家族を危険にさらすことになるといい、承諾しかねる。そしてジュール・ド・ブイエとレジュクールがブイエ将軍の元に救援を頼みに行ったのであろうから、ブイエ将軍の救援を待つという。ショワズールは国王の推論の論理を認めたが、本能的に傾聴してはならないと感じていた。王妃に国王を翻意させるよう嘆願の目を送ったが、王妃は国王が命じたのであり、自分はそれに従うのが義務だという。ダマはマルダンとヴァロリーに彼らの役割を果たすことの相談をするための合図を送った。一方王妃は国王とショワズールが話をしている間にイシドールが通りの騒ぎに引きつけられて、窓の外を見ていたことに気が付き、彼と2~3言の葉を交して、イシドールは部屋を出て行っていた。

48章『かわいそうなカトリーヌ!』:

国王一家がいた部屋の様相は変わっていなかった。王家の子供たちは眠っており、エリザベート王妹はベッドの側に座っていた。王妃は怒りで顔をこわばらせながら、炉棚の近くに立って、品物の荷物の上に座っている国王とドアの近くで熟考していた役人を交互に見ていた。ソースの80歳代の祖母が王家の子供たちのベッドの側に跪き、涙を流しながら祈っていた。ソースと役人たちは国王に直ちに馬を馬車につけることを約束して退出した。しかし王妃はこの約束を信用しなかった。ショワズールはダマ、フロワラック、フック、マルダン、ヴァロリーにこの事態を打破するための提案をする。ブイエ侯爵が彼の軍隊と共に到着しても自分たちは4~5000人の敵に包囲されているので、制御できない騒動になる。敵は国王をヴァレンヌから追い出そうとし、馬でクレルモンに行くようにするだろう。そうなれば国王の命が危険にさらされる。防壁がこじあけられたら軽騎兵は正々堂々と町にいて、総崩れは完全になる。自分達は10人だから、1分に一人殺されても、10分持ちこたえなければならない。全員がこの提案に同意をした。それは死への献身を意味していた。ショワズールは階段と窓をまもるための各自の配置を指示する。「もし私たちの全員が死んでも、私たちが占領した場所はこの先の歴史の中で私達の献身に対して十分な報酬を与えてくれるだろう。」戦いを前にしてみんなで手を握り合い、持ち場を選んだ。2人の護衛とイシドールは通りに開いている窓を守る係になった。ショワズールは階段の下、その後ろにダマ、そしてダマに忠誠を示している二人の竜騎兵下級将校であるフロラックとフックが続いた。これらが同意された時に通りにざわめきが起こった。アンノンヌの指揮官のソースと3~4人の役人がやってきた。ソースの様子から国王一家に悪いことが予感された。と同時にイシドールが階段を上がってきて、王妃と数語話して、再び急いで駆け降りて行った。王妃は後ろに下がって、子供たちが寝ているベッドの骨組みにもたれかかった。国王は使者が話すのを待っていたが、使者は何も話さなかった。そこで国王の方から切り出した。

「フランス国民は誤った方向に導かれているだけだ。私は首都で受けた絶え間ない侮辱で疲れ切って、最も遠い地方に隠遁しようと決意した。まだ王家に対する神聖な炎が燃えている場所に。そこには私の国民の君主に対する昔からの愛情を見つけることができると確信している。私は国民に対して信頼の証明として私の護衛を国民軍から半分と正規の軍隊から半分で構成するよう準備している。彼らは私をモンメディまで連れて行き、そこで私はどこに隠遁するか決めようと思う。護衛の半分をあなた方の兵士から選んでもらないか?そして直ちに私の馬車に馬をつけてもらえないか?」

つかのまの沈黙後、ソースが答えた。

「陛下、あなたの命令に従うことは大変光栄ですが、憲法には国王の王国からの脱出を禁じる条項があります。また王党派のフランス人に国王の手助けを禁止する条項があります。ヴァレンヌの町はパリに急使を送ることを決めました。私たちは国民議会からの返事を待っています。」

国王は身震いし、額に大量の汗を感じた。王妃はイライラして青ざめた唇をかみしめ、王妹は天を見上げて、手を挙げた。

「私はもはや自分が行きたいところに行くことさえもできないのか?それでは私は臣下よりも奴隷ではないか!」

「陛下、あなたはいつでも主人です。しかしみんな誓いによって結ばれているのです。あなたも誓いをなさった。その誓いを果たすことが第一なのです。陛下、法に従ってください。そうすることは模範であるだけでなく、高貴な義務になります。」

この話の間ショワズールはいぶかしげに王妃を見て、彼の無言の質問に対する肯定的な回答に気付き、下に降りて行った。国王はバスティーユ陥落から今までのことを思い返して絶望した。しかし、この家の前には40名の兵士がいること、ヴァレンヌの近くには1万人の兵士がいると脅して、馬車に馬をつけるように命令する。命令を拒否したらどんな結果が待っているかと聞くソースに対し、国王は武力に訴えざるを得なくなり、血を流すことになることになるがそれを避けたいと思っている。流血沙汰になった場合ソースに責任があることを告げる。ソースは「それではあなた軽騎兵を呼び出すといい。国民軍を呼び出すといい。」と言って通りに出て行った。国王夫妻は驚いた。そこにソース夫人が突然入ってきて、王妃にあなたは本当に王妃かと尋ねる。王妃は少なくとも1時間前まではそう思っていたと返す。ソース夫人は続ける。

「もしあなたが王妃なら彼らはあなた方に年25億ものお金を支払っている。私にはその地位はよいもので、とてもよい給料が支払われていると思える。それなのあなたはそれを手放すのか?」

王妃はこの無礼な発言を嘆き、こんな侮辱を受けるくらいなら彼らに姿を見せましょう、兵士たちを励まそうと言い、王太子を連れて、バルコニーに向かった。国王夫妻はそこから見たものはショワズールの軽騎兵の半分が徒歩で、残りが馬に乗っていること、そして徒歩の軽騎兵たちは民衆に飲み込まれていることだった。イシドールは狩猟用ナイフを手にして離れたところに立っていた。

国王たちがバルコニーに姿を現した時に「国王だ!国王だ!」という声が500人から挙がった。王妃は王太子を腕に抱いていた。ショワズールやイシドールが「国王よ、永遠なれ!」と叫び、数名の同様の声が挙がったが、その後に「国家に万歳!」という声が力強くこだました。国王夫妻はその声が軽騎兵の一群から挙がったことを見た。王妃は怒りの叫びを挙げ、王太子を胸に抱きながら、バルコニーから身を乗り出して、歯ぎしりしながら群衆に向けて「恥知らず!」と悪態をついた。それを聞いた数名の人々によって広場は大騒動になった。ショワズールは全く絶望し、自殺しようと思ったが、最後の努力を振り絞って「軽騎兵たち、集まれ、名誉のために、そして国王を救うために!」と叫んだ。その瞬間武装したたくさんの人々の間からドルーエが出てきた。そしてショワズールに叫んだ。

「国王を運び去るって?いいとも。だが一つだけ教えよう。お前が運び去るのは死体だ!」

ショワズールはドルーエに抜身の剣を向けて前進した。しかし国民軍の司令官が近くにいて「下がれ、さもないと殺すぞ。」とショワズールに言った。この言葉で別の男が前に出てきた。イシドールだった。彼はドルーエが姿を現すのをずっと待っていた。

「下がれ、下がれ!この男は私のものだ!」と言ってナイフを手にドルーエに突進した。と同時に2発の銃声が聞こえた。1発はピストルから、もう1発はマスケット銃からだった。1つはイシドールの鎖骨に当たり、もう1つは彼の胸を貫通した。イシドールは腕を上げ、「かわいそうなカトリーヌ!」とつぶやいて、ナイフを落とし、地面に倒れこんだ。それを見た王妃は驚愕の叫びを挙げ、王太子を後ろに下がらせ、それから自分も後ろに倒れた。国王は王妃の後に続きバルコニーを去り、窓を閉めた。全群衆が「国家に万歳!」と叫んでいた。その中でわずかに馬に乗っている軽騎兵たちだけは最後まで王家に忠誠を持ち続けた。王妃は椅子に崩れ落ち、手で顔を覆い、イシドールが彼の弟のジョルジュ同様彼女のために倒れたことを考えていた。突然ドアが開いた。その大きな音に彼女は顔を上げた。オリヴィエ・ド・シャルニーが青ざめて、弟への最後の抱擁で血まみれになった状態で入口に立っていた。

49章『シャルニー』:

部屋は国民軍の兵士と興味でそこに集まった人でいっぱいだった。王妃はシャルニーの前に身を投げて彼女のハンカチで彼が覆われていた血をふき取って上げ、慰めの言葉をかけたかったが、その衝動を抑え、椅子から立ち上がり彼に腕を伸ばし、「オリヴィエ!」と口ごもった。彼は穏やかかつ悲しげに部外者たちに合図をし、しっかりとした、しかし静かな声で言った。

「失礼ですが皆さん、私は陛下たちと一人で話をしなければなりません。」

国民軍の兵士たちは国王が部外者と接触するのを妨げようとした。伯爵は唇を引き締め、まゆをしかめ、彼の乗馬服を開き、2丁のピストルを持っていることを示し、前よりもさらに静かにしかも威嚇する口調で繰り返した。

「皆さん、私は個人的に国王と王妃に話をしなければならないのです。」

そう言って彼は侵入者を立ち去らせる合図をした。彼の声を聴いてダマ、マルダン、ヴァロリーは元気を取り戻し、侵入者たちを部屋から立ち退かせた。王妃はもし礼儀に厳しいことがトゥルーゼル夫人に彼女の場所を保つことを要求しなかったら、何て有能な人物が国王の馬車にいただろうかと思った。辺りを見回し、信頼できる臣下以外は誰もいないことを確認し、伯爵は王妃に近づいて、言った。

「マダム、私はここにおります。私は村の入口に70名の軽騎兵を持っています。彼らは信頼できると思っています。私への命令は何でしょうか?」

「おお、私のかわいそうなシャルニー!」王妃はドイツ語で言った。「第一にあなたに何が起こったのです?」伯爵は王妃に近づいてマルデンが話が聞こえる範囲にいて、ドイツ語を理解できることを示した。

「ああ、あなたの姿が見えなくなって、私たちはあなたが死んだと思っていましたよ!」彼女はフランス語で続けた。

「不幸にも、王妃様、死んだのは私ではなく、私のかわいそうな弟のイシドールです。」彼は涙を抑えることができなかった。「しかしいずれ私の番が来るでしょう!」

「シャルニー、あなたに何が起こったのか、なぜあなたがとても変に姿を消したのか教えてちょうだい。」王妃はそう言ってからドイツ語でささやくように付け加えた。「オリヴィエ、あなたは私たちを、特に私自身を、うまく遇しませんでしたよ。」

伯爵はおじぎをして答えた。

「弟は私が一時的にあなたの側を離れる理由を知らせなかったのですか?」

「知っています。」

王妃は伯爵がドルーエを追って、それが彼に大きな不幸を導いたと思っていたと話す。伯爵はドルーエの追跡の失敗の一部始終を話した。

「マダム、私はあなたがよくご存じの通り男です。今この場でもはや私は泣きません。しかしその森の中で濃い暗闇の中で私は怒りの涙を流し、怒りと共に誓いました。」

王妃は彼に手を差し出し、彼はお辞儀をして震える唇でキスをした。

「誰も私の絶叫には答えませんでした。私は一晩中歩き回り、夜明け近くにジェヴの村の近くのヴァレンヌからダンに向かう道にいることに気付きました。私は自分自身を説得しました。ドルーエが私をかわしたようにあなたはドルーエをかわすには十分幸運でしたか?これはありうることです。あなたがヴァレンヌを通過した場合、私にとって何かをすることやあなたの後を急ぐことも無益でしたでしょう。あなたはヴァレンヌで逮捕されましたか?その時私は一人でした。そして私の献身は同じように無益でした。私はついにダンに向けての旅を続けることを決意しました。その村に到着する前に私はデスロンと彼の100名の軽騎兵に会いました。彼は何の知らせも持っておらず、不安な状態にいました。彼はジュール・ド・ブイエとレジュクールが全速力でステネに向けて馬を走らせているのを見ただけでした。なぜ彼らはデスロンに話さなかったのか?多分彼らはデスロンを信用しなかったのでしょう。しかし私は彼が価値のある王党派の紳士であることを知っています。私はすぐにあなた方がヴァレンヌで逮捕され、ブイエとレジュクールがすぐにブイエ将軍に知らせるために飛んで行ったと推測しました。このすべてをデスロンに伝え、彼の軽騎兵と共に私と一緒に来てくれるように彼をかりたてました。ムースの上の橋を守るために30名の兵士を残して、彼はすぐにそうしてくれました。1時間後私たちはヴァレンヌにいました。1時間に4リーグ進んできたのです。私はすぐに攻撃を始め、すべての障害物を通過して、陛下たちの元にたどり着きたいと思っていました。しかしながら私たちはバリケードがいくつも築かれていることに気付きました。それらを攻撃することは愚かなことでした。そこで私は協議をしようとしました。国民軍の将校の一人が姿を現したので、私の軽騎兵に再び加わらないかと頼んでみました。この要求は拒絶されました。私は国王の元に行き、命令をもらってくる許可を求めました。彼らはこの二度目の要求も拒否するようだったので、私は馬に拍車をかけ、最初のバリケードを片付け、次に二番目を片付けました。その音に案内され、私は全速力でこの広場に到着しました。ちょうどその時陛下がバルコニーから去ろうとしていていました。そして今私は陛下の命令を待っています。」

