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2012年6月29日 (金)

勘弁して、facebook・・・( ̄Д ̄;;

今日はちょっと重荷になっていた問題が解決して、すっきりしましたcoldsweats01。でも体調的には全然すっきりせず、依然何だかなって感じです。腰も中々よくならないし、というかブロック注射を打たれ続けている今の状態って・・・coldsweats02感じです。いや、これは単に医者に問題がある気がするんだけど、今回新しく通院を始めた整形外科の先生がえらく適当で、今まで私は随分整形外科には通ったけど、こんな適当な診断の先生いなかったよという状態。触診なし、レントゲンは2枚だけ、そして痛いと言ったら即ブロック注射、そして何の説明もなく薬。「薬出します」と言われた時にこれまでの整形外科で何を処方されるか分かっていたけど、思わず「何の薬ですか?」って説明を求めてしまったほどsweat02。もう絶対にあの整形外科は勧めないし、また来週来いって言われたけど、痛くなくなったら、もう別な病院に変えるわって思っている状態です。つーか、ブロック注射ってそんな簡単に打っていいの?これまで今の痛みよりもひどくたって、ブロック注射打ちますなんて言われたことなかったのに・・・何だかな~って感じです・・・sweat02

さて、標題ですが、さっき突然facebookから友達承認依頼のメールが届きました。私はfacebookは全くやっていない人ですが、教授のファンサイトのために名前だけの登録でアカウントだけ作成しています。その時に通常使っているメールアドレスで作成してしまったがためにこんなことが起こってしまっていて、みんなに知れ渡っていないhotmailの方で作ればよかったと激しく後悔しています。いや、当然友達承認メールくれる本人とは仲が良くって、その人とやり取りする分には全然問題ないのだけれども、問題は友達の友達っていう人達!!その中には自分のことを絶対に知られたくない人とかが大抵含まれていて、あんたには私のこと知られたくないんだよ!!というパターンになり、甚だ困っています。

実は前にも大学時代のアルバイト仲間だった友人からfacebookの友達承認メールがやってきて、何の気なしに承認したら、その子がfacebookで見つけたという友達として驚くべき名前を聞かされ、そういう落とし穴があったんだcoldsweats02!!と初めて分かり、その子には「私、facebookはアカウント登録だけで、基本何もやっていないから、あなたのfacebookは閲覧するけど、何かあった時はメールするね。」と伝え、facebook上でのやり取りは一切しないことを告げました。

基本私の友人たちはPCメールさえもやらない(携帯メールのみ)人達ばかりなので、況やfacebookをやって感じなので、安心していたのですが、思わぬ伏兵がいて、油断ならないって思ってしまいましたcoldsweats02

勘弁して、facebook・・・sweat01今回友達承認メールをよこした子にも拒否連絡せねば・・・sweat02

【追記】facebookのメールアドレス変更できました。これでもう伏兵排除だ!!

2012年6月28日 (木)

翻訳ってやっぱり難しいのかも・・・

ここしばらく調子が悪くて、もう毎日最悪な気分ですsweat02。イライラの絶頂で、憤死しそうですsweat02

気を紛らわせようと読書をしても、全然身が入らず、結構時間がかかってしまっています。『ジョゼフ・バルサモ』の参考資料として種村季弘氏の『山師カリオストロの大冒険』を読んでみましたが、実物ってデュマの『ジョゼフ・バルサモ』のような魅力的な人物じゃなくって、かなりがっかり度が高かったですsweat02。なので、読み進まなかったのかも??デュマの描くジョゼフ・バルサモはもうとっても魅力的な人物で、『ジョゼフ・バルサモ』は痛快ピカレスク小説?って思えるほどhappy02!!『王妃の首飾り』でもやっぱりその魅力は発揮していたし、実在した人物もこのくらい魅力的な人なら良かったのにねえ・・・という感じです。

さて、本日読了したのがデュマの『赤い館の騎士』。これは翻訳者が例の小川節子ではないので、大丈夫だろうと踏んだのですが、確かに小川節子のような稚拙さはないのですが、やっぱり翻訳が微妙?と思えるところが結構ありましたsweat02。一番引っ掛かったのはマリー・アントワネットを「女王」と訳していることで、「王妃」だろannoy??ってもう違和感が否めませんでした。それと「オーストリア大公女」とするべきところを「オーストリア大公妃」としていて、「それ、意味違うでしょannoy??」って思ってしまいました。翻訳者は早大の仏文卒のフランス文学者でしたが、この翻訳いかがなものかと思ってしまいました・・・

あと気になったのが「ほんとう」とか「じゅうぶん」とか普通漢字表記しそうなところをひらがな表記しているところが多かったり、「まあ」、「おや」、「あら」、「ああ」などという感嘆詞をなぜか「マア」、「オヤ」、「アラ」、「アア」とカタカナ表記をしていて、何だか夢野久作ですかannoy??っていうような異常な感じになっていたのも微妙でしたsweat02。まあこういうのは好みの問題なんでしょうけれど、別に普通にひらがな表記でいいのに・・・って思ってしまいましたsweat02。何か細かいところが気になりましたcoldsweats01。本当にそう思うと鈴木力衛先生は素晴らしいですねhappy02。それに『ジョゼフ・バルサモ』を個人翻訳されている方もとってもお上手ですよhappy01。翻訳ってやっぱり難しいし、翻訳者のセンスにかかっているなってすごく思いました。読者を無理なく、話に引き込ませる力がないといけないのですから。『ジョゼフ・バルサモ』を個人翻訳されている方が『王妃マルゴ』の翻訳は微妙といったようなコメントを書かれていましたが、話が面白いので、私は原文もわからないこともあり、特に何も感じずに読みました。友人は「拙者とかって翻訳がいただけない!」って言っていましたが、まあそういう古臭さはありましたけどね。

で、話の方はというと最後はデュマならではの恋愛&友情で泣かせて、大盛り上がりでしたが、この話、デュマお得意の陰謀色が弱いんです。なので、パンチに欠ける作品になっていましたweep。本の帯に「『三銃士』、『モンテ・クリスト伯』、『王妃マルゴ』と並ぶ名作」と書かれていましたが、「えっ、それは言い過ぎcoldsweats02!!」って思ってしまいました。この3作のようなメリハリの利いた作品にはなっていないと思いました。やっぱりそこは陰謀色が薄いからだと思うのです。ちなみに『黒いチューリップ』は友情要素が欠けていたのですが、陰謀要素が大きかったので、『赤い館の騎士』よりも面白く感じました。つまり私は陰謀物に琴線が触れているってことなのか??と思ってしまいましたcoldsweats01。陰謀ありベースで、恋愛・友情があるとbestって感じなんだと思いました。

それとタイトルロールになっている「メゾン・ルージュ(赤い館)の騎士」というのがまた曖昧な王党派になっていて、これが『ジョゼフ・バルサモ』や『王妃の首飾り』に出てくるフィリップ・ド・タヴェルネだったらすごく面白かったのに~!!と思ってしまいました。それならマリー・アントワネットを救い出そうとする理由もわかるし。でもメゾン・ルージュを名乗らせてもあえてフィリップにしなかったのはフィリップ自身が『シャルニー伯爵夫人』あたりで死んでいるってことなんでしょうか?(メゾン・ルージュとはタヴェルネ家の領地の名前でもあります。でも関係のない設定になっています。そもそもデュマは「ルージュヴィル」という名前をつけていたそうなのですが、ルージュヴィルという名前の貴族が実在して、デュマにクレームをつけてきたので、名前をメゾン・ルージュに変えたという経緯があるそうです。)とにかくメゾン・ルージュの騎士は結構謎な人でした。それにマリー・アントワネットを救い出そうとする王党派の人たちも結構謎って感じでした。

ソフトカバーで675ページの本なのですが、どうも中々読み進まなくって、数日かかってしまいました。最後は恋愛と友情が最高潮って感じになってきたので、一気読みできましたが・・・

体調がすぐれないと読書も停滞してしまいます・・・週末に友人から本を借りる約束をしているので、来週はそれにかかる予定。

2012年6月22日 (金)

類友(^-^;

やっぱり私は文字で残しておきたくて(読み返したいから)、例の『ジョゼフ・バルサモ』をプリントアウトすることにしましたcoldsweats01

という訳で昨日印刷用紙とインクを買ってきて、夜に印刷作業を行っていました。プリンターが古いので、自動で両面印刷はできないので、手動でしなければならなくて、結構大変でしたsweat02。2in1の両面で印刷したけれど、250枚くらいの用紙を使ったので(500枚が半分くらいになっていたから)、結構な印刷量で、やっぱり予想通りインクカートリッジを1つ丸々使い果たしてしまいましたsweat01

今日は印刷したものをパンチして、ファイリングしましたhappy02。ちょっとすっきりしました。

という話を友人にしたら、「マトちゃん、私の『新冷血』(サンデー毎日に連載していた高村薫の小説)を収めているクリアファイルに引いていたけど、これで仲間入りねhappy01!」というメールが来ましたcoldsweats01。友人は高村薫が好きで、ずっとサンデー毎日の連載を追っていて、震災の時でさえも「物流止まっているから、サンデー毎日を確保してくれ~!!」という悲鳴のようなお願いメールが来て、私は当時西日本在住だったので、友人の代わりに1ケ月程サンデー毎日を購読していたほどcoldsweats01(週刊誌はバックナンバーの取り寄せができないんだそうです。)。まだ単行本化されていないので、友人はそれを切り取って、クリアファイルにファイリングしていたのです。彼女の家の本棚にあったその分厚い3冊のクリアファイルを見て、引いていた私だったのですが、ははっ、私も全くもって同じになってしまいましたねcoldsweats01

彼女は以前出版されていない高村薫の小説が掲載されている雑誌を閲覧しに県立図書館まで足を運んで、コピーをしてきたことがあったのですが、さすがにこの時は彼女も自分の行動に呆れられるだろうと思っていたようなのですが、私は私で大学時代に絶版で手に入らなかった人文書院版の『ランボー全集』の書簡部分が欲しくて仕方がなくて(当時人文書院版の『ランボー全集』にはランボーからの手紙だけでなく、ランボー宛や妹イザベルや母ヴィタリーの書簡も掲載されていたのです。それが欲しかった!!)、マルセイユで入院してから以降の部分をコピったという実績持ちだったので、当然驚くわけもなく、「いや、私も昔こういうことをしたことがあるから・・・coldsweats01」という話をして、友人を驚かせたcoldsweats02ということがありました。

つまり類友な二人なのでしたcoldsweats01

2012年6月21日 (木)

SWAN MAGAZINE Vol.28

今日は「SWAN MAGAZINE Vol.28」の発売日。でも空振りするのは嫌なので、念のため書店に電話をして、入荷していることを確認してから出かけました。無事入荷してました。amazonに6/22に発売ってあったので、もしかして入っていない?と思ったので。

やっぱり予想通りセルゲイエフ先生は「アグリー・ダック」を踊ることを拒否しました。リリアナ以外とは踊れないということで。そうでしょうとも。そして結局は真澄とレオン、ラリサとマクシムというキャストで「アグリー・ダック」は上演されることになり、今回はレオンがセルゲイエフ先生から振り移しをしてもらっているところが中心で、いよいよ真澄とレオンの「アグリー・ダック」が開演するというところで終わっています。

リリアナが亡くなってしまったということで、チケットは完売しているのにお客は半分くらいしか入っていない状況。でもレオンは「今夜の客はラッキーだぜ。生涯忘れられない舞台を観ることになる。逆に今夜来なかった客はさぞ悔やむことだろうぜ。」といいます。前作『まいあ』で真澄とレオンの「アグリー・ダック」が伝説の舞台となったという話が出ていたので、きっとその通りになるでしょう。真澄はリリアナを近く感じ、ラリサからも「あなた、すごくクリアなエネルギーになっているわよ。輝いているっていうか。」と言われます。もう成功間違いなし!

その伝説の舞台は9/10発売の次号を待て!

