2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
フォト

« フロ・プレステージ サロン・ド・カフェ再び | トップページ | すし哲行って来ました »

2009年9月20日 (日)

9/19(土)「ジェーン・エア」ソワレ@日生劇場

090920_002132昨日の夕方は日生劇場で「ジェーン・エア」を観て来ました。当初は行く予定が全く無かったのですが(ストプレだったら、最初から行く予定にしていたと思いますが、ミュージカルというので、遠慮していたのです。)、急遽行くことになりました。というか、時間があったし、元々興味があったし、格安でチケット手に入ったしということで行ってきたわけです。

すでに行った方からこのミュージカルはミュージカルというよりストプレに近い感じと聞いていましたが、確かにそんな感じでした。ダンスシーンとかもないですし。舞台も荒野を表したシンプルな作りで、それぞれの場面展開は黒子さんたちが小道具を設置して行っていくというものでしたし。演劇的な要素が高いものでした。

そしてやっぱり松たか子嬢はすごかったです。(今回は語り部のような役も兼ねていたので、舞台に出ずっぱりでしたし。)いつもの弾丸のようなセリフの代わりに今回はあの調子で歌っていました。ものすごい気迫です。おかげで、終演後も歌が頭に残りました。(駄作だと歌も頭に残らないんですが、彼女の歌の気迫で、頭に刻み付けられたという感じです。)特にロチェスターへの愛に気がついて、でも自分は彼にふさわしくないと自分に言い聞かせ、嘆き悲しむ場面は鬼気迫るものがありました。彼女だからこそこの舞台が成り立つって感じがしました。(そういう意味で大地真央様に通じるものがあるかもしれません。役者としてのタイプは全く違いますけど、独壇場で舞台を引っ張っていくという意味で(笑))

1幕目はジェーンの生い立ち中心なのですが、両親を失った後引き取られた伯母の家で伯母と折り合いが悪く、伯母を怒らせ、寄宿学校に入れられるのですが、その学校が学校に思えず、どうみても孤児院のようなのです。だからジェーンがガヴァネス(女家庭教師)になると言った時に正規の教育をちゃんと受けてなさそうなジェーンがなぜ?と思えてしまったほどです。で、パンフレットを見たら、どうも孤児院ではなく学校であったことがわかったというくらいに。しかし、あの学校でラテン語やフランス語を教えているとはどうしても思えなかったのは私だけではなかったのではないでしょうか?

原作を読んでいない私ですが、今回は「レディ・ヴィクトリアン」のおかげで、理解できたことが結構ありました(笑)。

例えば若い女性に許された職業であるガヴァネスも2幕目に入って、イングラム家の人たちがガヴァネスを見下げた発言をするように当時ガヴァネスがそういう見方と扱いを受けることが多く、あれはジェーンに向けた嫌味だけではないということや使用人たちとは別の扱いを受けるので、自分の部屋ももらえるけど、孤独な存在だとか。そういう意味でジェーンを温かく受け入れてくれたロチェスター家で仕事を出来たことは舞台上でジェーンがとても幸せだと思っているといっていたように本当に幸運だったと。

そして2幕目のロチェスターがジプシー女に化けてジェーンの気持ちを知ろうとする場面もまさにミハエル殿下がエセルに全く同じことをしていて、その様子を垣間見たベルが「ジェーン・エアだ!」って思うのですが、今回の舞台で私も「おおっ、これが例の出典か!」と思ってしまいました(笑)。

最後に全てを失い、体も不自由になったロチェスターが今度は伯母からの財産を受け継ぎ、経済的に問題のない状態になっていたジェーンに対して自分はジェーンにふさわしくないと語りますが、ジェーンがかつて逆の立場だった時にジェーン自身が自分自身に言い聞かせていたことと全く同じであったことにこの二人が実はとてもよく似た二人であり、真の愛情で結ばれるべき二人であることを感じました。

橋本さとしさん、ジェーンより20歳年上のロチェスター役には若すぎですが、苦しんでいる姿は伝わってきましたね。

そうそう、1幕目で両親を失ったジェーンが引き取られた家の従兄のジョンと伯母のリード夫人は「キャンディ・キャンディ」のニールとその母か?って思ってしまいました(笑)。

2幕に出てきてジェーンに求婚するシンジュはパンフレットによると原作とは異なる人物になっているようですが、今回の舞台ではお前何様だよ、自分こそ自分自身を神と勘違いしているとんでもないヤツと思ってしまいました(笑)。愛がなければ結婚は出来ないというジェーンと愛がなくても結婚は出来るというシンジュが対照的な場面で、結構印象的でした。(ジェーンがロチェスターによって真の愛に目覚め、その愛をかき消せない状態になっていたという意味でも。)

この舞台は最後はハッピーエンドです。ラブ・ロマンスが好きな人にはうってつけな舞台だと思います。私の両側の席の人たちは号泣していましたし、客席からはすすり泣きが結構聞こえてきていました。忍耐を続けてきたジェーンが真の愛を知って、自立していく姿にうるっときますね。はい、結構泣かせる舞台でした。

今回の演出はジョン・ケアードさんということでなのか、またしても舞台上に客席が設けられていました。しかし、座席は高いところに作られていたので、「ベガーズ・オペラ」のように役者さんたちが至近で見えるというのとはちょっと違う感じを受けました。何となく後姿しか見えなかったのではないかとも思えました。あれで同じS席ならちょっと嫌かも(笑)。舞台上の席には私は共感できない人なので、今回もいかがなものかと思いましたね。

« フロ・プレステージ サロン・ド・カフェ再び | トップページ | すし哲行って来ました »

観劇・舞台関連」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« フロ・プレステージ サロン・ド・カフェ再び | トップページ | すし哲行って来ました »

お気に入り

  • Twitter
    twitter仲間大募集中!携帯からでもつぶやけるからさあ~、アカウント作って!。ちなみにブログより小ネタをリアルタイムでつぶやいています。(最近あまりブログを更新していないので、Twitterの方がリアルタイム情報です)
  • 東様によるデュマ作品翻訳HP
    日本で未翻訳の『或医者の回想』の第一部にあたる『ジョゼフ・バルサモ』が掲載されています。現在は第三部にあたる『アンジュ・ピトゥ』を毎週土曜日に翻訳連載ブログにて連載中!毎週の楽しみです!!私内的師匠です(笑)!
  • NODAMAP
    賄いエッセイにはいつも笑わせてもらっています。
  • Ryuichi Sakamoto Playing The Piano 2013
    教授の活動が見れます。
  • はなのきろく
    RAMAママさんの新しいブログ RAMAママさん宅の素敵なお庭の花の数々
  • DouzoMesiagare!!
    2児の母RAMAママさんによるお弁当ブログ新装版
  • リラフリ
    東京でリラクゼーションを無料体験!
  • Happiest Magic
    ディズニー大好き一家のHPです。膨大な量のキャラクターサインが自慢です。
無料ブログはココログ