王妃はもう一度シャルニーの手を握った。そして国王の方に振り返り、「陛下、あなたの信頼できる臣下である伯爵に何が起こったか聞いていましたか?」国王は答えなかったので、王妃は立ち上がり、国王の側に行って言った。「陛下、無駄にする時間はありません。不幸にも私たちはすでにあまりにも時間を失い過ぎたのです。ここにシャルニー伯爵と彼が信じている70名の頼りになる兵士がいます。そして彼はあなたの命令を求めているのです。」国王が頭を振った時に王妃は付け加えた。「陛下、お願いですから命令してください!」

「私の命令?私は与える命令はないよ。私は囚人だ。あなた方ができると思うことを何でもすればいい。」

「そうですか!それが私たちのお願いのすべてです。」王妃は伯爵を側に引っ張りながら続けた。「あなたは十分な力を持つ白紙委任状を持っています。国王が言われたようにあなたができると思ったことを何でもしてください。」そして囁くように加えた。「でもすぐにそして力強く実行してください。そうでなければ私たちは破滅します。」

「わかりました。そのようにいたします。私は直ちにこれらの紳士たちとすぐに実行に移せるものは何かを決定します。」

ちょうどその時ショワズールが血で汚れたハンカチの中で折りたたまれていた何枚かの書類を持って、入ってきた。そして注釈なしにそれをシャルニー伯爵に差し出した。伯爵はすぐにこれらは弟が持っていたものであることを理解した。彼は手を伸ばし、その血まみれの遺産を受け取り、包みを彼の唇まで上げ、キスをした。王妃はむせび泣きを抑えることができなかった。伯爵はよろめかなかった。しかしその紙を彼の胸ポケットにしまうと「皆さん、私がしようとしている最後の努力に援助してくれますか?」と言った。

「私たちは自分たちの命を生贄にする覚悟ができています!」若者たちが次々に答えた。

「あなた方は忠誠が残っている12名に責任を持つことができると思いますか?」

「私たちの内8~9人は挙げられます。」

「では私は70名の軽騎兵と共に戻ります。私が前のバリケードを攻撃している間、あなた方は後ろに回ってください。その場所の転換に乗じて、私たちの力を合わせて、ここを貫き、国王を運び出しましょう。」

若い貴族たちの答えは彼らの手を伯爵に差し出すことだった。その時彼は再び王妃に振り返って、言った。

「マダム、あと1時間であなたは自由になるでしょう。さもなければ私たちが死ぬでしょう。」

「おお、ムッシュー!そんな言葉は言わないで!それは不運の匂いがします!」

オリヴィエは満足してお辞儀をし、彼の約束を確認した。そして繰り返される叫び声や新しい噂に気付かずにドアに向かった。しかし彼が掛け金に手を置いた時にドアが開いた。そして新しい人物が侵入してきた。彼はこのドラマにおいてすでに複雑な役を演じていた。40または42歳の暗く厳しい顔をしたこの男は襟が後ろに反り返り、上着のボタンもはずれ、目は疲労で充血し、汚れた服を着ていた。ベルトには2丁のピストルを差し込んでおり、脇にはサーベルが下がっていた。息切れして、ほとんど無言状態で彼はドアを開けた。そして国王と王妃に気付くと安堵したように見えた。その時仇討の微笑みが彼の顔を覆った。彼は手を上げて叫んだ。「

国民議会の名においてあなた方は私の囚人となります!」

ショワズールが素早く動き、この横柄で革命的な点においてあらゆる前任者たちをしのいだように見えた男の前に行き、ピストルで彼の頭をぶち抜くために腕を上げた。しかしほとんど同じ速さで王妃がショワズールの威嚇する手をつかみ、低い声で言った。

「私たちの破滅を急いではなりません。慎重になってください!これらのすべての邪魔者と共に私たちは時間を稼ぎましょう。そしてブイエ将軍が遠くに行くことができないように。」

「わかりました、マダム。」

ショワズールはピストルを胸に戻した。王妃はシャルニーを見て、彼がこの新しい危険に対して進み出た最初の人物ではなかったことに驚いた。シャルニーは妙にこの侵入者から見られることを避けているように見えた。そして彼の観察者から身をかわすために部屋の一番薄暗い角に身を落ち着けた。しかしながら王妃は彼を十分知っていたので、彼がその影と謎の両方から姿を現すのに適した時間だとは疑わなかった。

************************************

イシドールが残した書類とは間違いなくアンドレがオリヴィエに宛てた手紙だと思います。オリヴィエが死の床についていたら読んでくれと頼んだ手紙はイシドールに読まれることなくオリヴィエの手に渡りました。彼は一体この手紙をいつ読むのでしょう?そしてこの侵入してきた男は一体・・・?

50章『もう一人の敵』:

男は死の危険から逃れたけれども、死の恐怖よりも心の中にある力強い感情で満たされているように見えた。「囚人」という言葉はショワズールを刺激し、国王を立ちあがらせた。

「囚人?国民議会の名において囚人ですと?あなたは何を話しているのです。私にはあなたの話が理解できません。」

「簡単なことだ。そして全く理解しやすいことだ。あなたはフランスを去らないと誓ったにもかからわず夜にあなたの国から逃亡しようとした。あなたは約束を破った。国民を裏切った。国を裏切った。国は市民に武器を取れと呼びかけている。そして国はあなたに話しかけている。国の目標の1つの声を通して。陛下、人民の名において、国家の名において、国民議会の名においてあなたは私の囚人です。」

貯蔵室の中では狂わんばかりの「ブラヴォー」の声が挙がっていた。

ショワズールは王妃に耳打ちした。

「あなた自身が私を止めたことを忘れないでください。もしあなたがこの男に慈悲を見せなかったら、このような無比の横柄さを受けなかったでしょう。」

「例え仇討したところで何になるのです?」

「しかしその場合私たちは・・・」

王妃は悲しげに重くうなった。しかしシャルニーの手がゆっくりショワズール公爵の肩の上を通り、王妃の腕に触った。

「私にあの男と話をさせ、処理させてください。私は彼をどう処理するか知っています。」と伯爵は静かに言った。

国王は強い口調でルイ16世の名においてではなく、議会や国家の名において話すこの男を驚いて見ていた。国王はこの男と以前どこかで会っているような気がしたが思い出せなかった。ついに国王は言った。

「結局あなたは私に何を求めているのです?話しなさい!」

「陛下、私はあなたとあなたの家族を外国に向けて一歩も進ませたくないと思っています。」

「きっとあなたは何千人もの武装した人々と一緒に来たのだろう?私たちの旅を反対するために。」

「いいえ、陛下、私は一人できました。いえ、二人だけです。1人はラファイエット将軍の副官、そして単なる農民である私です。議会は法令を発布しました。そしてそれを実行することを期待しました。だからこれがなされるのです」

「その法令を寄越しなさい。少なくとも私は読んでいない。」

「私は持っていませんが、私の仲間が持っていいます。私の仲間は国家の命令を遂行するためにラファイエット将軍と議会によって派遣されました。私はバイイ市長によって派遣されました。」

「あなたの仲間はどこにいるのですか?」

「私の後ろにいます!」

その農民が脇にそれ、入口の見通しが聞いた。彼らが目にしたものは参謀将校の制服を着て窓にもたれかかっている若い男だった。彼は大混乱の中にいて、その顔は涙でぬれており、手には紙を持っていた。この若者はラファイエットの副官のロムーフだった。彼は今や正真正銘の愛国者になっていた。しかし彼は以前王妃の保護係を務めていた。そのため王妃は目の前の出来事が信じられなかった。ロムーフは俯きながらゆっくりと前に進んできた。国王は待っていられず彼に素早く近づき、その法令をロムーフの手から奪い取った。それを読んだ後、国王は言った。

「もはやフランスには国王はいない!」

ロムーフの仲間は微笑んで言った。

「私はそれを十分知っています。」

王妃が国王に質問するように近づいてきたので、国王はその法令を読み聞かせた。それは議会が内務大臣に直ちに全県に使者を送り、すべての公的役人、すべての国民軍、そしてすべての正規の軍隊に対して王国を去ろうとするすべての人の逮捕とあらゆる種類の物の輸出の妨害を命令するものだった。もしこれらの使者が国王及び国王一家または彼らの逃亡を扇動する人々に追いついた場合は前述の役人、国民軍、正規軍はあらゆる可能性の手段を取り、彼らの逃亡と旅の継続を阻止し、立法府のためにそれを行うように命令していた。

王妃はそれを聞いて一種の麻痺状態に陥っていた。しかし国王がそれを読み終えると頭を振って、「不可能です!」と叫び、その運命の紙を広げて読んだ。

「王妃よ、読みなさい。あなたはまだ疑っているかもしれませんが、国民議会の議長によって示され、署名されているのです。」

「そのような法令に署名したのは一体誰です?」

「貴族だよ、王妃。アレクサンドル・ド・ボーアルネ侯爵(ナポレオン・ボナパルトの最初の妻のジョゼフィーヌの前の夫です。)だ。」

王妃はその法令を読み、まゆをしかめ、唇を引き締めた。国王は再びそれをとり、熟読した。そして子供たちが寝ているベットの上に投げた。王妃はもはや我慢していることができず、その紙をつかみ、丸めてベッドの遠くに投げつけた。

「陛下、お気を付けください!私はこのような文書で子供たちを汚したくありません!」

隣の部屋から大きな叫び声が挙がった。国民軍が今にも国王一家がいる部屋に突進してきそうな動きを見せた。ロムーフは恐怖の叫びを挙げた。彼の旅の仲間は歯をむき出しにして激怒の叫びを挙げ、うなった。

「何てことだ!彼らは議会を侮辱した、彼らは国家を侮辱した。彼らは人民を侮辱した!よし!」

彼は隣の部屋の武装している人々の方を向いた。次の瞬間シャルニーが前に出てきて、この見知らぬ国民軍の男の腕をつかんだ。この好戦的な男はサーベルを抜きかけていた。伯爵は彼に言った。

「もしよろしければお言葉を、ムッシュー・ビヨ。私はあなたと話がしたいのです。」

ビヨは驚愕の叫びを挙げ、彼から逃れ、死人のように青ざめ、すぐに優柔不断になり、ついには半分抜かれたサーベルを鞘に戻した。

「それならそれでよろしい!私もあなたに言いたいことがありますよ、ムッシュー・ド・シャルニー。」

ビヨはドアに足を向け、言った。

「市民よ、私たちに部屋を与えたまえ。私はこの将校と個人的な会談を持たなければならない。しかし同志たちよ、安心しろ!狼も母狼も子供たちも逃げることはできない。私はここにいる。そしてすべての責任を負う。」

シャルニーを除いては彼を知る者はいなかった。群衆はビヨが命令をする権利があると思っていたので、階段を下り、貯蔵室を空にした。伯爵は低い声で王妃に言った。

「ロムーフはあなたの味方です。できる限り彼が私たちから離れないように見守っていてください。」

これは簡単なことだった。伯爵が貯蔵室に入った時にドアを閉め、そこにもたれて、誰も入ってこないようにしたからだ。ビヨさえも寝室に行くことはできなかった。

************************************

前章で出てきた謎の男は何とビヨだったんですよcoldsweats02!何か「猟師のような」とか厳しい雰囲気を醸し出している男だったので、もしかしてビヨ?とは思ったんですが、ビヨって40代だったけ?などと思い、メーソン入会の辺りを見たのですが、ちょっと探せず、でも読み進めたらやっぱりビヨで、「ぎゃ~sweat01!!」って感じでした。ドルーエより怖いかもsweat02!シャルニー伯爵がなぜビヨを知っているのかは『シャルニー伯爵夫人』では明らかになっていないので、前作の『アンジュ・ピトゥ』で出会っているのだと推察されます。バスティーユ陥落とか10月5日のヴェルサイユ襲撃とかそういう時にでも会っていたのか、イシドールの件で、すれ違ってでもいたのか、その辺りは東様の『アンジュ・ピトゥ』をこれから読んで確認したいと思います。こんなびっくり仰天な展開で終わってしまったので、3巻にすぐ着手したくなる気持ちわかるかと思います。いやはや・・・

『シャルニー伯爵夫人』英訳版2巻読了\(≧▽≦)/!その1【ネタバレ注意】

本日とうとう2巻を読了しました~happy02!2巻は4冊の内最も長い巻でした。でもとても面白い内容が多かったので、どうも記述が1巻に比べると長くなってしまっていますcoldsweats01。実はあらすじをまとめるのも結構一苦労でなんですけど、もう自分としてもどんな話だったか記憶に残せるようにどんどん記述が増えて行ってしまっている状態です・・・coldsweats01。1巻以上のネタバレなので、『ジョゼフ・バルサモ』及び『王妃の首飾り』を未読の方はご注意ください!