そうそう『娚の一生スピンオフ』の最終回を立ち読みしてきましたhappy02。海江田さんとつぐみって結婚式を挙げていなかったのね?本編で海江田さんがつぐみに内緒でウェディングドレスを買っていたから、てっきり結婚式を挙げていたとばかり思っていました。めでたく二人の間には子供もでき、ハッピーエンドで終わっていました。海江田さん、おめでとう!!この話、本当に海江田さんがよかたんだよねえ・・・単行本は9月発売予定だそうです。

『花冠の竜の姫君』の最終回も読んできました。こっちも当然ハッピーエンドですが、ちょっと無理矢理終わらせた感あり。8月には単行本が出る予定のようですが、こちらは加筆が入ると中山星香さんが語っておられたので、単行本を期待したいです。それにしても森の都のひまわり王子、しつこいな。

2012年6月20日 (水)

こんな本を出版するのはいかがなものかと思う(*`ε´*)ノ

先週の大遠征中に持参した本はデュマの『カトリーヌ・ブルム』という本。デュマの本だけれどもこの本の翻訳者は『モンソローの奥方』の翻訳者でもある小川節子という人だけに面白くないんじゃないかと思っていたら、まさに悪い予感は的中し、『モンソローの奥方』状態でしたangry

つまり直訳なのですannoy。全くの直訳annoy。もう素人の訳annoy。だから文章が変で、言いたいことはわかるけど、理解するのがとっても苦しいという状態。この人の翻訳にものすごく問題があると私は思ったのですが、その怒りメールを読書家の友人に送ったら、「確かに翻訳者にも問題があるけど、そういう拙い翻訳本を出版することにOKを出す編集者もいかがなものかと思うよ。」という返事が来ました。確かにおっしゃる通りです!!こんなものを出版することにした編集者も出版社もどういう気しているの??って思います。自費出版なら許すよ。お金自分で払っているんだから。そうじゃないんでしょ??こんな稚拙な翻訳本にこんなお金を出させられて買わされた読者の身になれannoy!!って翻訳者、編集者、出版社全てに怒りがこみ上げてきました。ひどいよ、本当にひどすぎるよ。これ・・・sweat02本当に学生がテキストを翻訳しているレベルですよsweat02。これを売り物にするというのが信じられない・・・annoyいや~っ、この翻訳者に嫌味の手紙の1つも書きたい気分です。この人の翻訳を読むとデュマ作品がさっぱり面白くないものに思えるんですもの。もう逆効果ですよannoy

それを思うと『ジョゼフ・バルサモ』を個人翻訳されている方はすごいですよhappy02。とっても面白いし。こういう人が翻訳して、出版されるのなら理解できるけど、あんなレベルで出版されるのはどうも腑に落ちない。恥ずかしくないのか??って感じですねannoy。いや、もう絶対に彼女の翻訳本は買わないと心に決めましたよ!!絶対にお勧めしません!!金返せannoy!!って言いたいです。

翻訳本の編集チェックってどの程度入るものなのか、知りたいですね。でも日本語としてまずいのは誰が読んでもわかると思うんです。文学なのに文学になっていないって・・・って、仮にも書籍の編集に携わる仕事をしている人ならそれくらいのことわかるでしょう??って思うんですけど・・・いやはや、この近代文芸社という会社はどうなっているんでしょうね?

仙洞御所

京都のしめくくりは仙洞御所参観。

しかし、この日私を待ち構えていたのは恐ろしい腰痛でした。ホテルで朝食を摂り、部屋に戻った後、ぐき~っと痛みが襲ってきたのですcrying。もう、「うぎゃ~っ!!」って感じでしたshock。そもそも私は腰痛持ち。なのにこんな過酷な旅をしていること自体に無理があった、更に体重が恐ろしく増えているということで、腰を痛めないわけがないという状態ではあったんですよね。まさに恐れていたことが起きたという感じでしたweep

とりあえず歩くことはできたのですが、足がしびれている感じがあって、これはあまり無理をしない方がいいと思い、この日は父の日のプレゼントを買い、仙洞御所に行って、もうそれだけで終わりにしました。

そしてお約束通り(?)この日は雨でしたcoldsweats01

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仙洞御所は仙洞御所跡と大宮御所という内部構成になっています。建物が残っているのは大宮御所のみで、ここは現在でも天皇・皇后両陛下が来られた時に使われるそうです。外国のお客様は現在は新しくできた京都迎賓館の方に泊まるみたいです。この写真は大宮御所の御車寄せになります。大宮御所はこの通りの一見日本建築ですが、内部はすべて洋間になっているそうなのです。それは外国のお客様の宿泊所として使っていたからなんだそうです。

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大宮御所御常御殿。手前にある木は紅梅・白梅の木で、更に反対側には松と竹林があるので、松竹梅の庭と呼ばれているそうです。この建物の階段がある部分のところが丁度お食事の間になっているらしく、天皇・皇后両陛下がお見えになった際にはこの庭を眺めながらお食事をなされるそうです。ちなみに白く見えるのは障子ではなくレースのカーテンです。(ほら、内部は洋間だから。)

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北池

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又新亭。近衛家から献上されたお茶室だそうです。中に入れないので、外からしか写真が撮れないのですが、この通り木が邪魔で、茶室がほとんど見えません。この竹垣は四つ目垣という珍しい組み方のようです。

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北池

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南池にある八ッ橋。あのお菓子の八ッ橋とは全く関係がありません。ちなみにこの橋の上は藤棚になっているのですが、上り藤と下がり藤の両方ができるような棚になっているそうです。しかし、今年の藤の花は全く咲かなかったそうです。どうしてなんでしょう?

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もみじ山ともみじ橋

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雄滝と草紙洗の石

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水戸黄門様が献上した石灯篭

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南池

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州浜と南池

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醒花亭

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醒花亭の「醒花」を取った李白の詩の拓本の額。

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醒花亭内部。

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醒花亭内部

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醒花亭の庭。灯篭は加藤清正の献上品とのこと。

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州浜の一升石と南池、八ッ橋

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ソテツ山。そもそも仙洞御所はあの修学院離宮の後水尾上皇の御所として建てられたので、このソテツは修学院離宮への布石だったみたいです。

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この木、伽羅なんだそうです。伽羅ってこういう木なんですねえ・・・

参観時間は約1時間です。

これで宮内庁京都事務所系はすべて制覇しましたhappy02!残す見学箇所は東京の旧赤坂離宮迎賓館だけだよ!!あそこに行ったらもう完璧??(しかし今年度の参観申込はすでに締め切られていた・・・無念・・・weep

これで今回の旅は終了です。いやはや本当に長い長い旅でした。当然のことながら疲労回復しませんcoldsweats01

2012年6月19日 (火)

今月の京都の素敵バー

またまた京都に戻って、今度は神戸在住の友人と会って、またしても京都の素敵バー開拓に行ってきました。

1軒目は鴨川の川床バーでした。名前わかりません。この日は涼しかったので、鴨川なのに快適でしたcoldsweats01。(通常は鴨川の川床は暑くて死にそうらしいです。)

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ここ、リキュール類が大変豊富なお店でした。ご覧の通り鴨川を臨めます。

次に向かったのが四条高倉通りにある「奥」というお店。

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町屋造りの素敵バーでした。しかもここの2階は半分吹き抜けになっていて、これまで行った町屋バーの2階の中で一番素敵空間になっていましたhappy02

バーテンダーさんが女性で、それもまたいい感じでした。一人で行っても問題なしって感じで。フレッシュフルーツジュースを使ってカクテルを作ってもらいましたが、どれもおいしかったですhappy02

はぁ~っ、京都、本当に素敵バーが多過ぎheart04!!どのお店もリピートしたくなってしまいますheart04。こういお店、地元に欲しい・・・

松山名物

道後温泉の体重計で史上最悪値を更新していた体重に驚愕したため、すっかり食欲を失っていた私ですが、せっかく松山に来たんだから何か名物を食べないとなあと思い、そういえばドラマの「坂の上の雲」でよく松山鮓って出て来たよなって思い、それだけは食べてきました。

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いや、何てことない瀬戸内海地方特有の乾いた感じ(つまり江戸前じゃないということがいいたい)のちらし寿司なんですけどね。

名物物で食べたのはこれだけです。あとはもう疲れ果ててて、何もしたくなかったもので・・・

松山城

当然のことながら松山も初めてきたのですが、ここもお城を中心に町が作られているところで、JR松山駅などはまさに駅だけしかなくって、町の中心は電車乗り場の松山市駅前か大街道というところみたいです。私は疲れ果てていて、大街道付近しか歩かなかったのですが、面倒くさいって感じがしました。

さて、松山城ですが、何とロープウェーかリフトで上るというお城でしたcoldsweats02。私は往復ロープウェーを使用しました。(好きな方を選べます。)ロープウェーを降りたらすぐに天守閣なのかと思いきや、何とそこから更に10分程度歩かなきゃならなかったのでした。

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松山城もこのとおり石垣が立派なお城でした。

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こういう門をいくつかくぐります。

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これはちょっと珍しい門みたいです。

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裏から見るとこんな風に2つの門がくっついているのです。

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松山城天守閣です。ここも再建したようですが、1854年に再建しているので、最近の再建物ではない昔のお城です。

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天守閣に行く途中。

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上に同じ

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天守閣の上からの眺め。あれ?確か海が見えたような気がしたんだけど、気のせいだったかな?

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同じく天守閣の上からの眺め。

松山城の天守閣はそんなに大きくないのですが、あっちこっちに小二階みたいなものがあって、それを上り下りするのが結構大変でした。ほら、お城って梯子段が急で狭いから。

松山観光はこれだけです。以上をもって今回の大遠征の旅は終了となりました。

あっ、でも京都編は続きますcoldsweats01

夏目先生を辿る旅~その8:萬翠荘

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大正11年竣工の旧藩主久松家別邸の素敵な洋館です。最初はただ「こんな素敵な洋館があるんじゃあ見に行かなきゃ!」って思っていただけなんですが、実はここの裏に例の再建した愚陀佛庵があったそうなのです。それで一応「夏目先生を辿る旅」カテゴリーに入れてみました。本当は夏目先生とは全く関係がないんですけどね。(第一、大正11年じゃあもう夏目先生、亡くなっているって!!)

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裏っていうのがこんな感じになっていて、「愚陀佛庵」という幟が立っていたんです。でもこの階段より先は「進入禁止」となっていて、どうもこの上あたりにあったようです。

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崩れている感じからすると、「ここかしら?」ってところです。

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萬翠荘はこの通り、とっても素敵な洋館でした。向かって右側からの眺め。

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後ろ

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玄関。1階部分は無料で見学できますが、2階は企画展をやっていたため、500円も取られました。でも500円を支払わないと2階に行けないので、仕方なく支払ってきました。企画展の絵画自体は全然興味がないので、見てません。

内部撮影は絵画が写らなければOKと言われました。元よりそんな現代絵画などに全く興味がなかったので、建物中心に撮影です。

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1階手前の広間

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1階奥の広間

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階段の踊り場のステンドグラス

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2階左側廊下。こっちの部分の部屋の扉は普通の木の扉です。

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で、階段の真ん中寄り右側は写真の通り扉の上にステンドグラスの意匠が凝らしてある扉になっているのです。

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2階左側の部屋。

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2階右側の部屋。バルコニー前だったはず。

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2階のバルコニーには出れます。バルコニーから見た眺め。

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反対側。

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バルコニー正面を見上げたところ。やっぱり窓にステンドグラスの意匠あり。

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バルコニー側のお部屋

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扉上のステンドグラス

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扉上のステンドグラス。このように各部屋デザインが異なります。

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2階奥の小部屋。

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ここ、車寄せ前にこの通りソテツ?の前庭があって、更にその奥の芝生は進入禁止になっていたので、正面からの全景写真は撮れないんですよね~。こんな素敵な洋館なのに残念weep

こういうの残っているってことは松山って空襲なかったのかしら??

