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2008年5月26日 (月)

5/25(日)「ルドルフ-The Last Kiss」マチネ@帝国劇場

やっぱり悪い予感は的中という結果になってしまいました(苦笑)。

前宣伝として「うたかたの恋」とは違うような書き方をしていたので、どんな切り口で来るのか少し期待していたんですが、「うたかたの恋」とどこが違うんですか?って感じで、もう完璧なメロドラマです。しかもどうしても「エリザベート」の二番煎じ的な印象が拭い去れないところで、更にひどいですよね。この作品で何がいいたかったのかって思ってしまいました。

セットと衣装が豪華と聞いていましたが、どちらも私は全く琴線が触れませんでした。セットはやっぱりいつもの安っぽい路線で、これのどこが豪華なんだろうって思いました。確かにいつもとは異なるようなセットの使い方がなされていたのはわかりますが、安っぽさは変わりません。どう転んでも品がないんです。仮にも皇帝一家の話をしているのにこの安っぽさって、そこからしておかしいというか。これでみんな夢を見れるのかって思ってしまうんですよね。いや~っ、昨日の「白鳥の湖」の宮廷シーンのセットのようなのだったら、おとぎ話的な夢も見れますが、これじゃあねえ・・・衣装も豪華に見せようとしてか、フランツ・ヨーゼフ(「ひばり」で異端審問官やった人でした。)やターフェの衣装の生地がラメ入りなんです。これがまたかえって品がなくて、貧乏臭くて。ルドルフの衣装もちゃんとした軍服じゃないんです。変にアレンジしていて、それがまた似合わなくて、やぼったいんです。ちゃんとした軍服のほうがよほどかっこよかっただろうに、わざわざあんなへんてこな衣装にしたのは何でなんだろうって思えますね。井上くんはフロックコート姿だけが唯一ましだったような気がします。

ダンスシーンが結構出てきたんですが、ワルツを踊るアンサンブルの人たちもとても貴族とは思えない感じでしたし、また井上くんと玲奈ちゃんの踊りもどうも美しくなくって、この人たち、ちゃんとワルツの練習したのかな?って思えたほどです。皇太子ともあろう人が無様なワルツなんてありえませんよ。ルドルフとマリーのダンスシーンはマイヤーリンクにつながる見せ場のはずなのに、もう完全に興ざめでした・・・

マイヤーリンクでの自殺に至るまでの過程が描かれるのかなって思っていたんですが、ここはとってもあっさりしていて、これまた期待はずれ。マイヤーリンク事件自体が謎に包まれているわけだから、いくらでも色々な解釈で描けそうなんですけどね。それが既存のものから抜け出せていない状態で、わざわざルドルフという人物を取り上げた意味ってあるのかなって思えてなりませんでした。

ルドルフ自身がまた中途半端なんです。もっと新しいルドルフ像が描かれるのかな?と思っていましたが、これまた「エリザベート」のルドルフの延長線上って感じで。

「エリザベート」の二番煎じだって書きましたが、一瞬だけエリザベートの姿が出てくるところがあるんですが、そこはまさに「~皇后様はひとときも、休まず歩き続けられる~♪」の場面のエリザベートそのまんまなんです。あと娼館でルドルフがピストルを自分の頭に向ける場面も、今にも後からトート閣下が走り寄ってきそうだって思えたり、そういうことを思ってしまうあたりがもうすでにこの作品のいけてなさを物語っている気がします。

そして、浦井くん。道化師の白塗り化粧をしていて、顔が浦井くんとはわからない状態で出演でしたが、この存在がまたよくわからないんですよ。狂言回しなのかと思うのですが、その割には中途半端で、この役柄に意味があるのかっていいたくなるくらいの存在なのです。なんていうのかトートみたいな妖しい存在を無理矢理作りたかったみたいな印象しか受けませんでしたね。

知念さんのステファニーはまあよかったかなくらいですね。1曲しか歌いませんが(苦笑)。実際ってマリーが黒髪で、ステファニーが金髪だったと思います。この舞台ではステファニーが黒髪で、マリーは茶髪でした。黒を悪役(?)としたいってことなのかもしれませんが、こういうあたりも私は嫌なんですよね。

ステファニーと離婚したくて、ローマ法王に手紙を書いたのは史実だと思いますが、マリーを愛していて、結婚するためっていうのはメロドラマ過ぎる・・・エドワード8世の事例もあるから全くないとはいいきれないけど(笑)、でも普通に考えて、皇帝教育を受けてきた人の発想ではないって思わずにはいられませんでした。(ルドルフの死後後継者となったフェルディナンドはルドルフが生きていれば皇太子になんてなれる人ではなく、それだからこそ一介の貴族の女性と結婚しようと思っただけでは?最初から皇太子になる立場だったら、そうはならなかったでしょう。)マリーはルドルフに夢中だったでしょうけど、果たしてルドルフはどうだったのか?ミッツィが一緒に死ぬことを断っていなかったら、マリーとは死んでいなかった気がします。もう夢が持てない年だからそう思えてしまうんですかねえ?(苦笑)

とまあ歌がどうのとか以前の問題で設定そのものに不満でした。もう身体は疲れているし、眠いし、あくびは出てくるしで、とにかく早く終わってくれ~と思いながら見てました。(すみません。)もうここ最近東宝作品を見ていわなかったためしがないですが、今回も言います。12500円は高すぎです!「白鳥の湖」をこのくらいの座席で見たかったって思えるくらいに前方の席で観ていたんですが(オペラグラス使わずとも見えるくらいに)、それでもこんなふうに思ってしまうわけです。本当に毎度いっていますが、東宝は他の作品を見て、もっと勉強するべきです。12500円も出させて恥ずかしくないのかって思ってしまいます。劇場の地価の問題はあったとしてもね。チケット代金に見合っていません。

そうそうびっくりしたのがパンフレット。舞台写真は別冊として売られていたのです。通常のパンフレットは1500円、舞台写真の別冊は600円でした。なんか今後東宝はこのやり方を進めてくるのではないかと思いましたね。確かにリピーターには温かい配慮かもしれませんが、そうでない人にはうれしくないです。私はどんなに駄作でも舞台と映画のパンフレットは基本買う人なんですが、「白鳥の湖」はあれだけ感動したのに買ってきませんでした。だって、3000円もしたんです。さすがにパンフレットは2000円以下でないと・・・でもせっかくだから買おうかなと思って、とりあえず見本を見せてもらったんです。そしたら舞台写真もさほど載っていないのに3000円だったので、やめて来た次第です。でも今日のパンフレットを1500円+600円で買うのなら、「白鳥の湖」のパンフを3000円で買ったほうがましだったと思ってしまいました。

もう誰が出演しても、誰が演出家でも当分東宝作品は遠慮しようって思いました。チケット代に対して満足がまったく得られませんから。毎回後悔するのに買ってしまってバカを見ていますが、もう今回でこりごりだって思ってしまいました。いつも変わり映えしないキャストにも魅力を感じませんし・・・

本当にこれだけのための遠征になっていたら、もう憤死していたことでしょう(笑)。

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