ちょっと記述が長くなっているので、2巻は2つに分割掲載します。

1章『カリオストロの予言が実現されるところのもの』:

一瞬読了したかと思いきや、2ページ飛ばしていたことに気付きました(苦笑)。夜中にファヴラ侯爵の元を訪れたバルサモが伝えたとおり裁判は侯爵に不利に動いていき、バルサモの予言通り侯爵に死刑が宣告される話です。バルサモは彼を助けようと説得に当たりますが、ファブラ侯爵は受け入れません。何かファヴラ侯爵って本当に立派な貴族なんですよ。このまま死刑になるのはかわいそうなくらいに・・・

2章『グレーヴ広場』:

バルサモが命に従って看守がファヴラ侯爵が処刑台に至るまで何度も救済の声を掛けるが、侯爵は拒絶し続ける。すべてがバルサモの予言通りに進んでいく。噂を聞きつけた群衆が集まって騒ぎ出す。ノートルダム寺院での公開告解の後、侯爵は市役所に立ち寄らせてもらい、遺言を後述する。死刑執行の時間がどんどん遅くなっていくので、群衆は空腹でいらいらし始め、侯爵の代わりに市役所の役人を絞首刑にしろとか市役所を破壊しろとか言い出すし、この暴徒化した市民は何なんですか?と憤りを感じたほどです。一方のファヴラ侯爵は群衆の中に最後まで自分を見届けてくれると約束したバルサモの姿を認め、最後まで落ち着きを失わず、そして一切を語らず、ただ最後に自分は無実で死んでいくということだけを訴えて、判決通り絞首刑を受ける。侯爵の言動は本当に立派でこれぞ本当の貴族の姿だよ!って泣けてきました。運命はさすがのバルサモでさえも変えることはできなかった。貴族の誇りを失わなかった侯爵に対し、肝心の陰謀の親玉であるプロヴァンス伯爵は侯爵が何も語らず処刑されたことを知って、安堵して、食事を続ける。この期において食事!プロヴァンス伯爵がひどい人だとはわかっていたけど、こんな人のために犠牲になったファヴラ侯爵があんまりにも気の毒すぎました。この処刑に立ち会ったルイと名乗る貴族は「私はあの人こそが価値のある紳士だったと確信します!」と言ったのに対し、プロヴァンス伯爵は「それはきみの意見だろう?」で一蹴。このルイって誰?ルイという名前の貴族はブイエ侯爵の息子しかいなかったと思うけど、彼は国王側の貴族なので、違うはず。既出のようなことが書かれていたけど、『アンジュ・ピトゥ』でってこと?とにかくファヴラ侯爵が哀れで、そして立派過ぎて泣ける章でした(ToT)。

3章『王政は救われる』:

王妃の元にミラボー伯爵が呼ばれ、ミラボーが国王のルーアンへの隠居と昔のあるべき君主制を再建しようと熱弁を奮い、王妃を感動させる話です。

4章『農場への帰還』:

ビヨの娘カトリーヌが(恋仲らしい。このあたりは前作『アンジュ・ピトゥで語られているようです。)イシドール・ド・シャルニーのトリノへの突然の出発で気絶し、意識混濁状態になり、娘を溺愛するビヨは彼の農場の不作の件もあり、パリから自宅に戻る。カトリーヌの容態は思わしくなく、ホームドクターのレナル医師(この人も『アンジュ・ピトゥ』で既出のよう)が必死に看護にあたる一方でビヨ夫妻、及びピトゥがカトリーヌを激しく心配している場面です。ピトゥはカトリーヌのことを愛しているようです。このあたりも『アンジュ・ピトゥ』で明らかになっているのかと・・・でもカトリーヌはイシドールと恋仲になったのだから、横恋慕しなかったんだね、ピトゥ!

5章『病人看護人としてのピトゥ』:

急性脳炎のため高熱に冒されているカトリーヌにレナル医師は3度目の瀉血を行う。意識混濁状態のカトリーヌはイシドールとピトゥの名を呼ぶので、レナル医師はピトゥをクレマン看護婦の手伝いとしてカトリーヌの側にいるように指示する。懸命の手当と薬の効果が出てきて、カトリーヌは意識を取り戻す。峠を越えたと思ったレナル医師はピトゥとクレマン看護婦だけをカトリーヌの部屋に残し、依然としてビヨ夫妻には部屋に入らないように指示して帰った。それはカトリーヌのこの病気の原因がイシドールにあることを察したレアル医師の配慮だった。ピトゥは自分が彼女を愛している以上に彼女がイシドールを愛していることを感じて動揺を隠せない。何とか自分の気を静めようと努力する。再び気が付いたカトリーヌは喉が渇いたといってクレマン看護婦に薬を飲ませてもらう。その時ピトゥが手伝っていたのをおぼろげに気づいていた。夢なのかと思って「ピトゥ?」と呼ぶとクレマン看護婦が寄ってきた。ピトゥは彼女が邪魔であることに気付いて、自分がついているから休んでいてくださいと言い含めて、カトリーヌの側に近づいたというところで終わりです。ピトゥの苦悶の章です.

6章『信頼のおける人としてのピトゥ』:

ピトゥはカトリーヌがイシドールからの手紙を待っていることを知る。しかし手紙が来ないのはイシドールが手紙を書かないのではなく、ビヨの手に渡っていて、カトリーヌの手元に来ないのではないかと考え、ピトゥは郵便配達を請け負っているお店のコロンブ夫人のところに行き、何とか交渉の末カトリーヌに手紙が届いていたら彼が届けることを承認してもらう。カトリーヌのために奮戦する片思いのピトゥが何だかあわれです(ToT)。

7章『地理学者としてのピトゥ』:

駅舎でコロンブ夫人が受け取ってきた手紙の中にはイシドールからカトリーヌ宛の手紙が入っていた。それを受け取り、ビヨの家に戻り、カトリーヌの部屋の窓が半分開いている隙間からその手紙を投げ込んで、カトリーヌに手紙を届ける。レナル医師の元から帰ってきたピトゥをビヨは疑っていて、彼から目を離さない。すでにコロンブ夫人の店から買った生姜入り菓子パンや大麦糖でお腹を満たしていたにもかかわらず、ビヨの勧める朝食を何事もないかのように食べ、カトリーヌに対して無関心を装うことでビヨの疑念を晴らす。一方カトリーヌはイシドールの手紙を読み、彼がどこにいるのかが気になり、色々な土地の名前を口にし始め、また意識混濁が始まったようだとクレマン看護婦がビヨ夫妻に伝える。そこでピトゥが機転を利かせて、ビヨにカトリーヌが知りたいことを教えてやることができると言い、彼女の部屋に入る許可を得る。カトリーヌはピトゥにサルディニアとトリノについて聞く。それについてピトゥは一生懸命昔学校で習った知識を思い出して答える。カトリーヌはイシドールと自分との距離感を感じて悲しむ。そして今後も手紙が来るはずだからピトゥにまた受け取ってもらえないか頼む。しかしピトゥもビヨに目をつけられているので、今回のように渡しには来れないという。カトリーヌは手紙の安全な保管場所はないかと尋ねる。そこでピトゥはカトリーヌが気絶していた場所の近くにあった柳の木に大きなうろがあったので、そこに手紙を入れておくことを約束する。そこはビヨの農場の入口なので、彼女が元気になれば行ける場所だった。ピトゥ、カトリーヌのために大奮闘の章。もうけなげすぎるピトゥ・・・(ToT)。

8章『制服指揮官としてのピトゥ』:

カトリーヌの手紙を受け取ってくるという個人的な仕事の他にピトゥにはアラモン国民守備隊の指揮官としての重要な仕事があった。ピトゥは軍備を整えるためにジルベールから25ルイ金貨を預かっていた。洋服屋のデュロロワ氏に隊服を準備するように交渉に行くが、値段が折り合わず、断ればライバルのビリニイ親方に仕事を回すことをほのめかしヴィルコトレと周りの村の同盟の公式式典までに間に合うように、何とか請け負わせる。公私共々振り回されているピトゥです。

9章『フォルチエ神父が彼の反革命精神の新しい証明を与えるもの』:

1789年10月18日、ヴィレル・コトレでは広場に愛国者の祭壇が作られ、地域の連邦化のお祭りのための準備が進められていた。10時に始まる儀式に向けてぞくぞくと人が集まってきて、中でも人目を引いたのは制服を新調し、堂々と行進してくるピトゥ率いるアラモン守備隊の姿だった。ヴィレル・コトレや近隣の若い女性たちはみな白い衣装に三色の飾り帯をつけ、祭壇を囲むための緑の小枝を持っていた。その中にカトリーヌもいた。祭壇に飾る物は教会から借りてくることになっていた。しかし約束の時刻が近づいても教会からは物が届かず、市長の秘書が教会に行ってみると閉まっており、聖歌隊の体調も思わしくない状態だった。市長は以前フォルチエ神父と悶着を起こしており、それをフォルチエ神父が恨んで嫌がらせをしていると気づいた。そこでフォルティエ神父の家に行くとフォルティエ神父は聖職者にあるまじき暴言を吐いて、非情な頑固さをもって式典でのミサを固辞した。市長は穏やかに懐柔しようとするが、全く受けいれない。その様子を見ていた群衆の中から一人の男が出てきた。それはビヨだった。ビヨはフォルチエ神父の振る舞いに切れ、しかし穏やかに理路整然と集まった人々の言い分をうまく取り入れながらフォルチエ神父を説得し、ついには彼に式典でのミサをする義務を受け入れさせることに成功した。

************************************

ビヨ、単なる頑固親父なのかと思いきや、そうじゃなかったよ。とても素晴らしい人物でした!

10章『人権宣言』:

ピトゥは以前目撃したパリでの暴動以上の騒音が聞こえてきたので、守備隊に戦闘準備をさせたところ、大群衆と共に見えてきたのはビヨに引っ張られてきたフォルチエだった。ビヨはフォルチエを愛国者の祭壇に連れて行き、ここに登れる資格について述べ、その資格のないフォルチエに「消え去れ」と言う。フォルチエは悪態をついて去っていく。しかしフォルチエが去ったことによりミサが行われないことに困った市長にビヨはミサの代わりに人権宣言を行うと言い、右に法の力を象徴する市長、左に軍の力を象徴するピトゥを立たせ、1789年8月に国民議会で採択された人権宣言の条項を集まった人々に向けて話し、法の下の平等とは何かをみんなで確認することでこれまで縛られてきたものからの解放を全住民で分かち合い、大いに盛り上がる。その後人々は「愛餐」と呼ばれる食事会やダンスや音楽を楽しんだ。ピトゥはカトリーヌとダンスをしたが、カトリーヌは父ビヨの語った人権宣言は貴族階級を否定るするものだったので、愛するイシドールを思い、暗雲がよぎる。

*************************************

ビヨ、6000人の住民を前にこんなに長々と演説をぶてるのはすごいです!そしてここまで革命的思想の持主だけに娘のカトリーヌとイシドールのことをよろしくなく思うのは当然ですね・・・でもカトリーヌは「貴族としてではなく田舎者としてのイシドールを愛している」と言っているだけにかわいそうです。カトリーヌとイシドールの未来については東様の読書履歴で片鱗を垣間見てしまったので、この先どういうことでイシドールがそうなっちゃう(←ネタバレになるので、まだいいません)のかというのが気になりますね・・・

11章『窓の下で』:

前章の式典が終了した後の生活の様子とビヨの周辺への注意力がものすごく鋭くなっている様子が描かれています。ピトゥは毎日受け取りに行っているイシドールからカトリーヌへの手紙の消印からイシドールの居場所を抑えていた。そこでピトゥは口実を作ってカトリーヌに会いに行く。カトリーヌは森林の方角に目を向けてばかりいるので、ピトゥは何かあると気づく。(すぐにパリに戻ってきていたイシドールが近くまで来ているのだと思う。)そこでカトリーヌに何か話したいことがあるのではないかと言う。カトリーヌはビヨの怒りが今までにないほど大きくなっていることを感じていた。ピトゥは馬に乗って家に戻ってきたビヨに挨拶をし、夕食に招待される。カトリーヌが思わず発した言葉にピトゥはイシドールの存在を感じる。

