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2011年6月15日 (水)

トートといえば・・・

昨日・一昨日は左側の歯が痛かったのに、今朝起きたら左は何ともなく、今度は右側が痛む。何なんだ、一体・・・何が原因なのか本当によくわからないし、今歯医者に行ってもうまく説明ができないので、しばらくは痛み止めを飲んで何とかしのごうと思い、一昨日からロキソニンを飲み続けている。薬を飲むととりあえずの痛みは治まる。う~ん・・・

さて、標題である。「トート」といえば、『エリザベート』である。というくらいに私の中では「トート」という言葉がエリザベート関連以外で触れることはなかった。

が、昨日思いがけないところで「トート」という言葉に出くわした。それは夏目漱石の修善寺の大患の際に漱石の側にいた東京朝日新聞社の坂元雷鳥が書いていた『修善寺日記』の8/25の日記の漱石との会話の中に出てきた。大喀血をして、一時人事不省に陥った漱石が何とか持ち直して、側に侍していた坂元に「あのまま駄目になると思ったらしいね。ドイツ語だものオレだって分かるよ。トートなんていってたよ。」と語るのである。漱石の『思い出す事など』にもこの医者がドイツ語でもうだめだろうという会話をしていたということが書いてはあったが、そこには「トート」という言葉は出てきていなかった。もちろんドイツ語で死を意味するのだから、医者の会話に出てきても全然おかしくないのだけれども(医者は患者に話している内容が伝わらないようにドイツ語で話していたのだが、漱石はドイツ語に通じていたので、わかってしまった。)、ドイツ語がわからない私の知っている数少ない単語がこんなところに出てきていたとは・・・と驚いた。いや、この話を『エリザベート』を観る前に読んでいたら、「トート」って何?ってことになっていたのだが、「トート」=「死」であることを知っていただけに、それをぼんやり聞いていた漱石にひたひた忍び寄っていた死を感じずにはおれなかった。というのも「歯車」で芥川はフランス語で死を意味するmortを連想したり、自分の周りで語られるのを繰り返し書いているのである。すぐそれを連想してしまった。自分に知られないように語られている死、でもそれを聞いてしまう自分・・・芥川はこの漱石の話が頭のどこかに残っていて、あの「歯車」の描写になったんだろうか?などと思ってしまった・・・

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