ちなみに松山はもう街全体が「坂の上の雲」を全面に押し出していて、何でもかんでも「坂の上の雲」につなげているって感じでしたcoldsweats01

そして松山にもやっぱり松山城と坂の上の雲ミュージアム間を無料運行するシャトルバスがあって、運よくそれに乗れたので、歩かずに松山城行きのロープウェー乗り場まで行くことができました。

あっ、私は坂の上の雲ミュージアムはスルーです。ドラマ見てたし、別に興味ないんで。

夏目先生を辿る旅~その7:松山市立子規記念博物館

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ここのどこが夏目先生なのよ?と思われるでしょうが、実はここに立ち寄った理由はちゃんとあるのです。もちろん子規と夏目先生の書簡(複製)とかもありましたけど、実はここに夏目先生と子規が一緒に暮らしていた「愚陀佛庵」の1階部分を復元したものがあるのです。1階部分は子規が住んでいたところではありますが、夏目先生も運座に参加したであろうということで、行ってみました。

館内撮影は禁止なのですが、この愚陀佛庵復元部分についてだけは撮影可能だっただけでなく、入室まで可能だったのです。

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はい、これが愚陀佛庵復元の間です。

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上の写真の右手側から撮った写真

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隣の部屋。右奥に見える部分が二階につながる階段があったところのようです。

実は愚陀佛庵、本当は2階までをちゃんと復元した建物が2010年まで存在したそうなのです。ところがその年に大雨があって、土砂崩れが起きて、その再建した愚陀佛庵が破壊されてしまったそうで、またそれを再建するための寄付金を募っているようです。2010年前に松山に行っていたら、その2階まであった愚陀佛庵見れたのにねえ・・・weep

夏目先生を辿る旅~その6:道後温泉

実は夏目先生を辿る旅はまだ続いていたんです。事もあろうに私はもうついでに行ってやれとばかりに松山まで足を延ばしてしまったのですcoldsweats01。もう想像を絶する強行な旅ということがわかっていただけたことでしょう。さすがの私もかなり疲れましたcoldsweats01

しかも松山までは博多からバス移動coldsweats01。なので、朝7時前に道後温泉に到着しました。

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道後温泉駅前にある坊っちゃんカラクリ時計。当然からくり時計の時刻ではありません。

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とりあえず、その隣にあった無料の足湯に浸かってみました。

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そして道後温泉へ。行ってみて、びっくりcoldsweats02。私はとても大きな建物を想像していたので、実物はこんなに小さかったのかcoldsweats02??って「えっ、ここで間違いないの??」とまで思ってしまいましたcoldsweats01。はい、めちゃめちゃ小さかったです。

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正面左側から見たところです。簾がかかっているところはお部屋になります。

道後温泉は入浴コースが4つあるそうなのですが、私はもう疲れ果てていたので、一番高い個室コースで頼みました。早朝だったので、部屋も空いていましたし。

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ここが3階の個室になります。4畳半くらいのお部屋です。

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この部屋に通された人に付くお茶と坊っちゃん団子です。お茶はお代わりOKと言われました。手前は道後温泉のチケットです。画像不鮮明で見えないと思いますが、チケットの右上の写真は当然夏目先生です。

お風呂は霊の湯というところに入りました。平日の早朝と言うこともあり誰も女性のお客さんがおらず、一人で入れました。そして体重計に載って、史上最悪数値をまたしても更新していたことを知って驚愕しましたcrying

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3階には「坊っちゃんの間」という夏目先生関連資料ルームがあります。ここは道後温泉に来た人は誰でも見れます。

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「坊っちゃんの間」の反対側。左上の絵は誰かが描いた夏目先生と子規の絵です。

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こんな感じです。

霊の湯利用のお客さんには又新殿(ゆうしんでん)という皇室専用の浴場の見学が無料でできます(その他のお客さんは有料)。又新殿内部は写真撮影不可なので、写真はありません。7名の皇族しか入らなかったそうです。

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又新殿につながる御車寄せ。ここから入られたそうです。

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又新殿部分外観。

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道後温泉の左奥にある「玉の石」。手前に柄の長い柄杓があって、それでこの真ん中にある石にお湯をかけてお願い事をすると叶うらしいです。

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道後温泉の斜め向かいにあったお店に並んでいた『坊っちゃん』の登場人物人形。こういうのもあるんですねえ・・・私も思わず、これを撮影するためだけに引き寄せられてしまいましたcoldsweats01

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ちなみにこのような「坊っちゃん電車」というのもあったのですが、私は乗りませんでした。

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全然関係ないのですが、道後温泉の近くにある伊佐爾波神社というところにも行ってみました。135段の長い石段を一気に駆け上って、死ぬかと思いました。(手すりがないので、危険極まりなかったです。帰りが特に怖かった。)

黒川温泉

阿蘇観光をした後に黒川温泉に立ち寄りました。

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鄙びた温泉って感じでしたけど、小さな温泉の割には観光客でにぎわっていて、びっくりしました。友人の話だと由布院を目指してがんばっているとか?

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足湯があったので、浸かってみました。(100円でした)

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お昼は名物らしいだご汁というものを食べました。まあ、すいとんみたいなものですね。本当は高菜ごはんも食べたかったのですが、このお店にはメニューになかったんです。小皿に高菜は出てきましたが。高菜も名物みたいです。まあ、こっちでいうと高菜は山形名物って感じですが。つまり山間の名物ってこと?

博多行きのバスまでの2時間を過ごしたのですが、結構あっという間に時間が過ぎてしまいました。

阿蘇山

翌日は打って変わって、快晴になったので、絶好の阿蘇観光日和か?と思われたのに、何と草千里に着いたら、山にもやがかかっていて、全然景色が見えなかった・・・cryingという衝撃的な状況でした。もう何しに阿蘇に行った?って感じですweep

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はい、この通り、もやっていて何も見えない草千里です。草千里って確か三好達治の『艸千里』という詩が国語の教科書に載っていて、それで有名なんだと思うんですけど、何か思っていたような光景を見ることができず、無念でした・・・weep。余程日頃の行いが悪い?

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それにしても阿蘇って不思議なところですね。山なのに草原っぽくって。

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草千里だけがもやっていて、あとは普通だったんですよね・・・

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山に流れるような模様というか色が違っている部分があるのがわかるかと思いますが、これって溶岩の跡なんですかねえ?

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道路に「牛馬注意」と出ていて、どこに牛馬がいるんだ?と思っていたら、この通りいました!

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あれだけ馬肉を出していたら、馬だってたくさん飼っていなきゃならないですよねえ・・・やっぱりいたんだって思いましたcoldsweats01

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この山にもやっぱり溶岩の流れ跡のようなものが。

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これは阿蘇の外輪山と言っていました。ちょうど窪みの中を走っているところでした。とっても不思議な地形のようでした。

旧細川刑部邸

次に向かったのは旧細川刑部邸。細川家の分家筋に当たるお屋敷です。熊本城はとっても広いので、「しろめぐりん」という名前のシャトルバスが走っていて、それを使って、向かいました。でも「しろめぐりん」って一方通行なので、反対側の場所に行きたい場合には一回りしてこなければならないという不便さがあり、両方向で走らせればいいのにって思ってしまいました。

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長屋門

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入口

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玄関

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表御書院

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春松閣。このお屋敷で一番美しいお部屋。

庭には入れないので、外観写真はありません。とにかく広くて、さすがは大名家のお屋敷って感じのところでした。こういうお殿様系の武家屋敷は見ごたえありますねhappy01

熊本城

夏目先生の旧居を見終えた後、ようやく熊本城へ向かいました。

熊本城は広いので、入口を間違えると天守閣までものすごく歩かせられると友人から注意を受けていたので、最短距離で行けるようにしました。

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熊本城は街の中心にあるので、この通り街から見えます。ここは鶴屋デパート近くの横断歩道から見た熊本城です。

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石垣と櫓。こういうのを見ただけでも「うわっ、熊本城、立派!」っていうのがわかります。

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石垣の立派なこと!!

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こういう門がいくつかありまして

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天守閣+小天守閣です。でもどちらも再建したものです。とはいえ、こういう立派なお城を再建できる財力があるということは素晴らしいことです。元々こういう立派な天守閣のあるお城があったからっていうこともあるでしょうが、私が住んでいる県では櫓の復元でさえもできない状態でした。(お城は元々平城なので、再建してもこういう天守閣はないんですけど。)なので、再建でもこういう城を持っている県をものすごく素晴らしいと思ってしまう私なのでした。

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天守閣からの眺め。右側に見えるのは現存する一番古い建物である宇土櫓です。

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そして、熊本、何がすごいって、九州新幹線開業に合わせて、本丸御殿という建物を再建したということなのです!!何て財力なんだ??私のいる県では考えられません!!かなり歴史に忠実に建てたようで、そこも立派です。そもそもこういう御殿があったこと自体が細川家、恐るべしって感じで、わが県の大名は・・・と嘆かわしくなります。ここは本丸御殿の一番広いお座敷になります。一番奥の金ぴかしているところが殿のいる間になります。

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それがこの通りの桃山様式のご立派な部屋!

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こんなに立派な部屋があったんですね・・・それを再建しちゃうってところがまたすごい!一体総工費用どれくらいかかったんですか?って感じです。熊本県民、お金持ちだなあ。っていうかやっぱり熊本城への愛情が深いというべきか?

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ここはちょっと見づらいですが、お茶室です。

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これは肥後菖蒲という珍しい品種の菖蒲みたいです。

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これが宇土櫓。ジェーンズ邸の男性係員の方が「私は熊本にしか住んだことがないので、他のところのお城を見ると「何だ、宇土櫓くらいしかないじゃないか」って思ってしまうんですよね」って言っていましたが、本当に宇土櫓、大きかったです。他の地域の天守閣並みの大きさで、ここにも恐るべし肥後藩・・・って思いました。

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宇土櫓全景。歴史が好きな人なら、これを見逃してはいけないらしいです。これが現存する一番古い建物らしいので。

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宇土櫓から天守閣方面を眺めたところ。

熊本城にも武将隊のような係員が配備されていましたcoldsweats01。どこの県でもはやりなんですかね?

2012年6月18日 (月)

夏目先生を辿る旅~その5:夏目漱石第六の家

第六の家は第五の家から歩いて15分くらいのところにあります。藤崎宮という神社があって、その鳥居から入って3本目の道を左に入ったところにありました。(表示が出ているので、藤崎宮の鳥居まで行けばわかります。)

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ここです。このように一応表示は立っています。ロンドン留学前の3ケ月くらいをここで過ごしたようです。

見えるのはこの入口と以下の外観写真のみです。

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明治からそのまま残っているって感じでもないんですが、でも相当古い家であることは否めません。というか人が住んでいないから荒れ果てているって感じでしょうか?