************************************

ピトゥ、とことんいい奴・・・カトリーヌはピトゥのことを単なる友達もしくは信頼が置ける人としか思っていないのに、片思いのため都合よく使われているという感じです。カトリーヌは自分の恋に夢中なので、ピトゥの彼女への愛情には全く気付いていない様子です。お気の毒なピトゥ・・・

12章『クルイ老が場面を再現する』:

ピトゥはビヨ家で食事を摂る。ビヨに何しに農場に来たかと問われ、カトリーヌのためにうさぎを捕ろうと思ってわなをかけにきたという口実を話した。そんな中ビヨの仲間のクルイ老がビヨの銃を肩に下げてやってくる。ビヨはクルイを食事に誘った。クルイはオルレアン公からうさぎと野うさぎを一日交替で狩っていいという許可をもらっていて、今日は野うさぎの日だったということでその獲物も持ってきた。そして朝にビヨに頼まれてビヨの銃を使って弾丸を撃ち放ったことを話し始めた。そしてその狩りは猪ではなく狼をしとめるためだとビヨが言った。こんな時期に狼なんてと驚くピトゥにビヨは今朝パリからブルソンヌへの道で見つけたと話す。獲物にはクルイの発射で確実に一撃が加えられているという。狼とは間違いなくイシドールのことを指しており、ビヨはイシドールを殺す気でいることをピトゥとカトリーヌは察する。ビヨはピトゥに「お前が本当に野兎をわなをかけるために農場に来たのなら、もう時間じゃないのか?」と言い、ピトゥはその言葉を受けて、立ち去る。

************************************

いや~っ、いくら革命が進んでいる時期とはいえまだ平民が貴族を殺すのは許されていない時期じゃないか?と思うのは私だけ?ビヨ、暴走中・・・

13章『鬼ごっこ』:

12章でビヨとクルイが獲物に一撃をくらわせたという話をしていたので、もしかしてイシドールってもうけがしているの?と思いましたが、違いました。あれは威嚇でした。ピトゥはビヨの家を立ち去った後、ビヨの例え話の狼はイシドールを指していてビヨの家の周りに近づいて来たら殺すという暗示であることをカトリーヌによって示されて、どうしたらいいのか森の中であれこれ考え始めた。ピトゥはビヨの家が見える隠れ場所を見つけ、ビヨの家の動きを見守る。クルイが帰った後、夜になり、ビヨは自分の部屋で銃に弾丸をつめ、事前準備をしていた。ビヨの部屋からカトリーヌの部屋は見えないが、ブルソンヌからのすべての道やフェルテ・ミロンの丘からイヴォール・コプスまでの森林の範囲を見下ろせ、もしカトリーヌが家から出て行っても分かる状態だった。しかし、夜になると暗いので、人影が確実にカトリーヌであるという判断できないと思う。ピトゥはそこを狙った。案の定カトリーヌは暗くなると窓から出て、ブルソンヌの方向へ動き出した。ビヨはそれに気付き、彼女の後を追う。ピトゥはビヨとは反対の道を通ってカトリーヌの行く手を阻み、ビヨが気付いて、銃を持ってカトリーヌの後を追ってきていることを告げる。そしてイシドールには自分が知らせに行くから、カトリーヌにはビヨに気づかれないように部屋に戻るように言い、ピトゥに支えられながらカトリーヌは自分の部屋に戻る。ピトゥはカトリーヌに「きみのためなら何でもするよ。僕はきみをとても愛しているんだ!」と言うんです。本当に片思いなのに健気な奴ですね、ピトゥ・・・

14章『狼に対する見張り』:

ビヨはイシドールがパリに戻ったこと、カトリーヌの病気、病気中レナル医師からカトリーヌの部屋に入ることを禁じられたことからイシドールがカトリーヌの恋人であることを確信していた。平民のカトリーヌは貴族のイシドールとは結婚できない。従ってこの二人の恋愛は娘にとって不名誉になるだけであり、その精算を彼を殺すことでつけようとしていた。ピトゥは何とかイシドールに危険を伝えようとするが、ビヨが近づく気配を感じ、それができない。そのうちイシドールがカトリーヌの部屋の窓に近づいていく。ビヨは彼に銃口を向ける。火花が見えたその瞬間カトリーヌはイシドールを自分の部屋の窓から引き入れた。ビヨは発砲するが、失敗する。しばらくすると中庭で犬の鳴き声が聞こえた。カトリーヌがイシドールを果樹園に送り、犬が彼に吠えていると察する。ピトゥはビヨの動きを見て、カトリーヌとイシドールの後を追う。そして二人が別れを告げようとしているところを見つける。イシドールはビヨの発砲から何とか逃れた。カトリーヌは恋人を殺そうとした父を許せず、家には帰らないと言い、ピトゥにどこか隠れ場所はないかと聞き、彼は彼女を隠れ場所に案内する。

************************************

カトリーヌとイシドールの逢瀬は一瞬だったと思います。イシドールは別れ際に「また会おう。僕を忘れないで!」と言いますから、彼らはまたどこかで(ピトゥの案内した隠れ場所?)会うんでしょうね。じゃないと話が続かない。緊迫した場面が続く章でした。

15章『嵐の後』:

カトリーヌが出て行ったことを知ったビヨは暗闇の中で彼女の足跡を探したが無駄に終わった。ビヨは翌朝9時にいつも通りに朝食を摂りに家に戻った。ビヨの妻はカトリーヌがどこにいるのかを尋ねる。ビヨは農場の空気が合わないからソローニュのおばのところへ旅立ったとうそをつく。ピトゥはアラモンの自宅で夜明けを見た。木こりは真夜中にピトゥが女性のように見える何か重い物を腕に抱えてクルイ老の隠れ家につながる急な下り坂を降りて行ったのを見たという。ラジュネス老は午前1時にピトゥがブルソンヌへの道を走っていったのを見たという。マニケは午前2時か2時半に彼の家の前を通り過ぎたピトゥと挨拶をかわしたという。これは一旦ピトゥがカトリーヌを安全な場所に移動させ、その後イシドールの様子を窺いに行き、その情報をカトリーヌの元に持ち帰って、そして自分の家に帰ったことを意味していた。しかしピトゥはその晩の秘密を明らかにはしなかった。朝6時頃ビヨはピトゥが疲れた様子もなく仕立屋デュロロワの勘定書を作っているのを見た。ビヨの農場には血痕が落ちていた。ビヨが放った銃弾はイシドールに命中していた。イシドールの従僕がレナル医師の元を訪れ、医師はイシドールの城に赴く。イシドールは左脇腹と右肩に銃弾による怪我を負っていた。左脇腹の傷は重症だったが、銃弾は肉体を貫通していたので、重要な器官を損なうことはなかった。右肩はかすり傷だった。医師は3日間の訪問が必要と判断した。イシドールはこの件を黙っているようにと1ルイ(24フラン)を与えるが、レナル医師は「黙っていることをお望みなら、いつも通りの費用をお支払いください。」とそれ以上のお金を受け取らず、おつりを返してよこした。イシドールは腹心以外にはこの件を黙っており、レナル医師の3度目の訪問時には外出しているくらいに回復していたので、彼に何が起こったのかは誰も知らなかった。

16章『ミラボーの大反逆』:

王妃との内密の謁見から数週間後のある日議会に向かう途中ミラボーは「ミラボー氏の大反逆」というタイトルのビラが大量に配布されているのを見かける。そしてその配布者が近づいてきて「ミラボー伯爵、無料で差し上げますよ」とそのビラをよこした。ビラを読むとミラボーの借金について詳細が明らかにされていた。また先日の王妃との謁見内容までも書かれていた。何一つ間違わずに書かれているこのビラをミラボーは不思議に思う。彼にこのビラをよこした男は見知らぬ男ではない気がした。そこで再度ビラをもらった場所に戻ると配布者は変わっていた。その時ジルベールがその近くを通った。ミラボーはジルベールをその配布者のところに連れて行き、そのビラを見せられる。ジルベールは配布者がボーシールであることに気付く。つまりこの正確な糾弾はバルサモによって書かれたものなのか??その後ミラボーとジルベールは革命と近隣諸国の動きについて語り合う。その後ミラボーはスタール男爵夫人と話をした後、議会で王に戦争を宣言する権利を与えるように要求し、バルナーヴと激論を戦わせていた。

17章『生命の秘薬』:

ミラボーは議会から戻ると体力的にも精神的にも疲れ果ててしまっていて、報われない自分を愚痴り始めていた。そこでジルベールは緑色の液体の入ったガラスの小瓶を取り出し、それをミラボーにブランデーと共に飲ませる。その薬はジルベールがバルサモから作り方を学んだ物だった。ミラボーはその薬の即効性により元気を取り戻す。ジルベールはミラボーに田舎に引っ越すように勧める。アルジェントゥイユに空き家があるという。それはジルベールの手伝いをしていたフリッツが昔主人と住んでいた家だという。フリッツってバルサモの使用人じゃないの!!ジルベールの手伝いをしているって??

18章『4親等を超えた親族はいない』:

アルジェントゥイユに来たミラボー伯爵とジルベールは昔伯爵の父である侯爵が住んでいた家に行く。そこには番犬がおり、ミラボーにさかんに吠えまくる。現在の住人である若者が出てきて犬を制しようとするが、ミラボーはゼウスが電気を発したような力で犬をねじ伏せ、服従させることに成功する。その後、若者に案内され、家の中に入り、現所有者の家族を紹介される。家のことは彼らよりも詳しいミラボーは様々な逸話を披露する。その家を去って、教会の近くに行こうと馬車を進めた途中でミラボーは先程訪れた家の若者に名刺を渡してくるように使用人のテシュに命じた。ミラボーは例の大反逆罪の告発をされたビラを呼んでいない人はいないと思っているので、自分がミラボー伯爵本人だと信じないだろうと思っていたが、テシュと共にあの若者もついてきた。そしてミラボーが助けを必要とするときには死ぬ覚悟がある自分を忘れないでくれと言う。このモルネと名前の若者を抱きしめ、ミラボーは感涙して、ジルベールに希望を語る。「ここに私たちを成功させる人々がいる。彼らは私たち以上に価値があると信じる。」ミラボーは愛されキャラな人物って感じです。

19章『王妃に似ている女性』:

ミラボーとジルベールはアルジェントゥイユの教会に行き、ミラボーの祖母の墓を見る。ミラボーは地域の人々のために教会の助任司祭に月1000フランを提供することを約束した書付を残して去る。マレ城に向かう途中、熱で衰弱した子供を抱える女性を見つけ、ミラボーはジルベールをその女性の元に残し、一人でマレ城に向かう。城は庭には花が満ち溢れ、内部もミラボーの気に入るものであったが、敷地内にある2つのつがいのような別棟の1つに美しい女性が住んでいることを案内してくれた庭師に教えてもらう。そしてその女性が読書しているところを目撃する。女性の身なり、様子を見ているうちに、そして彼女の側で遊んでいる子供を見ているうちに彼女が王妃に、子供が王太子に似ていることに気付いた。そしてサン・クロード街での謁見時の王妃を思い出していた。

20章『見知らぬ女性が感じさせ始める影響を受けるところ』:

ジルベールがミラボーの元に戻ってきて、子供の容態について報告する。子供は日射病に加え、この辺りの淀んだ水からの臭気にあてられて、マラリアのような病気になっていたという。そこでジルベールはキニーネを与えてきた。その治療は18世紀の医療の進歩だった。ジルベールはこの土地の環境は健康上良くないので、ここに住むことを止めるようにミラボーを医学的見地から説得をする。ところがミラボーは中々受け入れない。ミラボーは隣の女性が気になっていたので、離れられなかったのだ。ミラボーが見つめる先にジルベールも視線を向けたが、女性は素早く頭を引っ込めたので、ジルベールは彼女の顔を見ることはできなかった。そしてジルベールの説得も虚しく、ミラボーはマレ城を購入した。

21章『シャン・ド・マルス』:

地方からパリに続々と集まってくる人々を受け入れるためにパリに大規模な円形劇場が作られることになった。その場所として選ばれたのがシャン・ド・マルスだった。集まってきた人々はこの高台を平地に変えた。その中にエーヌの代表者として来たビヨとピトゥもいた。

22章『カトリーヌに起こったこと及び彼女がどうなるのかということ』:

