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2006年12月25日 (月)

12/23(土)十二月大歌舞伎夜の部@歌舞伎座

この週末の遠征目的は観劇でした。昼に帝劇で「マリー・アントワネット」を観て、夜は歌舞伎座で歌舞伎を観ました。マチソワは嫌だったんですけど、歌舞伎の演目を見たら、夜の部のほうが楽しそうだったので、夜の部にしてしまいました。

「マリー・アントワネット」を観終えた後にホテルにチェックインしたのですが、ちょっと小腹がすいたので、お茶してから歌舞伎座に行くことにしたら、8月の失敗再び状態になってしまいました。というのも、銀座が歩行者天国になっている時間帯なので、ものすごく交通渋滞していて、更に道路も迂回しなきゃならないし、タクシーで行ったんですが、とんでもなく時間がかかってしまったのです。ホテルを出たのは16:10頃だったんですが、歌舞伎座に到着したのは16:25!もう開演に間に合わないかと思ったほどでした。8月はこの交通渋滞でお弁当の手配ができなかったので、今回は事前にインターネット予約をしていたのですが、開演何分前だったかまでに来ないとキャンセルされると書いてあったので、キャンセルされたらどうしようと心配してしまいました。(が、無事精算できました。)いやはや綱渡り状態でした。こんなことなら歩いて行ったほうがよかったかもと思ってしまったほどに。(帰りは歩いてホテルまで帰ったので(笑))

夜の部の演目の最初は「神霊矢口渡」。家臣の謀で落命した新田義興の弟の義峯が恋人とともに兄の落命場所である矢口の渡しに弔いに来た後、新田家の本領地に行こうとするが、日が暮れると渡し舟が出ないので、渡し守の頓兵衛の家に一夜の宿を頼みに行く。家には一人娘のお舟がいて、この家は宿屋ではないのでと一旦断るが、義峯に一目ぼれして、部屋を貸してしまう。このお舟役が尾上菊之助さんで、とても愛らしい恋する乙女を演じていました。お舟は義峯一人かと思って、宿泊を許可したのですが、連れの女がいたことにびっくりして、連れは一体誰なのか、嫉妬心をかきたてます。そのあたりもかわいらしかったです。何しろ恋する乙女の力はすごくって(笑)、素性も知らぬ一目ぼれの相手を救うために、新田の落人だと知ってしまった下男をいいくるめて、義峯たちを逃がして、自分はその身代わりとなって、強欲な父親の頓兵衛に義峯と思われて、刺されてしまうのです。しかもその身代わりとなったのは義峯が来世は夫婦になろうといってくれたから。こんな乙女心を利用して逃げたのかと義峯って人もいかがなものかと思ってしまいました(笑)。父親の頓兵衛は義峯の後を追い、お舟は義峯を更に救おうと落人がつかまったときの合図の太鼓を鳴らして、包囲網をとこうとする。そこに下男がやってきて、それを邪魔しようとするが、お舟はその下男を刺し、太鼓を打ち鳴らす。なんて一途な恋心!!父親に逃がしたことを怒られる場面でお舟がえび反りになるんですけど、菊之助さん、なんて体が柔らかいの!って思ってしまいました。そして、なんか表情がとっても寺島しのぶさんに似ていて、やっぱり姉弟だなーと思ってしまいました。

ちなみにこの話は開演前の時間がなかったので、筋書読まずに観ていたんです。最後に頓兵衛に矢がささるのですが、一体この矢はどこから飛んできたんだろう?と思っていたんですね。休憩時に筋書買って読んだら、なんと義興の霊が放った矢と書かれていて、これだから筋書きないと困るわ!(苦笑)と思ってしまいました。

最後の場面では川に面した座敷と太鼓が釣られている回廊が出てくるのですが、その下が川の絵になっていたんですけど、この川の水の様子が遠くからみると本当に水辺のように見えて、またまた歌舞伎座の背景画の素晴らしさに感動!!頓兵衛が舟に乗ってでてくるときに舟を引っ張ってきた人たちは黒子ではなく、川の色に合わせて青子さんになっていたのも愉快でした。心憎い(笑)

次は「出刃打ちお玉」という菊五郎さん主演の世話物。出刃打ちという曲芸をしていたお玉は男関係で身を落として娼婦になっています。そのお玉のところにあだ討ちをしに行くという気弱な男・正蔵がやってきます。うぶな正蔵が気に入ったお玉はどうみても力の差が歴然としていて、勝ち目のないあだ討ちの場にこっそり追いかけていって、得意の出刃打ちであだ討ち相手の目を刺して、それで正蔵の本懐を遂げさせます。そして28年の歳月が過ぎて、出会い茶屋で下女として働く老婆となったお玉は好色男に変わり果てた正蔵と再会します。正蔵のあだ討ち話は英雄話として語られていて、お玉に言及されるとお玉のことなど知らないといって、お玉を殴って慌てて立ち去ります。怒ったお玉は追いかけていき、年はとってもそこは昔とった杵柄。得意の出刃打ちで正蔵の目を刺します。家臣がお玉を捕まえようとしますが、正蔵はそれを制止し、「自分の身から出た錆だから」といって立ち去ります。やったのはお玉とわかっていたはずなのに何も言わずに去っていった正蔵を見て、やっぱり正蔵は自分のことがわかったんだ・・・・・とお玉が気づいて、終わりです。ものすごい復讐劇になるのかなと思っていましたが、そんなことはなく、しんみりとした情感を漂わせて終わりました。菊五郎さんのばばあ役が笑えました。

最後が「紅葉狩」。実はこれが観たくて夜の部にしたのでした。波津彬子さんのマンガで紅葉狩で美女に会ったらそれは鬼女ってくだりがあったんですけど、それがこの歌舞伎からきていると知っていたので、どんな話か観てみたかったんです。平維茂が尾上松緑さん、更科姫実は鬼女は市川海老蔵さんでした。海老蔵さん、体大きいし、お姫様姿でもやっぱりなんというのか男っぽかったんです。やっぱり菊之助さんのような感じにはなりませんね(笑)。酒に酔って眠りこけてしまう維茂主従が眠りから目を覚まさないことを確認したとたん姫様は荒々しくなって(笑)、鬼女と姿を変えて現れるのですが、そっちの姿のほうが姫様姿よりはまっていました(笑)。なぜ12月に紅葉なのかって感じですけど、またこの舞台がとても華やかで美しかったです。最後は紅葉が上からはらはらと落ちてきて、それはそれはきれいでした。

Photo_72

お食事は一幕目終了後の休憩時間に速攻で食べました。7月同様、花かご弁当です。デザートに柿がついていましたが、私は柿が好きではないので、残してしまいました。

歌舞伎座は幕間にお弁当というのもまた楽しいんですよね(笑)早食いしなきゃならないけど。

というわけで、もし「マリー・アントワネット」だけのための遠征だったら、金返せ~!!と激怒モードだったと思いますが、歌舞伎座で心洗われて、ああ楽しかったとホテルに戻ることが出来ました。今回の歌舞伎も特にお目当てな役者さんがいたわけではないのですが、それでもとても面白いんですよね。まず、はずさないんです。舞台芸術に感動するし。今年は観た舞台のほとんどがヒットしなかったので、いつも安定的に満足を与えてくれる歌舞伎はやっぱり違うと観るたびに感じてしまう今日この頃です。伝統芸能は素晴らしい!

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