まあ、とりあえず外観だけでも思いがけなく第六の家を見ることができて、ものすごく達成感に満ち溢れて、次は熊本城に向かいました。

夏目先生を辿る旅~その4:夏目漱石内坪井旧居(第五の家)

次に向かった先は熊本城ではなく、当然のことながら夏目先生第五の家である内坪井旧居。ここは夏目先生が熊本時代に住んだ家で、その住所に現存して、かつ内部公開もしているという唯一の家になります。

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入口。正面に洋館が見えますが、これは夏目先生がここから引っ越した後に増築された部分で、夏目先生ゆかりの建物ではありません。

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こちらが第五の家の玄関になります。この日の午前中はものすごい土砂降りで、特にこの第五の家に到着した辺りがひどくって、写真にもその土砂降りの様子が写っているかと思います。どうも私が何かを見学するときは土砂降りになる確率が高いですねcoldsweats01

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玄関を入ったところ。基本ここの中は資料室になっていて、夏目先生ゆかりの記事などの展示がされています。何か本物の展示とかそういうのはありません。

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上の写真の左側にあったのがこの館内図になります。こんな風な家の造りになっているということで。そんなに部屋数の多い家でもないんですよね。

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玄関を入ってまっすぐ入った部屋。こんな感じに資料の展示がなされています。

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上の写真の更に奥の部屋。ここに菅虎雄先生のネタが結構書かれています。真ん中のボードの左上に2人の写真があるのがわかるかと思いますが、一人が菅先生で、一人が狩野先生です。で、ですね、菅先生、実はイケメンだったことがわかり、すごく驚きましたcoldsweats02。この第五の家、菅先生と妹のお順さんネタが結構あって、それが一番面白かったかもcoldsweats01?菅家は何と菅原道真公の末裔の御家柄なんだそうです。

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上の写真の廊下部分です。

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廊下を矢印方面に歩いていくと、この『草枕』関係の資料が展示されている部屋にあたります。ここにもお順さんネタ記事あったなあ。

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庭に面した廊下です。

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『草枕』関連部屋の隣というか、菅先生関連ネタ資料のある部屋の隣というかその部屋にはこのような夏目先生人形が置いてありました。しかも机の真ん中に紐のついた三角形が見えるかと思いますが、ここに「これを引っ張ってください」と書いてあります。引っ張ってみると夏目先生の左手がちょっと上がって、猫をなでるというかたたくという仕掛けになっております。この写真には写っていないのですが、ちょうど手前左奥に来訪者がコメントを残せる記念ノートが置かれていて、私もせっかくなので、ちょっと書いてきました。

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夏目先生人形のある部屋のお向かいはこのような多分この家で一番立派なお部屋になっております。

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上の部屋を玄関を入ってまっすぐの部屋側から撮った写真はこんな感じです。お部屋の立派さがうかがえると思います。

この家は鏡子夫人が「熊本で住んだ家の中で一番いい家だった」と語っておられた通り、とても趣のある感じの良い家でした。

但し、こちらの家は昭和50何年だかまで富士銀行とどこかの銀行の支店長さんの官舎として使っていたらしく、かなり手入れや修復はなされているようなので、夏目先生が住んでいた時代とは違っているところもあるかと思います。

係の人に頼むと説明をしてくれるようですが、私は自由見学をしました。但し、かなり長時間いましたし、写真もバシバシ撮っていたので、かなりのナツメマニアだと思われたことでしょう。さて、この後は寺田寅彦の物置小屋を見て、帰ろうかなと思って、係の人に「寺田寅彦の物置小屋ってどこにあるんですか?」と聞きました。そこで場所を教えてもらったんですが、ここからちょっと係の人と話がはずみました。「どこからいらしたんですか?」と言われたので、「〇〇県です。」と答えたら、「そんなに遠くからいらしたんですか!!じゃあ、せっかくなので・・・」と通常は公開していないお部屋まで見せていただいてしまいました。今は物置として使っているようですが、当時は女中部屋とか台所などになっていたようです。(館内案内図写真の右上の矢印が入っていない2部屋部分です。)更に私がディープな漱石ファンと思ったらしく、ここで独自に作成しているという夏目先生関連の資料までいただいてきてしまいました。そして、係の人から驚くべきことが告げられたのですcoldsweats02

係の人:「実はですね、第六の家というのも残っているんですよ。」

私:「えっ、現存しているんですか?」

係の人:「ええ、でも内部は公開していないんですが。夏目漱石第六の家という表示は立っています。」

私:「外観は見えるんでしょうか?」

係の人:「(夏目先生の引っ越し関連記事写真を見ながら)この部分は見えますね。」

私:「改築された家なんですか?」

係の人:「いいえ、それがどうもそのまま残っているっていう話なんですよ。よくわからないんですけどね。現在は人は住んでいないようなのですが、(お向かいだったか隣だったかに)管理人さんがいて、その方に頼むともしかすると中を見せてもらえるかもしれません。」

私:「その家はここから近いんでしょうか?」

係の人:「そうですね。歩いて15分くらいでしょうか?」

私:「地図とかありますか?」

係の人:「ちょっと待っててください」

と地図を出してきて、行き方を説明してくれました。とりあえず何とか行けそうな距離です。ここまで来たらもう行くしかないだろうと心を決めました。

私:「さっき第三の家に行ってきたんですよ。昨日は五高記念館にも行ってきました。」

係の人:「じゃあ第六の家に行ったら完璧ですので、ぜひ行ってみてください!」

私:「はい!ありがとうございます!!」

とお礼を述べて、第五の家の外回りに出掛けました。

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第五の家の右側です。この裏玄関部分が非公開部分となっています。

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これが寺田寅彦が書生として置いてくれと懇願した時にここしか空いていないよと言われたという馬丁小屋です。

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現在もこの通り物置小屋ですcoldsweats01

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御庭には長女筆子さんの誕生の折に産湯に使った井戸がこのように残っています。筆子さん誕生時に夏目先生が詠んだ句碑と共に。

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庭はこんな感じです。庭は後から住んだ人の手が大分入っているので、当時の面影は多分ないようです。

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庭から見た第五の家。

という訳で庭を一回りしてから、土砂降りの中、第六の家へ向かったのでした。

ちなみにこの思いがけず第六の家にまで行くことになったという経緯を地元の友人にメールをしたら、「マトちゃん、それ、太宰の家のあの人みたいにディープそうなオーラを発していたのでは?」という返事が来ました。確かに関心が高いことはダダ漏れだったと思いますが、いや、私、レベルの高いナツメマニアじゃないから・・・coldsweats01って思いました。多分あの親切に色々教えてくれた係の人もあの記念メッセージノートを見たら驚愕したことでしょう。なぜなら私は次のようにコメントしてきたのですcoldsweats01

「『先生と僕~夏目漱石を囲む人々~』にはまって、よもや熊本まで来ることになるとは!恐るべし、夏目先生!!(ちなみに私は実は芥川ファン)」

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ちなみにこの家にもこのようなスタンプがあります。

夏目先生を辿る旅~その3:夏目漱石第三の家+おまけのジェーンズ邸

実はこの旅行に同行してくれた福岡在住の友人は旅行直前にぎっくり腰になっていて、回復したてだったということもあり、翌日はホテルで安静にしているといい、私は友人を残して一人で観光に出掛けました。と言うのも友人は以前にもお母さんと熊本に来ていて、熊本城や夏目先生第五の家などは見学済だったのです。第三の家は前日に空振りで、外観は見たので、もういいって感じだったのでしょう。友人はナツメマニアじゃありませんしcoldsweats01

前日行き方を覚えたので、問題なく辿り着きました。

元々第三の家は現在のNTT病院の敷地内にあったそうで、それをこの水前寺公園内に移築したそうです。

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入口の木戸。

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玄関。内部には入れなくて、外観からのみの見学です。

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玄関から右に回ったところ。このガラス戸から中を覗き込むしかなかったんです。しかし、ガラスが反射して、中もよく見えません。カメラを窓から接写して、何とか内部を確認したという感じです。

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一番左側の部屋の内部。ガラスショーケースが見えるので、実は内部も見学させていた時期があったんでしょうか?床柱が見えるので、床の間があるお部屋のようです。

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真ん中の部屋の内部。かなりぼろぼろの家具があります。この家具は一体・・・?

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右端の部屋の内部。

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お隣のジェーンズ邸側の角から見た写真。

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上記の角から覗き込んだ内部写真。もうここまでやるかって感じですが、見えないんだから仕方がないですよねcoldsweats01。もう面倒くさがらずにちゃんと中見せてよって感じです。

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ジェーンズ邸側に面した部分から見た写真。何か自転車なんか置いてあるのを見ると人住んでいるんですか?って感じですが、管理人の自転車なんですかね?

ちなみにこの家に『吾輩は猫である』の多々良三平のモデルとなったと言われる俣野義郎が書生として住み込みしたそうです。

で、お隣が熊本で最初の洋風建築となったジェーンズ邸です。

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コロニアルスタイルの洋館です。ビードロのガラス戸や煙突が珍しくて、当時の人たちがたくさん見学に来たそうです。

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煙突がちょこっと見えるのがわかりますかね?この位置からしか見えないんだそうです。私がこのジェーンズ邸に着いた時にはどこかの学校の先生が生徒を数名連れて見学に来ていたところで、係の人がジェーンズ邸の歴史について説明をし始めていたところだったので、もし時間があったら、聞いて行ってくださいと言われ、何気に聞いてしまいました。ジェーンズさん、男女平等教育や食生活改善などを図った方のようです。また教え子たちは京都の同志社に行って、その力を開花させたそうです。またここは日本赤十字誕生の地ともなっているそうです。なんて話を聞いてから、自由見学になった後、係の人が寄ってきて、「熊本城には行かれましたか?」と聞いてきます。「これから行くところです。」と答えたら、「この写真を見てください。何か気づきませんか?」と昔の熊本市内の写真を指しました。「ううん?」という顔をしていたら、「宇土櫓しかないんです。熊本城がないんですよ。」と言われたんです。熊本城は宇土櫓だけが昔から残っているものだと以前熊本に旅行に行ってきた両親から聞いていたので、「なるほど~」と思いました。熊本城が再建されていたということは知っていたので。でも一体いつ無くなったのかはわからなかったので、「戦争で焼けたんですか?」と聞いたら、何と西南戦争で焼失したそうなのです。これが薩摩側の陰謀なのか(放火)、失火なのか原因は不明だそうなのですが、薩摩軍が到着する3日前に消失してしまったそうなので、薩摩側による放火説が高いみたいです。係の人は「私は熊本にしかいないので、他のお城の天守閣を見ると宇土櫓くらいしかないじゃないかって驚くんですよね。」って言っていました。確かに大きな天守閣って姫路城くらいですものねえ・・・

暇なのか、この熊本城のことを教えてくれた男性係員の他にいた煙突のことを教えてくれた女性係員も熱心に説明をしてくれて、意外なところで時間をくってしまいました。まさか本命は隣の夏目先生旧宅だったとは夢にも思っていなかったかも、あの人達・・・coldsweats01

こういう洋館もないんですよねえ、私が住んでいるところには・・・まああったところで空襲で焼けてしまったとは思いますが、色々行けば行くほどイケてないことを痛感して、住民税だけ高く取りやがって!!とムカつくのでした。

熊本ならでは

熊本はJR熊本駅周辺ではなく、熊本城周辺及び交通センターと呼ばれるバスターミナル付近が中央になっているようです。交通センターの脇には県民百貨店というまるで中国のデパートか?というようなネーミングのデパートがあり、結構引いてしまいました。このデパートは県内ではどういう位置づけなのかちょっと知りたいです。一番大きなデパートは鶴屋というところで、ここはフロア面積もショップ数も充実していて、中々すごいデパートでした。「きっと熊本県民は鶴屋でお買い物がステイタスなんだろうな」、みたいな。

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県民百貨店前にあった「おてもやん」像。おてもやんって熊本の人だったんですね。そうそう上熊本に向かう途中の駅で「あんたがたどこさ」の狸と思われる銅像がありました。確かに「あんたがたどこさ」は熊本ですね!