1790年7月5日から6日に日付が変わる夜中にイシドールの従僕がレナル医師の元を訪れた。イシドールがまた怪我をしたのかと思ったら、そうではないという。急いで身支度をして、馬に乗るとイシドールの城の方向ではなく、反対方向の森の中に連れて行かれた。そこは馬では行けない道だったので、歩いて目的地に向かおうとした途中でイシドールが迎えに来て、道案内をし、老クルイの隠れ小屋の離れに連れて行く。そこは見た目とは裏腹に美しく内装された部屋になっていた。そこにカトリーヌがうつ伏せに横たわっていた。レナル医師が呼ばれたのはカトリーヌの出産のためだった。出産で苦しんでいる姿を見せたくないとカトリーヌはイシドールを部屋から離れさせる。2時間後幽霊のように行ったり来たり歩き回っていたイシドールの元にレナル医師とカトリーヌの声が聞こえた。急いで部屋に戻ると入口に生まれたばかりの子供を抱いて立っているレナル医師がいた。1週間後の7/13にイシドールとレナル医師はカトリーヌと子供を移動させた。イシドールはクルイにと金子袋を、カトリーヌはピトゥ宛の手紙を置いていく。イシドールはカトリーヌと子供を連れて馬車でパリに向かおうとする。午前5時頃、祝日のためのバリケードのために馬車はサン・ドニ門を通過できない状態にあった。カトリーヌは馬車のカーテンから頭を出すやいなや叫び声を挙げて、頭を引っ込め、イシドールの胸に顔をうずめた。彼女が最初に見た二人の顔はビヨとピトゥだった。ビヨの不在時に起こった娘の出産と逃亡。ピトゥはカトリーヌが妊娠していたことさえも気づいていなかった。カトリーヌが出産した子供は男の子だった。

************************************

え、え~っ!!カトリーヌが出産?思わずカトリーヌが気絶して意識混濁状態だった時からの時間を数えてしまいましたよ。だってあの時色々な薬を与えられていたから!でも子供はピトゥがカトリーヌをかくまってからの妊娠であることがわかりました。そうだよねえ・・・それにしてもピトゥ、カトリーヌが妊娠していたことさえも知らなかったって、あれからピトゥとカトリーヌは会っていなかったってこと??さすがにお腹大きくなっているもの、会っていたらわかったよねえ・・・ああ、これでビヨが怒り狂うんだ・・・でもイシドールはカトリーヌの出産の際にレナル医師に「今は私の恋人だが、いつか私の妻になることを望む人の名誉と命をあなたに託します」って言うんですよ。イシドールは本気です。でもカトリーヌは自分ような小娘は子爵夫人になどなれないと言いますが。

23章『1790年7月14日』:

シャン・ド・マルスには大勢の人々が集まり、中央に置かれた愛国の祭壇で国家と法と国王への信頼と国会で宣言された憲法の遵守が誓われ、聖職者によるミサも行われた。今後の未来を予告するかの如く天気は激しく荒れたり、日が照ったりしていたものの、人々の熱狂は衰えなかった。人々は喜び、歌った。一方、王妃はそんな中でもシャルニー伯爵の不在をただひたすら悲しみ嘆いていた。先日会ったミラボーとシャルニー伯爵との比較さえもしていた。彼女にはシャルニー伯爵がそばにいてくれさえすればよかった。すでに彼女の元を去っている廷臣も多く、その中で数少ない味方であるイシドールがこの場にいないことを不思議に思う。フランスは今全体で結びつきを強めていた。そんな中で国王だけが心中とは裏腹の嘘の誓いをしていた。この日のお祭りではこの先の良い前兆も悪い前兆も見受けられた。

24章『ここで踊ろう』:

7/14のお祭りは昼はシャン・ド・マルスで、夜はバスティーユで行われた。内部の中庭にはダンスルームが準備されていた。人々はお祭りに酔いしれ、大いに楽しみ、飲み食いをしていたが、ビヨはずっとあまり食事を摂っていなかった。一方ピトゥは他の人同様に食べ、歌い、お祭りを楽しんでいた。ピトゥにとってアラモンでの生活は快いものだった。それはカトリーヌを愛していたからだった。彼は夜になると彼女がいるクルイ岩に行き、彼女に跪き、祈った。ピトゥはかすかな嫉妬を覚えながらもカトリーヌにイシドールからの手紙を届け、また彼女からイシドール宛の手紙をイシドールに運んだ。そしてピトゥはカトリーヌの妊娠に気づいていなかった。そのためアラモンを離れる時に老クルイを薦め、できる限り早く戻ることを約束した。パリでピトゥはジルベールに会い、前にもらった25ルイの領収書を渡した。ジルベールはピトゥに今後に役立てるようにと更に25ルイを与えた。そしてジルベールはビヨが自分に話したいことがあるようだから、話の間セバスチャンを訪ねてもらえないかと頼む。ピトゥは快諾し、セバスチャンへの手紙を預かって馬車で出掛けた。ルイ・ル・グラン校に向かったピトゥはセバスチャンにジルベールからの手紙を渡すとセバスチャンは「あなたと一緒に行っていいってことだよね?」とその手紙に大喜びをする。ピトゥは校長に外出許可を取る。セバスチャンが御者に告げた住所はコ・ケロン通り9番地。アンドレの家だった。ピトゥは馬車の中でセバスチャンを待っていることにし、途中食料調達をしていた。そしてセバスチャンが馬車から出て行った5分後に門番が「伯爵夫人がピトゥ隊長に馬車でお待ちになるのではなく、どうぞお入りくださいとおっしゃっておられます。」と2度繰り返し、ピトゥは思い違いではないと彼に従った。ピトゥの驚きは言葉にならないものだった。控えの間にセバスチャンがいて、一方の手で彼を抱きしめ、他方の手をピトゥに差し出した美しい女性もいた。「ムッシュー・ピトゥ、あなたは私にセバスチャンを連れてきてくれるというとても大きな予期せぬ喜びを与えてくださいましたので、直接お礼を申し上げたかったのです。」という女性をじっと見つめながらピトゥは口ごもる。するとセバスチャンが「手を取って、キスして!僕のお母さんが許可しているんだ!」と言う。ピトゥは驚く。喜びに満ち溢れた表情でアンドレは言う。「そうです。彼の母です。9ケ月間、もう二度と彼に会うことはないと思っていました。あなたはまたここにこの子を連れてきてくれるでしょうから、秘密を隠しません。」ピトゥは秘密は自分の胸の内に収めることを約束した。アンドレはピトゥに食堂にいるように告げる。そこには上品なごちそうが準備されていた。ピトゥが食事をしている途中で若い紳士が食堂を通って応接間に入ろうとしているのに気づいた。お互いがその存在に気付き顔を見合わせると、その男はイシドールだった。二人は互いに驚く。イシドールはピトゥを田舎者としてしか見ていなかった。ただカトリーヌの件で恩があるので、感謝を伝えた。しかしピトゥはカトリーヌのためにしたことであり、イシドールのためではないと言い放つ。更にイシドールがピトゥにこれまでかかった費用を支払おうとする様子を見て、「あなたが私に負っているものは何もない」と繰り返しそれも固辞する。それでもイシドールはピトゥに自分が感謝していることを何度も告げ、握手してくれるように求める。ピトゥがイシドールの指先に触れたその時アンドレが姿を現した。アンドレはイシドールを応接室に通したが、ドアを半開きにしていた。明らかに話がピトゥに聞こえるようにするアンドレの意図だった。寝室につながるドアも同様に開かれて、セバスチャンが話を聞くことができる状態にしていた。イシドールはアンドレにオリヴィエの消息を伝えに来た。そして自分がオリヴィエから受け取った手紙にはアンドレに彼を忘れないでいて欲しいと頼んでいたことを話す。そしてもしアンドレが自分を通して手紙を送りたいのなら、届ける旨も伝える。アンドレが今まで手紙を書かなかったのはオリヴイエがどこにいるのかわからなかったからであり、そういうことなら喜んでイシドールの親切を利用させてもらうと答える。イシドールは但し明日まで待って欲しいと言う。彼がオリヴィエに手紙を届けに行くのは5~6日以内だし、何より自分は現在絶対必要な旅行中である。いつまで続くかわからないが、すぐに戻ってくる旨を告げる。アンドレはイシドールに違う出口を示した。ピトゥがいる食堂を通らせないために。2時間後、アンドレはセバスチャンの顔中にキスを浴びせて、ピトゥに返した。セバスチャンもアンドレを熱烈に抱きしめた。ルイ・ル・グラン校でセバスチャンは孤独だった。優しい母の幻影が彼の前にしばしば現れ、愛情が少しずつ彼の心に戻ってきたそんな中ジルベールからピトゥの案内の下で1~2時間アンドレに会いに行くことの許可をもらえ、彼の感受性の強い、そして秘密の願望を大いに喜ばせた。ピトゥはイシドールにも自分がなぜアンドレの家にいたのかも答えなかったし、アンドレにも何も聞かなかった。夕方、ピトゥはシャン・ド・マルスで働いた。有名な同志たちがピトゥに敬意を表した。ピトゥはビヨと共にシャン・ド・マルスを去り、バスティーユに向かった。イシドールが数日間の不在を告げた時にピトゥは彼がヴィレル・コトレを通過していたことも、6日後カトリーヌが子供と共に寝たままで運ばれたことも、その夜にクルイ岩を去り、祝日の朝イシドールと共にパリに到着し、サン・ドニ橋で馬車の窓からピトゥとビヨを見たことも知らなかった。ピトゥはみんなと共に飲み、踊り、祝日を楽しんだ。そんなピトゥを唯一悲しませるのはビヨの悲しみだった。

************************************

と、まあ、面白ネタ満載の章だったですよ!ピトゥ、カトリーヌに会っていたくせにカトリーヌの妊娠に気が付かなかったってどういうこと??あまりにも鈍感すぎる・・・そしてピトゥがルイ・ル・グラン校の校長に外出許可をもらいに行くくだりでAbbeって神父って意味だったことが判明しました。名前かと思っていたよ。つまり以前出てきたフォルチエさんはフォルチエ神父です。アンドレ~、セバスチャンに会えてよかったねえ~!!ピトゥに挨拶したアンドレは「未だかつてルイ15世及びルイ16世の宮廷のお金持ちな貴族にさえ与えなかった」喜びの表情を浮かべていたと表現されています。もう母の喜びMAX状態。しかし妻の喜びは・・・?これからの動き次第ですな。

25章『待ち合わせ』:

ピトゥはとうとうビヨに話しかけることを決め、バスティーユ陥落時に出来事を思い返して、列挙し始めるがビヨはほとんど反応しない。それでもピトゥは話し続けているとミラボーがヴェールで顔を隠した女性と共にやってくるのを見つけた。ピトゥの食欲は衰えるところを知らず、ビヨを連れて新しい食料を確保し、3回目の席につく。そのテーブルには見知らぬ男が一人座っていた。男はフリーメーソンの仕草をして、ビヨはそれを認める。ビヨもピトゥもこの男を知らなかったが、この見知らぬ男は二人を知っていた。そしてビヨの暗い顔の原因について問い詰め始める。カトリーヌの名前が出るとビヨは娘は死んだ」言い放つ。ピトゥは彼女は死んでいないと言うが、ビヨによっては死んだものも同然だった。見知らぬ男はビヨに一緒に来てくれるように言い、ビヨはそれに従った。ピトゥもついて行こうとしたが、ビヨに残っているように言われる。ピトゥは何が起ころうとしているのか理解できなかった。驚きと心配で空腹感を覚えていた。ビヨは静かに一人で戻ってきた。しかし顔には喜びの光が見えた。再びピトゥの向かい側に座り、ピトゥに明日一人で家に帰れという。しかしビヨはここに残ると言った。

*************************************

見知らぬ男とくればもう間違いなくバルサモですよ!ビヨってフリーメーソン会員だったんですか?それにびっくりです!う~ん、バルサモがビヨのイシドールへの復讐心を利用するのかなあ??

