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2011年8月14日 (日)

ミュージカルMITSUKO~愛は国境を越えて~

先日NHKBSプレミアムのプレミアム・シアターで「ミュージカルMITSUKO~愛は国境を越えて~」を放映していました。これをいつも大変お世話になっているT様が録画してくださって、お蔭様で見ることが出来ました!T様、いつも本当にありがとうございます<(_ _)>。

ミュージカルMITSUKOについては前から気になっていて、去年の3月には梅田芸術劇場にコンサート形式のものを見に行ったくらいなのです。その時のチラシに2011年春にミュージカルとして上演とあったので、ミュージカルになったら観に行こうと思っていたのですが、まあ処々の事情で行けなくなりました。まあ、ものすごく行きたいとまではもう思わなくなっていた状態だったんですよね。なので、今回映像で観れて本当によかったです。

コンサートの時と同様、光子役は安蘭けいさんで、ハインリッヒはマテ・カマラスさんでした。実は私はコンサートはともかく、なぜミュージカル版にもマテさんがキャスティングされたのが疑問でした。というのもまさか彼が全部日本語で対応するとは思っていなかったからです。そしたら、DVDを観てびっくり!何とマテさん、全部日本語で話し、歌っていました!!立派過ぎです!!ここまでやってもらえるのなら、マテさんを出した方が当然リアルに出来上がるので、演出的にもよいです。さすがは小池先生??(笑)

ただ、私には安蘭さんとマテさん以外の出演者は全くといっていいほどわからない方たちばかりで、そのためなのか、安蘭さんの衣装が異様なほどに立派なものばかりでした。はい、ドレスがどれも素敵だったんですよね。まるで真央様の舞台のようでした(笑)。しかし、いただけなかったのは光子とハインリッヒの出会いの場面の光子で、カツラの前髪も大きく取り過ぎて不恰好だし、花簪みたいなのも付けていたんですが、それも変だったんですよね。また着物の半襟の柄が着物と合っていなくって、これまたものすごく変だったんです。晩年の光子の着物姿の着物は年齢にふさわしい落ち着いたいい感じのものでしたが、あの娘時代の着物姿は大いにいただけませんでしたね。

話は光子の次男のリヒャルトの回想で、光子の半生が語られるという形式で、安蘭さんは17歳~67歳までの光子を演じています。大昔読んだ大和和紀さんの『レディ・ミツコ』という漫画では老後の頑なな光子は描かれずに最終的には子供達の人生を理解するという形で終わっていたと思いますが、このミュージカルでは史実にのっとって老後の頑なだった光子の姿が描かれています。私が前に本屋でちょっと立ち読みした本では晩年の光子の世話をしていた娘のオルガは光子に辟易していたようなことが書いてあったので、このミュージカルも実際よりもある程度好意的に脚色されていたのではないかと思います。私もその本をちらっと立ち読みして、晩年の光子像を知って、結構愕然としたんですよね。そんな風に人が変わってしまったのか・・・って。まあ夫に早くに先立たれ、子供達はみんな自分の意に沿わず離れていって、寂しさが大きかったというのがあるのでしょうが。だから、そういう部分も含めたこのミュージカルはただのシンデレラストーリーにはなっていないという点でよかったのではないかと思いました。

番組の最後に安蘭さんと演出家の小池修一郎先生との対談があったのですが、小池先生が光子の写真を見た時に写真の1つ1つが違うスタイルの洋服を着ていて、この人は色々な時代を生きた人なんだということを実感したと語っておられて、確かにこのミュージカルの中でも光子の装いは年齢とともにその時代を反映したものに変わっていっていたので、ああ、こういうところにも小池先生の思いが反映されていたのねって思いました。確かに衣装はいわれなくともとっても注目しましたもの・・・

安蘭さんがこのミュージカルをやるにあたって、光子をめぐる旅に出たそうで(小池先生も別の機会に出掛けたそうですが。)、その時のロンスベルクの城の写真が映ったのです。もう廃墟状態になっていたんですが、それでも残っていたんですよ。ちょっとじ~んときました。

そういえばハインリッヒが日本に来た時に、アンサンブルの人達が日本は文明開化の時代だっていうことを表現する場面があるのですが、そこに鹿鳴館、帝国ホテル、浅草の十二階って出てきて、鹿鳴館と帝国ホテルはまあ誰でもわかるかと思いますが、浅草の十二階はよほどの人でないとわからないでしょうって思ってしまいました。かくいう私も実は昨日知ったばっかりなのです。何で知ったのかというと今読んでいる半藤一利さんの『漱石先生、お久しぶりです』の中に出てきたからなんです。凌雲閣という名称の、10階までが八角形の総煉瓦、残り2階が木造建築だったという当時の日本では最も高い高層建築物だったんだそうです。正岡子規の俳句や夏目先生の俳句や『野分』にも出てくるそうですが、今「十二階」なんていっても誰も知らないのはこの建物は関東大震災で大破してしまい、崩れる危険性があったので、残りは爆破して壊してしまったので、残っていないからだそうです。鹿鳴館は教科書にも出てきますけど、十二階は教科書にも出てきませんから、注釈ないとわかりませんよねって思いましたcoldsweats01。意外なところで夏目先生モードが役に立ったぞ!って思ってしまいましたcoldsweats01

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