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そして、熊本といえば「くまモン」!これは観光に使用したバス2days乗車券なのですが、右側の黒い熊がくまもとサプライズキャラクターの「くまモン」です。もう熊本にいたら必ずどこかでお目にかかる「くまモン」。熊本に行ったのに「くまモン」を知らないと言ったら、熊本に行ったのは嘘だと思われても仕方がないというくらいに至るところに露出しています。電車・バスはもちろんのこと、上述の鶴屋デパートの紙袋や金券カードまで「くまモン」ですよ!「くまモン」とのタイアップ商品も多彩で、当然のことながらキャラクターグッズもたくさんあります。「くまモン」、確かにかわいいし、インパクトがあるので、絶対に忘れないし、熊本全県で使用できるというのもいいですよね。「くまモン」にやられた~って感じでしたcoldsweats01

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東日本では十勝大名お焼、西日本では御座候という大判焼きがあるかと思いますが、熊本には蜂楽(ほうらく)饅頭という名の大判焼きがあります。これが名前にもある通り蜂蜜を使ったあんこで作っていて、あんこが濃厚なのです。御座候なら2つは食べないと気が済まない私でも1個で十分ですという濃厚ぶり。普通のあんこの他に白あんもあります。白なんてただでさえ甘くて私は嫌いなんですが、これの白なんて想像を絶する~って感じがしました。ちなみに1個90円です。

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熊本名物に「いきなり団子」というお菓子があります。団子という名前がついているのに全然団子じゃないんです。サツマイモをふかして作った饅頭のようなものなのです。何で団子という名前にしているのかわかりません。このいきなり団子も色々なお店で出しているようですが、水前寺公園の入口のすぐ脇にあるお店のが一番有名でおいしいようです。すぐに食べると言ったら、お茶も振る舞われました。

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そして、熊本と言えば馬肉!!もう生まれて初めて馬肉を食べました!!生姜とねぎを薬味で使って食べるからか、カツオを食べているような感じにしか思えませんでした。つまりあんまり癖がないのです。特に問題なく食べられました。

ちなみに手前のは辛子蓮根です。これも熊本名物ですね。何で辛子蓮根が熊本名物なんでしょうねえ??蓮根は嫌いじゃないけど、辛子が得意じゃない私にはちょっと微妙でした。とりあえずこれは食べましたけどね。

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と~ってもお勧めしたい熊本名物は「太平燕(タイピーエン)」という名のスープ春雨です。今となってはスープ春雨がメジャーになってしまったので、珍しくも何ともないかもしれませんが、これはとってもおいしかったですhappy02。(私はそもそもスープ春雨好きheart04)イメージとしては長崎のちゃんぽんの麺が春雨に変わったって感じです。何でこれが熊本名物なのかお店の人に聞いてみました。詳しいことはわからないらしいのですが、長崎ちゃんぽんと共に多分華僑の人がもたらした食べ物なんだろうということです。そしてそれが長崎にはちゃんぽんしか残らず、熊本には太平燕しか残らなかったってことのようです。何だか不思議ですね・・・熊本に住んでいたら、私、これ毎日食べてもいいって感じでしたcoldsweats01

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これは熊本名物でも何でもありませんが、熊本でもかき氷を食べました。太平燕を食べたお店の隣がケーキ屋さんで、かき氷を出していたのです。しかもこんなおいしそうなマンゴー氷を!かき氷好きな私と友人が食べないわけがないというわけで食べてきました。黒いのは黒いタピオカらしいです。タピオカにも黒があるのね。

2012年6月17日 (日)

夏目先生を辿る旅~その2:上熊本駅前の夏目漱石の銅像

この日はもう他に行く時間もなかったので、上熊本駅前にあるという夏目先生の銅像を観に行ってきました。

何でそんなところに銅像があるのか?と思ったのですが、実は理由があったのです。夏目先生が初めて熊本に降り立ったのは上熊本駅だったそうなのです。つまり当時はここが終点だった??

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これがその銅像です。どう見ても小さいんです。夏目先生の身長は158㎝だったと『先生と僕~夏目漱石を囲む人々~』に書いてあったので、ちょっと並んでみました。私は身長162㎝で3㎝くらいのヒールの靴を履いていました。銅像の台座には小さくて乗れませんでしたが、下の台座部分に載ってみても、確かにこれ等身大に作っているという感じがしました。「はぁ~っ、夏目先生、こんなに小さかったんだ・・・」って思ってしまいましたcoldsweats01

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銅像のアップ写真。この銅像の顔も微妙??

この日の夏目先生を辿る旅は以上で終了しました。

出水神社神苑水前寺成趣園

五高記念館見学の後は夏目先生第3の家の見学に向かいました。ところが雨の中、わざわざ足を運んだというのに休館だったことが判明しましたcrying。かなりショックでした・・・本当に熊本市内観光2DAYSにしておいてよかったです。

という訳で、気を取り直して水前寺公園に向かいました。ここは細川家が作った桃山様式の優美な回遊式庭園で、東海道五十三次を模した庭園だそうで、確かに富士山と思われる山や日本橋などがありました。

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左側の鳥居が出水神社の鳥居で、ここは細川家歴代を祀る神社のようです。

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出水神社

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このような「長寿の水」なるものがありました。

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神社本殿の左側にはこのような立派な樹齢400年の松の木があったのですが、この松の木、実は最初は盆栽だったそうで、それをこんなに大きくしたんだそうです。だから立派な枝ぶりなのね??

それにしてもこの神社にはとても変わったおみくじがあったんです。その名も「R18指定おみくじ」coldsweats02!一体どんな内容が書かれているおみくじなのか興味がありましたが、当然引いていませんよ。何なんですか??って感じですよねcoldsweats01

疲れたので、この後「古今伝授の間」という建物の中でお抹茶をいただいて、休憩しました。この「古今伝授の間」というのはあの桂離宮を建てた八條宮智仁親王の学問所だった建物で、それを大正元年に熊本に移築したそうです。

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内部はこんな感じです。修復しているので、襖紙などは新しいようです。

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奥の襖絵。

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火燈窓から見た庭園。

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古今伝授の間から見た庭園の眺め。とっても美しくて、和みました~happy01。こういう美しい庭園を見ていると「日本人でよかった~happy02」って思います。

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古今伝授の松というものです。尚、古今伝授とは古今和歌集の解釈の奥義の伝授をうけることらしいです。

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お抹茶は古今伝授の間で飲むと600円です。脇の椅子で飲むと500円です。お菓子はかりんを使ったと加勢以多いう上品な甘さのとてもおいしいお菓子でした。お菓子にまで細川家の紋が入っているという徹底ぶりcoldsweats01。それもそのはず、このお菓子、細川家秘伝の伝統銘菓で、幕府に献上していた品なんだそうです。おいしかったので、買って帰ろうかなと思ったのですが、激高だったので、やめましたcoldsweats01

この日は雨だったのですが、雨だったからか余計に庭園が静かで緑が美しく感じられ、とても心が癒されました。水前寺成趣園、お勧めですhappy01

こういう庭園が残っているのを見る度に私が住んでいるところって本当に何もないなって思ってしまいます。大大名だったのに何もないって・・・本当に徳川家に仕えるだけで何もしてなかったんだな~って感じです。

夏目先生を辿る旅~その1:五高記念館

今回どこまで足を延ばしたのかというと熊本です。何で熊本なのか??もちろん福岡在住の友人が「遊びにおいでよ」と誘ってくれていたこともありますが、熊本は私の琴線に触れる場所でもあったのです。それは夏目先生のゆかりの土地であるということ!!『先生と僕~夏目漱石を囲む人々~』にはまって以来、夏目先生の著書はほぼ読破し(いや、まさかこの年で夏目漱石の著書を読むことになろうとは夢にも思いませんでした。)、「こうなったら行ってやろうじゃないの、熊本!!」って感じで行ってきてしまったわけですcoldsweats01

熊本には夏目先生が住んでいたという家が2つ残っていることも知っていましたし、何よりも五高記念館の存在でした。見所があることが分かるとすぐに行きたくなってしまうのが私なので、熊本行きは結構前から乗り気でしたcoldsweats01。そしてようやく今回実現に至ったわけです。

福岡在住の友人とは熊本で合流しました。実は熊本観光については私は全く友人任せで、行きたいところだけ列挙していて、ホテルや交通の手配だけをしていたのですが、友人から「五高記念館は火曜日定休日らしいから、今日行かなきゃダメなのよ」と言われ、一番最初に行ったのが五高記念館になりました。

ちなみに熊本は何の気なしに余裕を持って2日の日程にしていたのですが、これが大正解だったのです。実はこの後見に行った夏目先生の家は月曜日休館だったんですcoldsweats02!!つまり1日だけの観光にしていたら、どっちかが見られなかったということになったという訳です。今後夏目先生を辿る旅をしたい方がおられましたら、月・火を避けることをお勧めします。

実は福岡在住の友人のご主人は熊本大学のOBです。なのに五高記念館の存在を知らなかったという事実に驚愕しました!熊本城とか水前寺公園に行ったことがないというのならわかるんですが(なぜなら私も西日本生活をしていた時に自分が住んでいる県の観光地にはどこにも行かなかったからです。車もなかったし。興味もなかったしで。だから町中で道を聞かれても答えられないことが多く、「私、ここの住人じゃないんで」とウソをついていたほどですcoldsweats01。いや、本当に東京や京都で道を聞かれた方がちゃんと答えられます。)、熊本大学に通っていて、五高記念館を知らないってそれはもぐりでは??と思ってしまいました!だって、キャンパス内にあるんですもの・・・一応キャンパスの場所だけはご主人に聞いてきたそうで、そこからの移動についてはわからんと言われたと言っていました。全く、このご主人、「あなた本当にOBなの?」と問いただしたいですcoldsweats01

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熊本大学の通称「赤門」と呼ばれる正門です。重要文化財です。

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正門を入ってまっすぐに進んでいくとこの五高記念館にあたります。

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明治22年に完成した赤煉瓦造りの洋風建築で、もちろんこれも国の重要文化財です。

内部見学は自由で、無料ですが、内部の写真撮影については許可書の記入が必要です。でもこれもあっさり通りまして、資料の撮影とかはNGだけど、建物とかは問題ないということでしたので、撮影してきちゃいました。「撮影目的って何て書いたらいいんですか?」と係の人に聞いたら、「記念撮影でいいですよhappy01」と言われましたcoldsweats01。おっしゃる通りです。

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1階入口を入ったところにある階段。見学は2階→1階という順路になっています。

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階段を上ったところ。

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廊下。

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これが昔の窓らしいのですが、「今時の若者は背が高いので、この窓も何の支障もなく開けられると思うが、当時の学生は背が低かったので、開けづらかっただろう。」という説明書きがありました。でもこの窓、採光とかに工夫を凝らした窓のようです。

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展示室にあった昔の家具。

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中央部分が夏目先生関連資料コーナー。でもほとんどが複製ものばかり。

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夏目先生が明治30年の第五高等学校開校記念日において祝辞を述べた原稿と右下にあるMDで再現朗読(?)が聴けます。

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2階から1階に降りる階段。ちょっと素敵な意匠です。

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五高OBの紹介部屋にあった寺田寅彦紹介コーナー。写真を見ると『先生と僕~夏目漱石を囲む人々~』に出てくる寺田寅彦がそっくりなことがよくわかります。右側の木の根っこみたいなのは寺田寅彦が持っていたもの(?)みたいです。

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こんな部屋がありました!復元教室です!黒板に書いてあるのは数学の問題なのですが、何と英語で書かれています。当時の授業は英語って聞いていますから(教科書が輸入物で英語だったから。つまり英語ができないと何もできない。)、「おおっ!!」って感じでした。昔の学生の方が余程頭いいですよねって思います。

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で、ですね、この机と椅子なのですが、ご覧の通りくっついているんです。私は身長162㎝なのですが、それでもかなり苦しかったです。当時の平均身長は夏目先生の身長の158㎝くらいらしいですから、無理がなかったってことなんでしょうか?でも寺田寅彦は門下生の中でも大きな人扱いなので、絶対にこの机と椅子はつらかったと思います。机の右上の丸い窪みはインク壺置きみたいです。ちょっとわからないかもしれませんが、机の前方真ん中にペン置きのための窪みがありました。

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図書館の利用についての注意書きと図書カードを入れていた箱のようです。

キャンパス内には夏目先生の銅像があると聞いていたので、それを探したかったのですが、構内案内図には載っていません。到着時には講義時間中だったのか、キャンパスは静まり返っていたのですが、ちょうど五高記念館を見学し終えた後はお昼になっていて、学生がわやわやいて、賑やかになっていたので、恥を忍んでcoldsweats01、女学生2人組を捕まえて、「あの~、夏目漱石の銅像ってどこにありますか?」と聞きました。女学生たちは「ええ~っ??coldsweats02」とかなり慌てた様子で、でも「確かこっちに行った辺りにあったはずです。」と教えてくれました。そして行ってみたら、確かにありました。女学生さんたち、どうもありがとう!