26章『プラトリエール通りのロッジ』:

この章がほぼ全ページにわたって印刷不良で端が切れた状態になっていて、一番最後の単語もしくは欠落している単語を推測しかも次章も数ページそういう状態になっているので、読み進めるのにものすごく苦心しました。次章も数ページそんな状態です。かつてルソーが住んでいて、ジルベールがよく来ていたプラトリエール通りの泉に来たビヨは流行歌を歌っている群衆の間を通り過ぎて、ある場所に行く。そこはドアにL,P,Dという3つの頭文字が書かれていて、階段を下りて廊下にいた守衛に暗号を示し、更に奥に降りて行った場所は15~16年前(『ジョゼフ・バルサモ』で既出)ルソーが連れてこられたまさにその場所だった。広間には白いタペストリーがかかっており、丸天井に1つのランプがかすかな光を発していた。台の上には議長の机と肘掛け椅子があった。ホールに3人の男が連れて来られた。3人はバッジをつけておらず、メーソンのエプロンを着ていただけだった。3人のうちの一人はビヨだった。もう一人の男は22歳くらい、更にもう一人の男は42歳くらいで上流階級に属していることがその振る舞いからわかった。秘密のドアから大東のそして崇高なコフタのバッチをつけた議長が姿を現した。3人の男たちは結社への入会希望者で彼らを受け入れるかどうかの判断をする場であった。6人のマスクをした男たちとビヨだけが最初にその場に残された。議長はビヨがバスティーユで偶然出会った男、つまりバルサモだった。バルサモはビヨに質問をする。ビヨの本名はフランソワ・ビヨでした。選民の間で呼ばれている名前は「力」。そしてフリーメーソンを知ったのは7年前と判明!ビヨはバルサモに従い、今までの現世のあらゆる関係を断ち切り、革命に身を投じることを誓わせる。ビヨは確固として誓い、メーソン会員として認められる。2番目の若い男は女性かと思われるような白く透き通るような肌を持っていた。名前はアントワーヌ・サン・ジュスト!選民の間の名前は「人間性」。彼はランのロッジ(支部)で5年前にメーソンを知った。彼もビヨ同様固い誓いを立て、入会を承認される。最後の男は何とルイ・フィリップ・ジョゼフ・ドルレアン公爵だった!彼の選民の間の名前は「平等」。彼はパリのロッジでメーソンを知っていたが、元々薔薇十字軍の威厳により昇格させられていた人だった。彼は国王と王妃に復讐をするべく入会を決意していた。誓いを立てないことには入会は認められないが、彼は誓いを立てることを渋った。しかし誓いを強要され、結局はそれに従い、入会を承認された。

*************************************

やっぱりビヨ、フリーメーソンだったんですね!そしてサン・ジュストとオルレアン公爵が出てくるとはびっくりな展開でした。こうして革命はバルサモの指示により進行していくみたいですね・・・

27章『与えられた説明』:

前章の3人の入会が承認された後、ロッジの地下室に集まっていたメンバーが全員ホールに集められ、バルサモがこの20年間の動きとこれから第二の革命を起こしていかなければならないことを訴える。みんな賛同するが、最後に賛同しつつも意見を述べた男がいた。ロベスピエールだった。

*************************************

ロベスピエールもそうなんだけど、サン・ジュストも「不快な声」って表現されていて、この二人が恐怖政治を進めていくことになるからなのかなあ?とか思ったりして・・・そしてフリーメーソンを表す3つの頭文字のL,P,Dって「百合(フランス王家=ブルボン王朝)を踏みにじる」って意味のラテン語から来ていたことも判明!いやはや、びっくり!!

28章『自由!平等!友愛!』:

この章ではバルサモが地下室でこのメーソンの標語である「自由」、「平等」、「友愛」の3つについてその定義を語るという場面です。会員に拍手喝さいを受けながら、どんどん熱を帯びて説明をするバルサモが描かれています。ただ「平等」ところで「何人かはバルサモの説明と全く異なる方法を採用した」とあったので、この人々がロベスピエールたちなのかもしれません。具体的に言及はされていませんでしたが。バルサモはこの3つの標語を遂行するための神聖なる仕事について十字軍という言葉を使っています。「自由」「平等」「友愛」を勝ち取ることはまさに十字軍といえるのでしょう。説明が終わると6人の仮面の男たちがバルサモの手にキスをして退出し、他のメンバーたちはバルサモの席がある台の前で挨拶をして退出した。そして最後の同志が去った後ランプが消え、暗闇の中にバルサモ一人が残された。

29章『女性たちと花々』:

1791年3月末、ミラボーの従僕のテシュに呼ばれてジルベールがマレ城にやってくる。ジルベールは夜通し不健康な日々を送っていたのを見抜く。ミラボーの病状は更に悪化していた。すぐに処置を施すが、病状は重症で、ジルベールはミラボーをパリに戻って診察を受けるように言う。しかしミラボーは約束をしているので、夕方まで城にいたいといい、パリの家で夜に待ち合わせようという。ジルベールの説得にもかかわらず、ミラボーは聞く耳を持たず、結局ジルベールは1人で先にパリに向かうことにする。マレ城を後にする際にティシュが気になることをつぶやいていた。「あの女性のせいだ!王妃に似たあの女性のせいだ!」ジルベールはテシュに聞きただそうとするが、ミラボーの秘密であるのだからと何も聞かずにパリに向かう。

************************************

ジルベールはニコルのことを全く知らないようです。ここで気付いていたら・・・って感じです。

30章『国王が言ったこと、王妃が言ったこと』:

ジルベールはテュイルリーに行き、国王にミラボーの容態について報告する。国王は同情の言葉を投げただけだった。続いて王妃の元を訪れると王妃は不快感を表すだけだった。約束の刻限にミラボーの家を訪れるとミラボーは椅子に横たわっていた。そしてジルベールに国王と王妃に会ってきたのか?二人は何と言っていたのかと尋ねる。そして王妃についてはその内容をごまかすジルベールに対してしつこく一言一句教えるように言う。ジルベールは王妃がミラボーに何らかの影響を及ぼしていることに気付く。そしてミラボーは王妃の批判をし始める。自分がいかに働いてきたかを訴える。ジルベールは驚いてそれを聞く。そしてミラボーが何を望んでいるのかを察する。そして「もし明日国王か王妃が見舞いをよこしたらどうする?」と尋ねる。「そんなわけがない」と言いながらもミラボーは明日の夜まで待つという。ミラボーの部屋を出たジルベールは階段を下りたところでヴェールを被った女性が立っているのを見た。テシュに誰かと聞くと「あの女だ」という。「あの女?」「王妃に似た女です」と再び同じセリフが繰り返された。彼女の後をつけようとしたが、思い返して止めた。翌日ミラボーは宮殿からの使者以外は通すなと命令して、部屋にこもっていた。結局夜になっても王妃からの見舞いの使者は来なかった。11時にジルベールが来て、そのことを知らされ、驚く。ミラボーはジルベールが王妃を説得に行っただろうが、ジルベールは王妃の言葉にだまされただけだと言う。絶望したミラボーは涙を流す。2時から何も食べていないというミラボーにジルベールは入浴を勧める。そしてジルベールが去った後、使用人のジャンにオリヴァ夫人(ニコル)を夕食に誘ってくるように言う。翌朝4時、ジルベールは激しいベルの音で起こされた。ミラボーの容態が悪化したと察した。時間がなく馬の準備も貸し馬車の準備もできなかったので、ジャンと共に走ってミラボー宅に向かう。前の晩ミラボーは見知らぬ女性の部屋につながっているドア以外のすべてのドアの鍵をかけていた。3:45に小さなテーブルベルが大きな音で鳴るのが聞こえた。そこで二人の使用人は見知らぬ女性の部屋から主人の部屋に入り込んだ。ミラボーは後ろにもたれて、半分気を失った状態で女性が助けを呼べないように腕に抱きかかえていた。ミラボーは彼女絞め殺そうとしていた。そして墓に引きずっていく死神のように見えた。使用人二人が腕から女性を引き離した。ジルベールが到着した時、ミラボーの部屋で見たのは白い部屋着を着たニコルだった。ニコルはジルベールにミラボーを助けてと何度も頼む。ジルベールはミラボーを非難するビラを配布していたボーシールと彼の愛人であるニコルの存在にバルサモが彼らを動かし、ミラボーを死に至らしめようとしたことに気付く。ミラボーは命を落としてはいなかった。

************************************

ミラボーは王妃の寵愛が欲しくて仕方がなかったのに無下にされて、絶望するんですね。その反動で王妃そっくりなニコルを王妃の代わりに殺そうとしたというところでしょうか?

31章『ミラボー、永遠なれ』:

瀕死の床についたミラボーをジルベールは懸命にできうる限りの処置を施す。ミラボーの元にアルジェントゥイユで会った若者のモルネがやってきて、ミラボーを感激させる。ミラボーの家の回りにはミラボーの容態を心配した民衆が集まっていた。ミラボーはずっと王妃からの見舞いを待っていたが、来なかった。ミラボーは花に満たされて死にたいと言い、ティシュに身なりを整えさせる。ミラボーはジルベールに机の引き出しから小箱を取って来させ、それをジャンに渡すように頼む。小箱の重さからジルベールは金が詰まった箱だと察する。一台の貸し馬車が到着した。ジャンが案内して、マントに身を隠した女を送り出す。その後でミラボーの部屋に入ったジルベールは箱が変わらず重いことに気がつく。部屋には涙に濡れたハンカチが落ちていた。ミラボーは多分ニコルにその小箱を渡そうとした。しかし彼女はそれを受け取らずに去って行った。ミラボーは目を閉じてベッドに倒れていた。彼は死の途につこうとしていた。

************************************

ミラボーの召使のテシュは心労で病気になっているのですが、懸命に彼に尽くします。多分ミラボーが死んだら、テシュも死んでしまうのではないかと思います。何か『ダルタニャン物語』のポルトスと彼の従者のムースクトンの死を彷彿させました。

なぜかブログ画面が崩壊・・・

今、『シャルニー伯爵夫人』の2巻のあらすじをアップしたら、ブログ画面が崩壊してしまいました。何度修正してもトップページ(12月分)が直らないのです。何でこんなことになったのか、しかもどうやったら直るのか、困っています・・・困るよ~!!

2012年12月20日 (木)

12/19(水)Ryuichi Sakamoto Trio Tour 2012 Japan&Korea @赤坂ACTシアター

昨日は教授のトリオライヴに参戦してきました!

赤坂ACTシアターなんて何年ぶり?って感じだったので、もう記憶の糸を手繰り寄せて行ったのですが、確か東京メトロ赤坂駅を降りたら直結しているような感じだったはずと思っていたのだけれど、地上に出なきゃならなくって、出たらものすごい人だかりができていて、「何なの、この人たちは??赤坂ACTシアターに並んでいる訳じゃないよね?」って思いながら、ACTシアターへの脇道を進んでいったら、どうも赤坂ブリッツに入場するために並んでいたようです。一体昨日何があったんだろう?

トリオライヴは東京公演最終日とあって満席でした。握手会なくともcryingツアーパンフ(5000円)は買ってきましたよ。

121220_120855

これでござんす。

今回もやっぱり会場内には香が焚き染められていました。もう心和む大人な会場って思いました。

そして今回のライヴに行って何が驚いたって、いつも配信してくれるUSTREAMの音質の良さです!!USTREAMの音質は会場で聞いた生の音とほとんど変わりません。それぐらい今回の配信は優れていることを実感しました!いや、本当に平野さんをはじめUSTREAM配信チームスタッフの皆様には頭が下がります。

昨日はWOWOWの収録カメラが入っていました。

セットリストは以下の通り

kizunaworld

1900

happy end

bibo no aozora

a flower is not a flower

tango

castalia (piano solo)

shizen no koe

still life in A

nostalgia (piano&violin)

merry christmas mr. lawrence

the last emperor

1919

アンコール①

Yae no sakura

Theme for Yae

アンコール②

Rain

アンコール③

parolibre

セットリスト、一生懸命頭の中に叩き込んでいたら、終演後ロビーに貼り出されていましたcoldsweats01。しかし、普通ならこれだけの曲の順番を記録も取らずに覚えて帰るのは不可能と思えますが、教授だけに(あとアンコールとか最後の流れはいつも同じだから)暗記できたんですよね。恐るべし、教授愛!

「1900」をいきなり2曲目でやってくれるとは驚きでした。教授的にはこの曲、「ラストエンペラー」と兄弟のような関係にあるように思っているらしいです。(ベルトルッチには聞いたことないけどって言っていましたが。)

「a flower is not aflower」は「1919」同様毎回すごいことになっていますが、昨日のもかなりすごかったです。UTAUツアーの際に教授がどんどん激しいアレンジで伴奏して、大貫さんが歌うの大変そうだった時のような感じになっていましたcoldsweats01。でもこういうの私は結構好きです。そう、ここで教授が言ったんですよね。「僕は同じことするのが嫌いなんですよ。飽きちゃって・・・」って。なので、いつもに増して激しい即興演奏になっていました。

「戦メリ」はイントロがちょっといつもと違っていていい感じでした。

「1919」の素晴らしさは多分今までの中で一番だったと思います。もう背筋が寒くなるほどで、「桜木さん(今回のツアー中に命名されたジャケスさんの日本名。モレレンバウムというドイツ語は桜の木という意味なんだそうです。それで。)、素敵~happy02!!」って感じでした。教授も語っていましたが、あんなにすごいチェリストはいないですね。

そうそう、教授が頼まれもしないのに作ってしまった「八重のテーマ」はNHKが使ってくれていたことが判明したそうです。しかし教授が意図していたところとは全く違うシーンで使われていたとか・・・coldsweats01。いや~っ、来年の大河は教授のテーマ曲聞くのが楽しみですわ~!

