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2007年10月16日 (火)

後宮

「ホタルノヒカリ」10巻の中にコミックのチラシが入っていて、それを見ていたら、前からちょっと気になっていた表紙のマンガが載っていて、説明書きを読んだら、なんと実在の人の話ということだったので、これは読んでみましょうという流れになったのが海野つなみさんという人が描いた「後宮」というお話です。作者のことはまったく知りません(←最近こんなのばっかり?(笑))。最近のマンガ家さんなんでしょうね。面白いペンネームだなと思いました。

この話は鎌倉時代の古典の「とはずがたり」という日記を原作にしているそうで、「とはずがたり」の作者が主人公の二条とのことでした。まあ一言で言えばこの話は宮中恋愛遍歴話ってところです。後ろ盾がいない女人が苦労することは源氏物語というか「あさきゆめみし」で勉強(?)済ですが、この話の主人公二条もいろいろな男性から寵愛を受けるが自身の後ろ盾がまるでないので(両親、親族がみな死んでしまっているため)、結局男たちに翻弄され、女たちからはやっかまれ、流されるままの不安定な状態が続いており、とても幸せな人生とはいいがたい。齢20にしてこのズタボロ感は何なんだ?という哀れさを感じます。今後更に波乱が待ち構えているようですが・・・・でも二条自身、そのときそのときに心が揺れ動いていて、一体誰が一番好きなわけ?といいたくなるような状況なので、自らが招いている不幸ともいえるでしょう。まあ当時の状況からしたら、拒絶はできないんでしょうが。

源氏物語のように勝手な男たちばかり出てきますが、中でも一番光っているのは超屈折・自虐男の後深草院でしょう(笑)。実兼や亀山院のような明るい男たちはその場が楽しければいい人たちなので、全然つまらないのですわ(笑)!後深草院のその屈折した底なし沼のような愛情を結局二条には理解してもらえず、報われぬままなんでしょうかね・・・

どうやらこのマンガ自体は恋愛遍歴だけで終わっているものと思われます。次の5巻で終わりと4巻の巻末に書いてあったので。実際の原作では恋愛遍歴の後、宮中を追い出され、その後出家して諸国を歩き回るようです。二条はなかなかたくましい人物だったようですな。

宮中物の決定版といえば我々世代には「あさきゆめみし」ですが、今時の若い子は逆に「あさきゆめみし」が読めないようですね。というのも姪が「ああいう絵は読めない」といっていたのです!姉と一緒に「信じられん!」と語りましたが、まさに世代のギャップなんでしょうね(笑)。私には軽めの絵柄の方が読みにくいよ(苦笑)。

それにしても何でこんなマイナーな古典がマンガの原作に取り上げられたんだろう?波乱万丈な恋愛ものだからなんですかねえ??私の好きな諏訪緑さんが以前描いた「うつほ草紙」もやはり「宇津保物語」というマイナー古典が原作でしたが、こっちは恋愛ではなく、天才琴奏者俊華牙の転落の人生と、彼が受けた五弦琵琶の呪いを彼の孫が彼の死後その琵琶を完璧に奏でることで解き、ようやく一族が幸せになれるというようなお話で、私は同じ波乱万丈でもこういう話の方が好きですね。(そして私は主人公の俊華牙よりもナジャ船長が一番好きだった!(笑))

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コメント

どうもー姪です(笑)
あれー?あさきゆめみしの絵は読めるよ?
夏休み中にあれ読んだもんw
宇治十帖編は読んでないけど!

読んだかもしれないけど、絵が受け付けなくて、読みにくいって自分のブログに書いてたでしょう~!忘れるな~!

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