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まずは夏目先生の記念碑がありまして、その横に夏目先生の銅像と句碑がありました。

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この夏目先生の銅像、あんまりイケてない気がします・・・上の記念碑はちょうど左側にあります。

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ちなみに五高記念館では左のようなカラーコピーで作られたパンフレットをもらったのですが、ここに上記の記念碑・銅像・句碑の場所がちゃんと記されておりましたcoldsweats01。右側は記念スタンプです。ちょっと見づらいかもしれませんが、上の赤いのが五高記念館と夏目先生、下の紫のが猫をモチーフにしたスタンプです。どちらも夏目先生関連です。そういう人ばっかりがくるんでしょうねえ・・・つーか、ここにはかなりのナツメマニアしか来なそうな気がします。入場料は無料なのですが、名前とどこから来たか(県内・県外・その他という大雑把な括り。)、何名で来たかは記入させられます。

一瞬お昼を大学の学食で食べてみようか?という話が出ましたが、メニューを見たら、もう若者向けに炭水化物の多いメニューばかりだったので、やめてきましたcoldsweats01

そうそう、五高記念館を見学していて知ったのですが、五高に小泉八雲もいたんですね!何ていうのか小泉八雲と夏目先生って結構因縁対決というか、ご縁があったというか、かなり驚きでした。帝大だけじゃなかったのね・・・って。

余程ご縁があるらしい@みやこめっせ

最初に京都に到着した日は日曜日で、しかもとにかく夜まで時間を潰さなきゃならなかったので、午後は当然のことながら(?)みやこめっせに行ってきました。

この日の舞妓舞台の花街は先斗町だったのですが、もみ福さんと千鶴さんでした。先斗町の舞妓さんというともうこの二人と出会う確率がものすごく高くって(まあ二人とも先斗町では一番の若手だからでしょうが)、「あら、まあ、またあなた方ですか!」って感じでした。余程ご縁があると言っても過言ではないかも??

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この舞妓舞台に来る舞妓さんたちは通常おこぼを履いているのですが、この通りこの日は普通の草履を履いていました。何でなんでしょう??

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向かって左側の黄緑色の着物の舞妓さんがもみ福さん、右側のピンクの着物の舞妓さんが千鶴さんです。

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この二人、同じ置屋さんだったんですね。

6月は単衣袷で、絽の染め帯だそうです。

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花簪は柳に撫子。

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もみ福さん

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千鶴さん

踊り部分の写真撮影は不可なので、ありませんが、第一部が「夏は蛍」、第二部が「京の四季」、第三部が「祇園小唄~鴨川小唄メドレー」でした。

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舞妓舞台が終わって、伝統工芸の仕事を見る二人。

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今月の舞妓さんネタはこれだけですcoldsweats01

キウィ氷@古の花

続いて行ったのが去年桃氷を食べに行った北野天満宮脇にある古の花のかき氷。去年も気になっていたキウィ氷を食べてきました。

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私、キウィも大好きなんです。そして、このキウィ氷は桃氷よりおいしかったですよ。味が濃いので(桃氷は味が薄い)、私向きでした。それにしてもキウィ氷、一瞬見るとずんだ氷か?って感じに見えますねcoldsweats01。私は桃氷よりキウィ氷をお勧めします。

ちなみに去年は昼時に行ったので、ものすごく待たされて、大変な目に遭いましたが、今回は昼時を外したし、また気温も高くない日だったので、全くお客さんがおらず、全然待たずに出てきましたcoldsweats01。いつもこうだといいのにねえ・・・

いちご氷@中村軒

定例(?)の西日本行きから戻ってきました。もう西日本に行くこともカウントダウン状態になってきたので、今回はかなり足を延ばしてきました。相当強引な旅です。そこに前後に京都が入っているので、強引にも程があるって感じで、みんなに呆れられていますcoldsweats01。昨日の朝、ホテルで腰を痛めてしまい、昨日はもう父の日のプレゼントを買うのと仙洞御所参観が精一杯の状態でした。でも何とか帰ってきました。しかし、家に帰ってきたら、母が腰痛を悪化させたと不機嫌な状態だったので、とても自分も腰痛を悪化させたとはいえず、黙っています・・・weep

さて、夏の京都といえばかき氷です。実は今回の西日本滞在中はさほど暑くならなかったのです。なので、あんまりかき氷に向いた気温ではなかったにのですが、中村軒のいちご氷が6月いっぱいみたいなので、行ってきました。(ちなみに6/23からはマンゴー氷になるそうですhappy02!マンゴー好きの私にはたまらんって感じです!!)

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はい、これがいちご氷です。生のいちごをそのまま使った蜜になっています。お好みで練乳をかけてくださいと言われましたが、練乳をかけると甘だるくなるので、私はそのまま食べることをお勧めします。いちごの味がものすごくおいしいかき氷でした。

中村軒、本当に素敵なお店!!どうして市バスの市内均一区間にないのか??ってそれだけが残念でたまりません。

2012年6月 9日 (土)

NODA・MAP第17回公演「エッグ」チケット、無事get!

昨日朝から母と大喧嘩をし、もうイライラの絶頂で、今日も引き続き不機嫌状態pout

しかし、今日はNODA・MAPの「エッグ」の先行予約の日だったので、ふてくされているわけにもいかず、11時から携帯と家電話を駆使して、電話をかけ続けていました。「南へ」の時は友人の方が早くつながったので、今回も友人の方が早くつながるかな?とか思っていましたが、中々連絡は来ません。更にナビダイヤルにつながるも結局は話中というのが何回もあって(これ、ものすごく腹立ちますよねannoy。だったら、つなげるなっつーのannoy。電話料稼ぎじゃんかよannoy!!)、何度もがっかりさせられ、やっとつながったのはかけ℡開始約1時間後で、しかも家電話の方でつながりました!

無事第一希望の土曜日公演をgetできましたhappy02!速攻ファミマに行って発券してきたのですが、思ったより席はよくありませんでした。(もちろん1階席ですけどね。真ん中くらい?)でもまあ無事getできたので、それをよしとしなければなりません。ネットの抽選先行予約では大激戦で当選する確率がものすごく低いからです。

電話がつながった後、友人宅に電話をするも全然つながらず、メール見てくれたのかな??とかなり焦っていましたが(だぶるの嫌だから)、その後何とか友人とも連絡が取れ、友人はつながらなかったことが判明し、めでたし、めでたしでした。(「もう30分くらいで嫌になりかけていた」と言われましたcoldsweats01。まあ、私はかけ℡の場合は1時間はかかると見込んでいる人なので、ほぼ予測通りと言ったところでしょうか?もっと早くつながってくれればうれしいけど。)

今回は深津絵里ちゃんが出演するので、観に行きたかったのです。いつもNODA・MAPは友人を誘って観に行っているので、一応「どう?」と声をかけてみました。友人は深津ちゃんが好きではないのですが、妻夫木くんと仲村トオルさんが出演するので、「行く!」と言ってきましたcoldsweats01。とりあえず拒否られなくてよかったって感じです。そして面白いといいんだけどなあ・・・まあ、あんまり過度な期待はしないようにはしておきますが・・・coldsweats01

2012年6月 7日 (木)

芥川の映像

昨日の夜、夕食を食べながら夕刊のTV欄を見ていたら、「ややっ!!」と思う番組が目につきました。それはNHK総合の「バクモン大改造」という番組。すぐにDVD録画予約をしにいきました。

昨日の内容は昔のとっておき映像特集で、「大隈重信から芥川まで」とあり、芥川の映像といえば改造社円本全集の宣伝のために撮影されたあの映像しかないはずです。なので、あれが映るに違いないと思いました。

で、今日、録画した番組を確認しましたが、案の定そうでした。でも多分あの映像の一部だと思います。大隈重信の映像については詳しく説明した割には芥川の映像については全然説明がなく、「この2ヶ月後に死んだんですよね・・・」ってだけのコメント。なんじゃそりゃ??みたいな。

爆笑問題の二人が「初めて見る~」とコメントしていたのですが、この映像、確か大昔に新潮社の何周年記念だったかのCMで使われたように記憶しています。なので、このコメントも微妙・・・って感じでしたが・・・

ちなみに芥川の前には武者小路実篤の映像もあって、これも同じ改造社の宣伝用映像だったのかもしれません。

で、びっくりしたのが、この映像を撮影したのが何とあの久米正雄だったというのですcoldsweats02!!さすがにそこまでは知らなかったので、驚きましたcoldsweats02!!友人である久米正雄が撮影したということもあって、ああいう和やかな感じの映像になっていたのかもしれませんね。本当に何で音声も残せる時代じゃなかったのかとそれが悔やまれますねえ・・・

いや~っ、一部でもDVDに残せて、うれしかったですhappy02!!

やっぱり人によってかなり解釈が違うんだ・・・

実はこのブログ、連日のように異様にアクセス数が多い記事があって、それは何かと言うと先日UPした中村明日美子さんの『ウツボラ』についてなのです。この話、ネタバレになるので、記事には私の見解を書いていなかったのですが、そもそもこの話を教えてくれた京都在住の友人には借りていた本を返却する際に「私はこう解釈した」という手紙を添えて送りました。で、今日その返事が来たのですが、何と彼女は私とは異なる解釈をしていたことが判明しました!やっぱりだからみんな納得がいかなくって、検索しているんだなってことがわかりました。

*以下ネタバレありますので、知りたくない人は読まないでください!*

確かにこの話の解釈は割れると思います。というのもかなり混乱を招く内容が点在しているからです。ある意味矛盾があるというか・・・

京都在住の友人の解釈は自殺したのは元OLの方ですが、私は女子大生の秋山富士子だと思ったのです。元OLが自殺したと解釈した方が流れ的にはいいとは思うのです。「アパート宛に郵便を出したわ。あなたにも内緒にしていた部屋があるの。そこにあなたに遺したものを置いてあるから、きちんと受け取ってね」というセリフの「部屋」はあの身元不明の飛び降り自殺死体が発見された後に三木桜と名乗る女が溝呂木先生を姉の部屋といって連れて行ったマンションの一室であり、「あなたに遺したもの」というのが多分お金、そしてもし元OLが『ウツボラ』の作者ならその原稿と解釈できるからです。友人はケーキのことも指摘していて、1巻で自殺した女の双子の妹の三木桜と名乗る女が最初に溝呂木先生と会った時に喫茶店でケーキを頼んでいます。秋山富士子はケーキが好きだった。だから、生き残った方が秋山富士子ではないかと。

確かに私も最初2巻を読み進めていた時には死んだのは元OLの方だと思っていたのですが、最終章の#13で、溝呂木先生の「きみは『ウツボラ』の作者じゃない。僕は『ウツボラ』の作者には一度きりしか会っていない。そうだね?」というセリフにぶつかって、「あれ、死んだのは元OLじゃなくって女子大生の方だったんだ・・・?」と思ったのです。溝呂木先生が最初に会った藤乃朱を名乗る女は図書館で秋山富士子に声を掛けてきた三木桜を名乗る元OLであることは間違いありません。その後溝呂木先生は藤乃朱が自殺するまで数回彼女と会っていることを今度は自殺した藤乃朱の双子の妹を名乗る三木桜に語ります。溝呂木先生が最後に藤乃朱に会った時には部屋が真っ暗だったと#12で語っています。そして体も温かかったと。この日の藤乃朱はそれまでに会っていた藤乃朱とは別人だったと思われます。電気を暗くしていて、体も温かかった。だからこの日の藤乃朱は最初に会った元OLではなく、整形した秋山富士子だったと思われるのです。

『ウツボラ』の作者がどっちだったのかということは死んだ方がどっちだったのかってことになると思うのですが、元OLも女子大生の秋山富士子も溝呂木先生のファンであったことは間違いないと思います。秋山富士子は図書館で溝呂木先生の著書ばかり読んでいることがその時点で三木桜を名乗る元OLに指摘されていましたし、またアパートの部屋に溝呂木先生の記事がべたべたと貼られた状態からももその熱狂ぶりがわかります。また元OLの方も溝呂木先生に興味がなければ秋山富士子に接触をしてこなかったと思うのです。というか、そもそもこんな計画を立ててこないと思うのです。溝呂木先生にかなり熱い思いがなければこんなことしないと思うのです。だから、どっちが作者であってもおかしくはない。ただ、話の流れからいって、秋山富士子が藤乃朱のペンネームで、ファンレター及び執筆活動をしていたと考えるのが自然かとは思います。『ウツボラ』の投稿をめぐる二人の口論の内容からしても「人の作品を勝手に!」と怒っているのは秋山富士子の方だと推測できるからです。また溝呂木先生の「『ウツボラ』の作者には一度きりしか会っていない」というセリフからもそれが自然かと思っています。元OLの藤乃朱には多分複数回会っているはずなので。だから私も『ウツボラ』の作者は秋山富士子だったのではないかと思っています。