こういうトリオライヴって本当に大人になったからこそ心に染み入るし、素敵~って若い頃以上に思えるんだろうなって思いました。もう最高でしたhappy02

生・教授に会うのは実に1年ぶりですね。私は演奏中にメガネを押さえるしぐさをする教授にすごく萌えちゃうんですよねlovely。「く~っ、しびれる~happy02」と悩殺されていましたcoldsweats01

ツアーは残すところ21日の山口の最終日のみです。もう終わっちゃうなんて淋しいけど、今回はアーカイブをgetしているので、それを何度も聞けるからありがたいかも。(去年は3日間しかアーカイブなかったから。)

そうそう、赤坂ACTシアターに「おのれナポレオン」のチラシが置いてありましたので、もらってきました。しかし別に内容の詳細は特に書いていなかったな。写真の配置から行くと野田さんと天海さんが主演って感じっぽいですね。

あ~、そういえばものすご~く古田新太さんに似ている人がいたんだけど、あれ本人かな?別人かなあ?

2012年12月16日 (日)

舞妓さん撮影会@粟田山荘

また出掛けていました。何か今回の外出は蓄積疲労のためなのか、もうボケボケで、出掛けに財布にお金を入れずにいたりとか(直前に気が付いて、補充しましたsweat01)、あっちに行ってからもバスの中に傘を忘れたりと何だかな・・・って感じでしたsweat02。傘は無事回収できました。いや、別に回収するほどの傘じゃないんですけど、市バス一日乗車券だったから別にお金かからないしと思って・・・coldsweats01

昨日は神宮道商店街主催の舞妓さんの撮影会に参加してきました。毎月5日が舞妓さんの日ということで祇園東の舞妓さんが神宮道商店街に来られているという話は伺っていたのですが、今回はたまたまスケジュールにぴた~っと合ってこの撮影会があったので、参加してきましたcoldsweats01。あの何度も言うようですが、たまたまスケジュールが合致しただけです。最初はキャンセル待ちだったのですが、結局は参加できるようになりました。

場所はホテルオークラ別館の粟田山荘です。どっちかというと場所に興味がありました。高島屋だったか三菱UFJ信託銀行だったかとにかくどこかの定期報に載っていて、へえ、こんなところがあるんだ~と思っていたんですよね。趣のある素敵な建物でした。

この日来られた舞妓さんは祇園東の涼香さんと富久春さんの2名。

P1040053

右の黄緑色の着物が涼香さん、左が富久春さんです。

当然「撮影会」と銘打っているだけあって、参加者の皆様のカメラはもうものすごく立派なカメラばかりで、私のような性能の悪いコンパクトデジカメで撮影なんて人は当然のことながらほとんどいませんでしたsweat01。もうお呼びじゃないって感じですよsweat01。ただ、それはわかりきっていたことなので、事前に「皆さんのようにご立派なカメラを持って撮影に当たる訳じゃないんですが、大丈夫でしょうか?」と実施事務局に確認しました。「大丈夫です。」と回答が来たので、「じゃあいいか!」って参加をしてきたわけなのですが、やはりこっぱずかしかったです・・・coldsweats01

撮影は2グループに分かれて、それぞれの舞妓さんを交替で撮影するという感じでした。先着50名の会だったので、参加者はそんなに多くはありません。

P1040072

お外の涼香さん。

P1040101

お外の富久春さん。

P1040090

室内の涼香さん。

P1040122

室内の富久春さん。

二人ともまねきは仁左衛門さんと藤十郎さんでした。やっぱり上方歌舞伎なのか?勘九郎襲名公演でも・・・??あっ、でも各花街のおつきあいってありますものね。

P1040137

これは最後に2名の写真を撮るとなった時に二人が取らされたポーズの1つ。お姉さんが妹さんの世話をしているシーン?

P1040156

楽しそうに歓談する二人。

P1040159

最後の方は二人とも朗らかな表情になっていましたhappy01

15時集合で、16時半過ぎに終わりました。途中お茶の時間があり、2階でお抹茶とお菓子をいただきました。おさすがのおしぼりつき!お菓子は黒糖の牛乳寒天きなこ添え?みたいな感じでした。

121215_155310_ed

今回の京都ネタは以上です。今は読書に忙しく、あんまり他に気が向かなくって・・・この撮影会に参加するまでも必死で『シャルニー伯爵夫人』を読んでいました。2巻を今月中に読了するのが目標なので!

そして京都の舞妓さんネタはもしかするとこれが最後になるかもしれません・・・weep。「前にもそんなこと言っていたくせに、今でもこんなイベントに参加しているじゃないの!」って友人たちから突っ込みを受けそうですが・・・まあ、わかりませんけどねcoldsweats01

2012年12月13日 (木)

SWAN MAGAZINE vol.30

『SWAN MAGAZINE vol.30』、今日getできました!

真澄は「アグリー・ダック」の成功はリリアナが導いてくれたのかと感じる。そして幸福感に包まれて、やっとレオンと結ばれる。
その後二人はリリアナのお葬式に参列する。リリアナはウェディングドレス姿で、まるで眠っているだけかのようだった。

真澄とレオンの「アグリー・ダック」の成功で二人は世界的に注目を浴びる。マクシーモフ氏は真澄にソ連ではなく世界に羽ばたいていくように伝え、セルゲイエフ先生もラリサたちの「アグリー・ダック」の日にセルゲイエフ先生が踊ったマーラーのアダージェットを真澄に振り移しをし、これから本当のパートナーとして出発していこうとする真澄とレオンへのはなむけとする。レオンはセルゲイエフ先生と真澄の師弟関係が切れると思えず、また二人の関係性に真澄のパートナーを自負していたレオンの自信を揺らがせる。

リリアナのお葬式の場面は本当にかわいそうで泣けてきました(ToT)。セルゲイエフ先生もかわいそう・・・(ToT)。

真澄とレオンはようやく結ばれて、スッキリした〜!って感じです(笑)。

セルゲイエフ先生か真澄に振り移ししていた時に覗きに来たあの二人誰だろう?既出のキャラではないような?

さて続きは3月。モスクワ編どうなって終わるのかな?まいあの妊娠が分かって終わりとかなんだろうか?

2012年12月10日 (月)

マニア、恐るべし・・・(lll゚Д゚)

最近日中ものすごく眠くって、読書疲れかもしれませんが、今日も猛烈に眠くて、しかし今日読まねばならぬ章は今までで一番長くて18ページもあって、「今日はこの1章で終わっちゃうかも?」と思っていたのですが、長かったけど面白ネタ満載だったので、睡魔がす~っと退いて行ってしまいまして、いやいや楽しく読めました。私的には盛り上がった章でしたcoldsweats01

で、今は次の章を読んでいるのですが、例によって例の如く意味不明な単語が出てきて、単語の読みから日本語検索をかけたら、引っかかったページが「あれ?この内容、『ダルタニャン物語』では・・・?」と思い、そのサイトを開いてみたら確かにそうで、ある巻の各章あらすじのページだったんです。「何じゃこりゃあ?」とサイトのTOPページを見たら、ぎゃ~!!(゚ロ゚屮)屮!!な、何と三銃士のマニアサイトだったのです・・・sweat02もうめちゃめちゃディープ・・・sweat02下記のサイトです。掲示板はチャットもしているみたいで、もうとにかく「すごいcoldsweats02」の一言に尽きる・・・sweat01

http://www.cac-net.ne.jp/~louis/index2.html

http://stsulpice.blog96.fc2.com/

いや~っ、マニアってどこにでも何にでもいるんだよ~sweat01!!って改めて実感しました。私は周囲から色々な意味で相当マニア扱いされていますが、こういうのを本当のマニアというのであって、真のマニアからみたら私なんて本当にごっくごく普通ですよ~!!と力説したいです!!そう、私はちょっと熱いファンレベルcoldsweats01

ちなみにバスティーユのベルトディエール塔を調べたかったんです。そしたら、『ブラジュロンヌ子爵』で鉄仮面が収容されていたのがベルトディエール塔だったことが判明・・・sweat02そこまで覚えていないってsweat01!!

そういえば今『或医者の回想』の一連シリーズを読んでいるわけですが、ここまではまったら、挿絵coldsweats01を自分で描いてもいいんじゃないか?って感じなのですが、これがなぜか全然浮かばないのです。いや、読んでいて各登場人物のイメージはしっかり出来上がっているのですが、時代が時代だけにどうもそれに合致したかっこよさを表現できない?つまりまさに『ベルサイユのばら』や『エカテリーナ二世』時代なんですよ。ドレスはともかく(これは問題なく描けると思う。)、問題は男性側なのです。つまりこの時代って鬘を被っているのが基本じゃないですか!そしてあの横巻きカールの鬘がとっても嫌いなのです・・・sweat02なもんで、かっこいい男性像が浮かばないんですよ~sweat01。日本のちょんまげをいかにかっこよく描くかみたいなものですかね?バルビエの『危険な関係』のイラストなんかが参考にはなるかもしれないけど、あれ見てもやっぱりあの鬘で引いちゃうんだよねえ・・・鬘被っていないバージョンで考えればいいのか??う~ん・・・sweat02

大昔、大学のゼミでE.M.フォースター作『The Longest Journey』の本邦初翻訳本を作成し、最後は製本化してゼミ構成メンバーに配布されたのですが、そこの空欄ページのいくつかに実は後から自分で挿絵を入れていますcoldsweats01。ってかこれは20世紀初頭のケンブリッジ大学などを舞台にしているイギリス物なので、イラストイメージがしやすかったということが挙げられます。今見たら悲鳴物の挿絵ですが・・・coldsweats01。いや、鉛筆で描いているので、描き直せる・・・けど、面倒くさいので、そのまんま。誰が見るわけでもないしね。青春の(?)記念ですcoldsweats01

【追記】NHKBSで和央ようか主演の「ベルサイユのばら」を放映する予告を見て、「あっ、これだ!」って思ってしまいました。さすがは宝塚、見た目重視!!このイメージなら描けるかもって思いました!!ナイス、宝塚!!

2012年12月 9日 (日)

「日の浦姫物語」を観てきました

あ~っ、フィギュアスケートグランプリファイナル、男女シングルは両方とも日本のエースが優勝してくれてものすごくうれしいですhappy02!!私は真央&大輔ファンなんで・・・coldsweats01。いやもちろん結弦と明子も応援していますが・・・sweat01やっぱり真央&大輔に勝ってほしいんです!!特に真央にはソチオリンピックに向けてゲン担ぎができた!!って思えて、「大丈夫だ、真央!!」って熱が入ってしまいました。

さて、今日は久々に蜷川さん演出の「日の浦姫物語」を観てきました。内容としては「オイディプス王」の女版?みたいな話でしたが、深刻な話に井上ひさしのお笑いが入って・・・というような感じで、お笑いで深刻さを無くしているのをよいと判断もできますが、そういうお笑いが好きではない人にはあんまり向かないかも・・・

舞台美術は歌舞伎のようにとても美しく、印象的に仕上がっていました。蜷川さんの演出の舞台を観るのは「サド侯爵夫人」以来だと思うのですが、う~ん、やっぱり何もガツ~ンと来るものは感じられなかったですね。きれいにまとめていたとは思いますが・・・つまりアグレッシブさは感じられないんです。「ああ、いつもの蜷川さん・・・」みたいな印象で・・・

それと上演時間が休憩15分を含む3時間だったんですね。それも長かったかなあ・・・野田秀樹さんのお芝居のいいところは2時間という集中するにはちょうどいい長さでまとめあげているということなんですよね。蜷川さんは長いから、最近特にう~んと感じてしまいます。タイトにメッセージ性がある方が私は好みですね。

また井上ひさしさんの笑いは同じダジャレ系でも野田さんとは違って何ていうのかベタな感じ?野田さんのギャグにはいつもバカ受けしている私ですが、今日のようなダジャレには笑えない私です。野田さんの笑いは私のツボにものすごくはまるんですよね・・・

カテコの際に大竹さんは笑顔を振りまいていましたが、藤原くんは終始硬い表情でした。もっと笑えばいいのに・・・

やっぱりちょっともう蜷川さんは私には受けないのかも・・・って思えてきました。今回は地元での公演だったのでよかったですけど、遠征してまで行く気はないですね・・・野田さんには期待が持てるから、どんな新作かわからなくとも行ってしまいますが・・・coldsweats01

野田さんといえば、いつも大変お世話になっているT様経由で来年4~5月に東京芸術劇場で上演される三谷幸喜演出、野田秀樹主演の「おのれナポレオン」のチケットを入手することができました~!!行くこと確定happy02!!これ、三谷作品だし、天海祐希さんも出演しているので、もう熾烈なチケ取りになることが予想されていたので、チケ取りしなくて済んで大変ありがたく思っています。もうT様、いつもお気遣いありがとうございます!!ただ、私三谷作品との相性が今一つなので、そこが大丈夫なのか心配ではあるんですが・・・役者野田秀樹に賭けたい!ってところです。観劇はいつも中日以降の週末狙いなのですが、今回はスケジュールの都合により(GWが入ったりしちゃうから)、比較的すぐに観に行く珍しいパターンです。だから第一希望で取れたのかも?みんな千秋楽付近の週末狙いだと思うので。まあ、とりあえず行ければいいので。そしてここに歌舞伎座を引っ掛けられればよかったのですが、勘三郎さんがお亡くなりになってしまったので、それできなくなりました・・・ってか演目&出演者次第かな?吉右衛門さんと香川さんが出るのなら行ってもいい、みたいなcoldsweats01

明日(ってもう今日)は死ぬほど寒い日みたいです・・・

2012年12月 5日 (水)

突然の訃報にショック・・・(ToT)

TVつけていなかったので、全然知らなかったのですが、さっきPCを立ち上げて、メールチェックをしていたら、いつも大変お世話になっているT様から「勘三郎さんお亡くなりになりましたね」というメールが来ていて、何??と慌ててネットニュースを見たら、今朝お亡くなりになったとのことcoldsweats02!!