しかし、そうなると元OLと女子大生の秋山富士子との間の最後の電話と思われる二人のやりとり(上述の「アパート宛に・・・」というセリフ)に矛盾が生じてきます。女子大生の秋山富士子が自分のアパート以外の部屋を持っているとは考えにくいからです。ここは横領罪で起訴されていた元OLのセリフと考えた方が納得がいきます。(横領していたくらいだから、お金持ちのはず。だからこそ整形手術も受けていたはず。)この流れで行くと自殺したのは元OLの方が自然となります。

それなのに、じゃあ何で私が自殺したのは秋山富士子の方と思ったのか、その最大の理由は髪の長さなのです。整形手術後、元OLと女子大生の二人が向かい合って話をするシーンがあるのですが、この時の髪型が元OLである三木桜と名乗る女はショートボブで、女子大生の秋山富士子はロングなのです。自殺した女はロングヘアの女でした。あの時点でショートボブに髪を切った元OLが元のロングヘアに戻るまでには少なくとも半年以上の時間が必要です。このシーンの髪型が二人ともロングだったら、自殺したのは元OLってことで問題なかったのですが、すでにショートボブだったので、自殺したのはどうしても秋山富士子の方としか思えないのです。長い髪は切れば短くできますが、短い髪はカツラかエクステでもつけない限り伸ばせません。カツラでは飛び下りたらはずれますし、エクステというのも変な話です。

死体と共に落ちていた携帯電話も契約者が秋山富士子のものでした。元OLが秋山富士子の携帯電話を持って自殺したとは普通では考えにくいです。秋山富士子が持って飛び降りたとするのが自然ではあります。もし元OLが自殺したのであれば、何故秋山富士子の携帯電話を所持していたのか?という謎が生まれます。或いは身体とは別に放り投げられたとも考えられます。だとしたら、二人は飛び降り前に居合わせたということになります。「アパート宛に・・・」という元OLのセリフを聞いて、溝呂木先生の永遠になるのは私だ!と思って、咄嗟に秋山富士子が身を投げたとも考えられます。そうなるとこのセリフも死体の髪の毛の長さも問題なくなりますが、これはあくまでも推論で、本編にはそういう場面は一切出てきませんから、深読みし過ぎってところでしょうか?矛盾をなくしたいと考えるとこうも考えられるということです。

また元OLの方が自殺するにはかなりの唐突感も否めないのです。そうなると「人の作品を勝手に投稿して!」と怒ったのが元OLになるからです。そして「あなたの背中を押してあげたのよ。あなたがいつまでもぐずぐずしていているから」というセリフが秋山富士子の物になる訳です。これは大変奇妙な感じがします。、元OLと女子大生秋山富士子との関係性においては元OLの方が立場が勝っていたと思います。最初の出会いから推察しても強気な態度で出ていたのは元OLの方と考えられます。最初に「藤乃朱」を名乗って溝呂木先生と接触してきたのも元OLですし、秋山富士子を「藤乃朱」に仕立ててくれたのも元OLだからです。秋山富士子に「藤乃朱」の容姿を譲り渡したからといって、彼女がなぜ死ぬ必要があったのでしょうか?元OLが『ウツボラ』の作者なら、それらしき描写があってもおかしくないと思うのですが、全く出てきません。仮に秋山富士子と二人で『ウツボラ』を作り上げていったとしたら、「きみは『ウツボラ』作者はじゃない」という溝呂木先生のセリフに反駁できたと思うのです。

でも髪の長さで自殺したのが秋山富士子とすると上述の「アパート宛に・・・」のセリフがどうしてもかみ合いません。このセリフさえなければ自殺したのは秋山富士子で問題ないと思うのです。ここが大きな謎なのです。

更に秋山富士子の整形手術後の二人の会話の回想シーンの後、三木桜を名乗る女が溝呂木先生に向かって「私が・・・私、うまくやれたでしょうか?私が・・・彼女を・・・だから・・・」と泣き出します。その顔は整形手術後に元OLの女から「たった今からあなたが『藤乃朱』よ」と言われ、「おびえたうさぎのような顔」をした秋山富士子と同じなのです。これを見ると、「生き残ったのはやっぱり秋山富士子なのか?」と思いたくなりますが、私は上述の通り髪の毛の長さに引っかかっているので、元OLだと思うのです。あのようにしてこの計画に巻き込んだ秋山富士子を彼女が望むように「藤乃朱」に仕立て上げ、彼女の願い・思い(=「本当に私が欲しかったもの」)を成就させることはできたか?自分は三木桜という役(彼女が元OLなら三木桜自体が偽の名前)、そして溝呂木先生の復讐の女神となった藤乃朱を演じ切れたか?ということがこのセリフに込められているのかなと。

でも結局すべては藪の中ということなのでしょうか?読めば読むほど謎が深まる作品ですね。間違いなく読者によって解釈が大分異なっていると思います。これはあくまでも私が理解した内容なので、これが当たっているかどうかは全くわかりません。自分の中ではそう納得したというところです。

そして、私が驚愕したのはエピローグの最後で、コヨミちゃんとの比較だったので、私は生き残った女のお腹に宿っている子供は普通にてっきり溝呂木先生の子供だと思い込んでいました。ところが友人が「辻の可能性もあるよね?」と言ってきたのですcoldsweats02!!確かに可能性は0とはいえなくない。何せ二人は男女関係を持ったのですから。それどころか2巻をよく読み直していくとどうやら溝呂木先生は不能だったっぽいのです。但し、これは最終回で溝呂木先生と三木桜がどういう夜を過ごしたかによって変わってくることなので、精神的なトラウマからのものであれば、復活している可能性もなくもないのでは?と思い、ここは個人的にはコヨミちゃんとの対比を色濃くするために普通に溝呂木先生の子供説であって欲しいのですが、辻の子供なら「ぎゃ~っsweat01!!」って感じです。

2012年6月 6日 (水)

『ジョゼフ・バルサモ』、面白すぎ~っp(≧∇≦)q!!

一昨日、デュマの『王妃の首飾り』を読了して、その前作にあたる『ジョゼフ・バルサモ』を個人翻訳している方のサイトを見つけたという話をしたかと思いますが、現在翻訳完了されている151章すべて読み終えましたhappy02!!しかも一気読み~happy02!!っていうか、あまりの面白さに途中でやめられなかったんです!!でもさすがにPCに張り付いての読書はつらかったです。目がしょぼしょぼ・・・coldsweats01

これがもう、やっぱり予想に違わずデュマらしいとっても面白い作品で、まだ途中なのですが、現時点でも『王妃の首飾り』より面白いですね。一体この作品は何章で完結なのかわからないのですが、もうこの翻訳者の東様に一刻も早く翻訳完了していただきたいものです!!

『ジョゼフ・バルサモ』の翻訳がUPされているサイトはこちらです。

http://longuemare.gozaru.jp/hon/dumas/dumas_con.html

やっぱり『ジョゼフ・バルサモ』を読んで、『王妃の首飾り』でわからなかった部分やつながりが解明でき、それもとっても面白かったんですよね。何よりもバルサモとロレンツァの話がいい~っhappy02!!『王妃の首飾り』で、バルサモがかつて住んでいたサン・クロード街のバルサモ邸を訪れるシーンがあり、その時にロレンツァへの激情を一瞬だけ露わにするのですが、上巻の1Pに書いてあったあらすじからではバルサモのロレンツァへの思いがどういうものだったのか、また二人の関係はどういうものだったのか詳細がつかみかねていたので、この翻訳サイトでその詳細を知り、「よ、よ、よ、よ、よ~っcrying」となっておりました。せつなすぎる・・・weepこういう話に弱い私です・・・

ニコルとボーシールもすでに『ジョゼフ・バルサモ』から登場していて、布石が打たれていました。

まだ疑問が残っているのがフィリップのマリー・アントワネットへの思慕の部分で、実は今のところは『王妃の首飾り』に見られるような熱情はない状態なのです。一体、どの時点でそういう風に切り替わるのか??

それにしてもアンドレ、かわいそうすぎる娘・・・weep『ジョゼフ・バルサモ』でもこんな目に遭い、『王妃の首飾り』でもあんな目に遭い、『シャルニー伯爵夫人』では一体どういう結末を迎えるのか、ものすごく興味津々です。もう、一刻も早くこの東様に翻訳していただきたいものです!!

この『ジョゼフ・バルサモ』も翻訳完了したら、出版していただきたいですよ~!!こういってはなんですけど、あんな『モンソローの奥方』のような拙い翻訳が出版されているのに、こんな素晴らしい翻訳が世に出ないのは間違っているって感じです。この東様というお方、とても読ませる翻訳をされる方です!!もうデュマ作品ならではって感じの面白さを十二分に表しておられると思います。とっても引き込まれました!!

友人に「案の定、『ジョゼフ・バルサモ』、とっても面白い!」ってメールを打ったら、「何かますますデュマ熱、ヒートアップしているね・・・」と返信が来ましたcoldsweats01。だって、こんなにはまる作品ばかり書いている小説家って他にいないんだもん!!何でもっとみんなデュマの翻訳してくれないの??って思いますよ~!!こんなに面白いのに~っ!!

という訳で、『ジョゼフ・バルサモ』の第152章を心待ちにしている私なのでした。

【追記】ふと思ったのが、『王妃の首飾り』に続く『アンジュ・ピトゥ』ってまさかあの子供のことではないでしょうね??だから最後に『シャルニー伯爵夫人』で締めくくるのか??

2012年6月 4日 (月)

マンションのモデルルーム見学

実は週末、友人に会った時に友人がマンションのモデルルームを見学する予約をしていたというので、一緒に見学に行ってきましたcoldsweats01。マンションなんて買う予定もお金もあるわけではない私なので、こんな機会でもないとモデルルーム見学なんてできないから、もう面白がって、友人に同行しましたcoldsweats01

友人はマンション購入をもっと先に考えていたのですが、今回降ってわいたようにものすごく立地の良い場所に分譲マンション計画が出て、それでちょっと行ってみようかなってことになったようです。

当然のことながら、説明する営業担当者はもう売る気満々で、買うのが前提のように攻めてきますcoldsweats02。友人はというと今すぐに欲しいわけでもないし、実は本命が他にあって、その話をしたら、途端に営業担当者がひゅるるるる~と引き下がっていって、友人と「あれ、一体何なんだろうね??」と不思議に思っていました。多分友人に買う気が見られないと見極めたってことなんでしょうけど、友人も「一体、営業マンってどういう状態でこのお客は買う!逃さない!って見極めしてくるのかなあ??」と語っていて、「う~ん、お互いの買う気、売る気満々なところが合致したのが見て取れた時なんでしょうねえ・・・」と笑っていましたcoldsweats01

一戸建ての住宅展示場のモデルルームは大抵がオプション設定で建てられているので、モデルルームのように建てられると思ったら大間違いとよく言われますが、やっぱりマンションも同様なようで、大理石の天板を使ったようなところは「これはオプションなんで」といちいち説明が入りました。そして、家に帰ってから気が付きましたが、やっぱりいくら分譲マンションでも一戸建てに比べたら、狭くできているんだなとキッチンなどを見て思いました。営業担当者が「このシンクは広いんです!」って言っていましたが、家に帰ってきて、「う~ん、うちのシンクの3分の2くらいしかなかったように思える・・・」と感じたので。そして壁とか天板とかそういう資材の色目についても一戸建てのようには自由に選択できないみたいで、3つのパターンのいずれかを選んでもらいます!ってな感じでした。

それにしても分譲マンションについて驚いたのが管理費についてでした。とりあえずの管理費は部屋の広さによって決められていたのですが、営業担当者の話によると管理費は年々上がっていくというのですcoldsweats02!マンションが古くなるから、その修繕費というような話でしたが、最初に一括で修繕費用基金というお金を徴収するくせに更に取る訳coldsweats02??と驚きを隠せませんでした。確かに一戸建ての家でも10年目の時に修繕が入るので、その修繕費用基金というのは10年目の補修にかかる費用としては妥当かなって感じではあったのですが、にしてもその後の管理費が跳ね上がっていく話はどうも解せないって感じでした・・・sweat02友人も「これなら一戸建ての方が管理費ない分いいかも?それに管理費と固定資産税のことを考えたら、もうずっと賃貸でもいいのかって気さえしてきた・・・」と語っており、私はずっと実家の一戸建て及び一人暮らし時の賃貸マンションにしか住んだことがないので、分譲マンションの管理費にはどうも納得がいかないというか、微妙・・・と思わずにおれませんでしたsweat02。まあ、管理会社の運営費用にもなるから、高いっていうのもあるんでしょうけど・・・ローンが完済しても賃貸家賃並みの管理費が発生し続けるのなら、賃貸の方が気が楽って思えますねえ・・・本当に・・・分譲マンションの管理費の高さに驚愕したモデルルーム見学でしたcoldsweats01。分譲マンションについて学習したっていうか。

マンションは立地とセキュリティがウリかと思いますが、それ以外のところについては案外一戸建てより面倒なのかも・・・と思えたりしました。とはいえ、一戸建ては郊外にしか建てられないので、車ありが前提になりますし、街から遠くなるし、何かと不便なので、年老いたら、街中のマンションって思うのは当然かと思うんですが、まさかこんな落とし穴というか意外な事実があって、マンションも一長一短なんだなと思いました。一戸建てよりお手軽なイメージを持っていたので、びっくりでした・・・coldsweats01

『王妃の首飾り』読了

週末から着手したデュマの『王妃の首飾り』。創元推理文庫なので、字が小さく、上下巻で1200ページ超えの長編でしたが、デュマ作品だけに読み始めると一気読み状態になり、すぐに読了と相成りましたcoldsweats01

この話はフランス王妃マリー・アントワネットに起こった「首飾り事件」を題材にしているのですが、そもそもこの話自体が『ダルタニャン物語』同様、『ある医者の回想』という4部作の1作品になっていて、この『王妃の首飾り』の前に『ジョゼフ・バルサモ』という作品があるそうなのです。日本では翻訳出版されていない作品なので、『王妃の首飾り』の上巻に『ジョゼフ・バルサモ』のあらすじが1ページ書かれていたのですが、どうもこの『ジョゼフ・バルサモ』という話がものすごく面白そうなのです。それを受けて、この『王妃の首飾り』になっているので、前作に出てきた登場人物をとりまく事情がわかりにくいところ(大体の推察はできるけれど、詳細まではわからないので)があり、『ジョゼフ・バルサモ』を読んでみたい~!!と思っていたら、な、何と恐るべきデュマ愛の人がいたというべきか、個人で『ジョゼフ・バルサモ』を翻訳していた人がいたんです~っhappy02!!ブラヴォーhappy02!!何て素晴らしいお方なんだhappy02!!

http://longuemare.gozaru.jp/hon/dumas/dumas_con.html

という訳で、この後はこの方の翻訳による『ジョゼフ・バルサモ』を読ませていただきたいと思っておりまするcoldsweats01。早く全部の章を翻訳完了してください!!って感じです。

で、『王妃の首飾り』自体の感想ですが、『ベルサイユのばら』やシュテファン・ツヴァイクの『マリー・アントワネット』を読んだことのある人にはマリー・アントワネットがジャンヌに対して何故あそこまで警戒心を持たずに、信用してしまい、宮廷にも出入りさせてしまうのかがちょっと解せないって感があります。そこが一番微妙ですかねsweat02。ジャンヌ自身は小ミレディーといったところでしょうか?敢えて「小」とつけるのは彼女が戦った相手はマリー・アントワネットを始め御しやすい相手だったからで、ミレディーの敵があのダルタニャンたちであったのとは訳が違うという点にあります。彼女をぎゃふんと言わしめたのはカリオストロ伯爵くらいで、それもダルタニャンがミレディーをやりこめたのとは格段の差があります。ただ、この作品はさすがデュマだけあって、とはいうものの登場人物はみんな各個性が際立っていて、やっぱり特に興味深かったのは前作『ジョゼフ・バルサモ』のタイトルロールであったカリオストロ伯爵とタヴェルネ兄妹ですかね。『ある医者の回想』の最後を締めくくるのは『シャルニー伯爵夫人』という作品で、『王妃の首飾り』に出てきたオリヴィエ・ド・シャルニーの奥方がタイトルロールと思われます。『王妃の首飾り』ではこのシャルニー伯爵は最後に結婚をするのですが、この相手がアンドレ(Andrée女性形の名前です)・ド・タヴェルネ嬢で、彼女はマリー・アントワネットのお気に入りの侍女だった人です。ところが、このシャルニー伯爵は冒頭でマリー・アントワネットとアンドレ・ド・タヴェルネ嬢の2人を助けるのですが、シャルニー伯爵はマリー・アントワネットに恋をしてしまいます。一方アンドレは密かにシャルニー伯爵を思っていました。マリー・アントワネットはというとシャルニー伯爵の熱情にまかされて、思いを受け止めるのですが、アンドレはシャルニー伯爵がマリー・アントワネットを愛していて、しかもマリーアントワネットも憎からず思っていることを知って、宮廷を辞して、修道院入りしてしまいます。そんなアンドレが何でシャルニー伯爵と結婚することになるのかというとシャルニー伯爵がマリー・アントワネットの私室で彼女の足元に跪いて、ドレスの裾にキスをしていたところを何とルイ16世に見られてしまい、なんで彼がそんなことをしていたかという言い訳としてシャルニー伯爵は結婚の嘆願をしてきたとごまかし、しかもその相手は修道院入りしているアンドレであると言ってしまったからです。マリー・アントワネットはアンドレがシャルニー伯爵のことを密かに思っていたことを知らないので、この結婚話を受けてくれないと思っていたのですが、アンドレはまさかの話に飛びつき、自分はシャルニー伯爵に愛されていたんだと思い、喜んで修道院から実家に戻ります。(修道の誓願を立てていたわけではないので、問題無し。)実家にはダヴェルネ兄妹の父と兄フィリップがおり、妹とシャルニー伯爵が家に来たことに驚きます。というのも兄フィリップも実はマリー・アントワネットを愛していて、シャルニー伯爵とは恋敵認定し合う仲で、お互い反目しあっており(決闘までしたほど)、そんなシャルニー伯爵が何で妹と結婚をすることになるのか解せないと詰め寄ったところ、「王妃の名誉を守るため」という結婚が決まる一連の話を聞かされ、驚愕します。それを父親とこともあろうにアンドレの二人が聞いてしまい、父親はショック死、アンドレはショックで失神してしまいます。しかし、フィリップは愛する王妃の名誉を守るためにはこの結婚を実行しないわけにはいかないとし、妹を犠牲にしても推し進めていくわけです。で、この兄妹は前作の『ジョゼフ・バルサモ』の中でかなり重要な役どころになっているようで、かなり絆が強い兄妹のようです。アンドレは兄が王妃を愛していることを知っていたので、兄の意を汲み、絶望による心身喪失状態にもかかわらず結婚式に臨みます。結婚式の後、マリー・アントワネットが結婚のお祝いとしてアンドレに「私の名誉を守ってくれてありがとう」という手紙を渡すのですが、アンドレはそれをマリー・アントワネットの目の前で暖炉の火に投じて、退出して、結婚式が終わった後もシャルニー伯爵とは別に伯爵の領地ではなく、自分の実家へ向けて馬車で去っていくという形で終わります。こんな状態のシャルニー伯爵夫妻が一体どうなるのか??ってとっても気になる『シャルニー伯爵夫人』なのでしたcoldsweats01。シャルニー伯爵夫人とは多分アンドレのことだと思うので。この作品も上述の方の翻訳を待つしかないんでしょうね・・・いいなあ、フランス語できるのって!!なので、首飾り事件そのものよりはこのタヴェルネ兄妹とシャルニー伯爵とマリー・アントワネット、そしてカリオストロ伯爵が面白かったって感じでしょうか?

週末友人に借りていた本を返却した際にも話が出たのですが、友人から本を借りても中々ヒットする作品に出会えない状態なのですが、それはどうも私はキャラ立っている登場人物が出てくる作品が好きな傾向が高いところに要因もあるような気がしたのでした。ありきたりな個性の薄い登場人物では満足しないんですねcoldsweats01。あれだけ読んでいた時にこきおろしていた『ジェーン・エア』も『高慢と偏見』を読んだら、『ジェーン・エア』の方がロチェスター氏がよかった分面白く感じられ、そう友人に話したら、「何annoy??『ジェーン・エア』読んでいた時にあんなに不満たらたらだったくせにannoy!!」と怒られましたcoldsweats01。デュマ作品がヒットするのはまさにそこで、話に私の琴線の触れる陰謀・恋愛・友情要素があることはいうまでもなく、主役級から端役の脇役に至るまで個性がきらりと光るところにはまるんですよね。(ちなみに『王妃の首飾り』と『黒いチューリップ』には友情要素がありません。『王妃の首飾り』はフィリップとオリヴィエの複雑な関係がちょっとそれ要素的ではありますが。)デュマ作品は人物の描き方がもう素晴らしいのですhappy02!!どの人も生き生きとしているhappy02!!だからはまるんですけど、何でこんなに面白いのに『モンテ・クリスト伯』と『三銃士』くらいしか翻訳されていないんですか??って思うんですよね~weep!!『モンソローの奥方』を翻訳された方がいくつかの作品を翻訳はしていますが、こういう大長編ではないんですよね。『ある医者の回想』は『ダルタニャン物語』を更に上回る長さみたいです・・・coldsweats02こんなに長編物ばっかり、しかもどれも面白い話ばっかり書けたデュマって本当に恐るべき作家ですよ!!こんな作家他にいないのでは??って気がします。そう思うと、『モンテ・クリスト伯』はデュマにしては珍しく単体の長編作品なんだなってこともわかりました。

本当に素晴らしいですよ、デュマhappy02!!もう読む本読む本ヒットしまくる状態はまさに藤原伊織状態なんですよね。なのに、他の作品が読めない(藤原伊織は亡くなってしまったので、執筆した作品は全部コンプリ状態ですが、もう新作が読めない。デュマの場合は読んでいない作品がたくさんあるのに翻訳されていないので読めないというのがネックです。)のがとっても悲しいですcrying

この個人翻訳している方のようなデュマ愛が深いフランス文学者の方はいないんでしょうか??鈴木力衛氏みたいなお方は??

という訳で読書は一瞬にして終わってしまったのでした・・・coldsweats01

それにしても読書について最近よく友人と語るのですが、作家読みできる作家って中々いないなってことです。良くも悪くも強烈な個性がないと作家読みってできないですよね・・・デュマは私のストライクゾーンど真ん中な貴重な作家ですなcoldsweats01。友人は半端ないほどの大変な読書家なので、色々私に薦めてきてくれるのですが、私と友人とでは好きな作家がかぶるものもあれば、全くかぶらないものもあるので、中々琴線に触れる状態にはなりません。でも友人はその度に「こういう作品もあるんだって触れることで、世界が広がるよ。」と言い、次も新しいものにチャレンジするように促してきますcoldsweats01。確かに色々読まないことには自分にヒットするかどうかわからないし、また色々な作品に触れることで、既読の作品の評価が変わることもあるので(『ジェーン・エア』や『カラマーゾフの兄弟』がそうcoldsweats01??)、好みの作品を読みつつも挑戦していく姿勢は持っていかないとダメなのかなとも思いました。でも基本私は作家読み傾向が高い人なので、難しくもあるのですが・・・まあ、とりあえず世界の名作物にはチャレンジを続けていこうかなと思っています。でも私はシュールな世界観の話は絶対に受け付けないことだけはよくわかりました。そこで、友人が絵画で例えてきたのですが、「ルノワールが好きな人にダリを理解しろって言っても無理だものね」と。確かに私はダリや抽象画のピカソは受け付けない人ですcoldsweats01

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