闘病生活を続けておられたことは知っていましたが、まさかこんなに急にお亡くなりになるとは夢にも思いませんでした・・・crying。もう朝からショックで呆然です・・・crying

と言うのも私は歌舞伎俳優は勘三郎さんと吉右衛門さんのファンなので、この二人が出演する歌舞伎しか基本観に行かないのです。とりわけ勘三郎さんが好きなので、勘三郎さんの出演する時ばかりを狙って行っていました・・・この人なしには歌舞伎界はありえないって感じですよ!!もう明日の歌舞伎界はどうなる??って感じです・・・sweat01

病気が治って、2013年にオープンする新歌舞伎座のお披露目公演で勘三郎さんを観るのを楽しみにしていたのに、ものすごくショックです・・・crying

12月から京都南座で勘九郎さんの襲名公演を行っていますが、何だかお気の毒になってきましたね・・・weep

野田秀樹さんもものすごくショックを受けられているだろうなあ・・・結局二人は『表に出ろい!』が最後の作品になってしまいましたね。もっと野田版歌舞伎を観たかったのに・・・いや、もちろんこれからだってありえるかもしれないけど、でも野田版歌舞伎は勘三郎さんがいてこそだったんですよね。それだけに悲しすぎる・・・crying

勘三郎さんを観たのは平成22年2月の歌舞伎座さよなら公演が最後になってしまいました・・・crying。あの時の夜の部の最後の演目「籠釣瓶花街酔醒」の佐野次郎左衛門の勘三郎さんの演技はもう怖いくらいでした・・・あれが見納めになってしまうとは・・・crying

ご本人もさぞやご無念だったことでしょう・・・crying

ご冥福を心よりお祈り申し上げます・・・

【追記】普段見ないワイドショーを思い切り見てしまった・・・野田秀樹さんからコメント出てました。もう野田さんの悲しみが伝わってきました・・・weep。昔、藤原伊織が亡くなった時に彼の大ファンの友人がショックで何もできなくなり、しばらく号泣していたということがありましたが、今その気持ちがわかるって気がしました。号泣はしていないけど、ショックで何も手がつかない・・・そして教授と野田さんに長生きしてほしいってものすご~く思いました。私、教授が死んだらもう再起不能だと思う!!教授~っ、お願いだから長生きしてね!!

2012年12月 3日 (月)

『大奥』9巻&『きのう何食べた?』7巻

今日はなんとよしながふみさんの連載漫画2つ同時に単行本発売となっていた日でした。『大奥』は何とか立ち読めていたので、内容は大体わかっていたのですが、『きのう何食べた?』は最後の話しか読めていなかったので、『きのう何食べた?』の方が面白く読めました。

というか、今回の『きのう何食べた?』の7巻はなかなかいいお話だったんです!表紙も何となくクリスマスっぽい感じの幸せそうな二人だし。

41ylivggnxl__sl500_

いや、1話目がクリスマスに史朗さん&ケンジのところに小日向さん&ジルベール航がやってくるという話だったんですけど、ジルベールがいつも史朗さんのおばちゃん度に嫌味を言い、二人のことについても難癖をつけてくるので、ケンジは「負けたくない~!!」という気持ちでいっぱいになっています。そんな中、ジルベールがまた「今度はお正月にパーティーしよう」と話を持ちかけるのですが、史朗さんがお正月はケンジを自分の実家に連れて行こうと思っているという話をし始めるのです!「それやめといた方がいいいよ」というジルベールになぜそう思ったのか自分の思いを語る史朗さん・・・

「ゲイの何たるかを分かってほしいって事じゃなくって、少なくとも今俺が両親が思っているよりは不幸じゃないんだって事を分かってほしくてケンジを連れて行こうと思ったんだ」

思いもかけない史朗さんの言葉にケンジは言葉にならない程感激するとともに、ジルベールに「勝ったhappy02!」と思うのでしたcoldsweats01

何ていうのか最近年を取ったからって言うのもあるんでしょうけど、史朗さんはケンジにやさしくなってきているんですよね。指輪のこととか一緒に買い物やお茶をしたりすることも嫌がらなくなったとか。ケンジに対する思いやりを感じるので、とても心が温まりますhappy01

そして2話目はお正月に史朗さんの実家に行く二人。ケンジは柄にもなく(?)スーツでお出かけ。史朗さんに「ちゃんとはしてるけど、変でもある・・・」とつっこまれてしまうくらいにケンジらしくない装い(いつもラフラフだからcoldsweats01)。そして予想通り史朗さんのご両親も史朗さん&ケンジも緊張して全然話ができない状態になり、お母さんは史朗さんと料理しに席を立ち、お父さんはケンジに史朗さんの高校時代のアルバムを見せる。「とにかく勉強が好きな子だった」というお父さんに対しケンジはこの時にはもう史朗さんは自分がゲイだとわかっていたはずなので、独身だと出世ができないサラリーマンではなく一匹狼でやっていける弁護士と言う仕事を選び、また孫の顔を見せられない罪滅ぼしにいい大学に入って弁護士になることが親孝行って思ったんじゃないかという話をする。最後は4人ともすっかり和むのですが、途中お父さんがお母さんを呼んで内緒話をしたとたんお母さんが満面の笑みを浮かべてケンジに話しかけてきて、史朗さんは何だろうと思っていたのですが、お父さんから「きみがスーツを着てきたということは家で女の格好をしているのは史朗なのか?」と聞かれ、そうじゃないと答えたことにご両親二人が安心したということを話すケンジ。「それじゃあ両親はお前が女装をしてると思っているわけね。スマン」と謝る史朗さんにケンジは「それでご両親がちょっとでも安心できたのならそれでいーじゃない?」という。そしてここからが泣かせるんです!!

「も~、そんな事より俺、夢みたい!恋人の実家に遊びに行って親御さんと一緒にご飯を食べる日なんて俺には永久に来ないと思っていたもん。も~、俺、ここで死んでもいい!」

って言って、本当に感涙するんですweep。それを見つめる史朗さん・・・

ものすごく愛を感じるよheart04、今回の7巻は!!今までで一番盛り上がったかも???

それにしてもジルベール航の職業がデイトレーダーってどうよ??って感じです・・・(しかも東証しかみないデイトレーダー。1日2万稼げばOKのデイトレーダー・・・)まあジルベールらしい?

『大奥』のコメントがなくってすみません。いや、最近あんまり面白くなくなってきたかなって思ってしまって、斜め読みです。何か盛り上がりに欠けてきたって感じで・・・

2012年12月 1日 (土)

Ryuichi Sakamoto Trio Live in Japan&Korea 2012、本日よりスタート!

今朝雪が降っていたそうですsnow。「そうです」って伝聞なのは寝ていて気付かなかったからcoldsweats01。でも日中も気温が上がらず、寒い日でしたshock。明日は何と最高気温5℃の予報shock。まあ12月だから当然と言えば当然だけど、冬が一気に来たって感じです・・・・sweat01

さて、今日から教授のトリオツアーが始まりましたhappy01!今回は東京公演を除く会場での公演をまた無料でUSTREAM配信してくれてます。前回から始まったおひねり企画が今回もあって、おひねりするとアーカイブが見れる特典つきです。

おひねり、ANAカードで決済しようとしたら、何度やってもエラーになってしまい、どうして?と思って、高島屋カード(VISA)に変えてみたら1発で通った!どうやらJCBは使えない模様。私のANAカードはJCBなのです。何かクレジットカードほとんどがVISAになっていたので、それもどうかと思い、ANAカードはJCBで作ってみたんですよね。前回のおひねり、ANAカードじゃないカードで支払ったってことか・・・??

それにしても去年は何で全公演追えていたんだろう??と思ったら、時差があったのと何よりも公演日から3日間アーカイブを残していてくれたからなんですよね。今回はそれがないので、もう毎回おひねりしちゃうわ。というのも始まる時刻がまさに夕食時なので、見れないんですよ。全部!18:30とか19:00の日は確実にNGなんで。それとすでに外出が決まっている日もNG。もうこれ友達に頼んで買ってもらおうかなって思っています。後でお金支払うからって頼んで。そこまでして見たいか?って感じですけど、見たいんです。もうこのライヴの一番の見どころである「1919」が毎回どう変わるのか聴きたいんですよ~!!今日もかっこよかった~happy02!もうこのライブ、この曲がなきゃって感じだもん!!

そして何かブルーレイ付きのパンフが販売されるそうですが、今日は何か購入者は教授と握手できたらしい??それ、東京でもあるのかな??いや、なくても買うんだけど、あるんだったらそれなりの準備(?)をしていきたいから!!詳細が知りたい!!東京は人が多すぎて無理かなあ・・・sweat02

何と今日はアンコールで来年のNHK大河ドラマ「八重の桜」のテーマ曲を本邦初公開演奏してくれたのでした!NHKから今日から演奏していいって許可もらったそうです。ああ、教授~って感じの曲でしたが、実は教授がNHKに頼まれもしていないのに八重の人物像を知ったら作りたくなって勝手に作ったという「八重のテーマ」という曲が更によくって、NHK、これ使えよな!!って思ってしまいました。いや、みんな思ったはず!!「八重の桜」は綾瀬はるかさんが主演なので見るつもりでいましたが、更に教授がテーマ曲を作曲となったので、絶対に見るぞって感じになっています。視聴率上がるといいんだけどねえ・・・

更に驚くべきことが!!今回のツアーのベスト盤を作成するのだそうですが、また前回同様みんなからの投票で作るみたいなんです。それをな、何と来年の教授のお誕生日birthday(1/17)にi-Tunesで配信してしまうという恐ろしくスピーディーなことをやってくれるそうです。すごいねえ・・・教授のお誕生日にあわせてっていうあたりがまた微笑ましい。ファンとしてもすごくうれしいhappy02

という訳で今日から夜が結構忙しいのでした。明日は17時からだから全部見れるかな?

【追記】「八重の桜」で思い出しましたが、京都の新島襄旧宅、今は有料でしかも1階しか公開されていないことが判明しました。多分大河の件で見学者が増えたからだと思います。前に行っていてよかったよ~!!って思いました!!

【追追記】握手会は地方公演だけなんだそうですcrying。何でこっちに来てくれなかったんだ~っ、教授~っcrying

【追追記2】USTREAMのヘルプを見ると、JCBカードも使える記載があるのですが、やっぱり私のANA・JCBカードはエラーではじかれ、使用できないのでした・・・何でだろう?

« 2012年11月 | トップページ | 2013年1月 »

お気に入り

  • Twitter
    twitter仲間大募集中!携帯からでもつぶやけるからさあ~、アカウント作って!。ちなみにブログより小ネタをリアルタイムでつぶやいています。(最近あまりブログを更新していないので、Twitterの方がリアルタイム情報です)
  • 東様によるデュマ作品翻訳HP
    日本で未翻訳の『或医者の回想』の第一部にあたる『ジョゼフ・バルサモ』が掲載されています。現在は第三部にあたる『アンジュ・ピトゥ』を毎週土曜日に翻訳連載ブログにて連載中!毎週の楽しみです!!私内的師匠です(笑)!
  • NODAMAP
    賄いエッセイにはいつも笑わせてもらっています。
  • Ryuichi Sakamoto Playing The Piano 2013
    教授の活動が見れます。
  • はなのきろく
    RAMAママさんの新しいブログ RAMAママさん宅の素敵なお庭の花の数々
  • DouzoMesiagare!!
    2児の母RAMAママさんによるお弁当ブログ新装版
  • リラフリ
    東京でリラクゼーションを無料体験!
  • Happiest Magic
    ディズニー大好き一家のHPです。膨大な量のキャラクターサインが自慢です。
無料ブログはココログ